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2009-03-17 00:00:00
トヨタが2009年のモータースポーツ活動計画を発表
フォーミュラ・ニッポンは5チーム、8台に新型エンジンを供給
3月16日、東京都内の大型カーショールーム「MEGA WEB」でトヨタ自動車(株)の「2009年 モータースポーツ活動および支援計画」の発表会が行われた。これによるとトヨタは2009年シーズンの全日本選手権フォーミュラ・ニッポンにV8、3.4リッターのエンジン「RV8K」を5チーム、8台に供給すると発表した。 発表会の会場には、昨年トヨタエンジンでドライバーズタイトル連覇を達成した松田次生の今季型マシンと今季供給する新型エンジンが展示され、早くも開幕への高揚感を沸き立たせていた。 200名あまりの記者、関係者が集まる中、フォーミュラ・ニッポンのトヨタエンジン・ユーザーを代表して松田次生(No.1 LAWSON TEAM IMPUL)と、昨年マカオF3を制して期待が高まるルーキー国本京佑(No.7 Team LeMans)の2選手が登壇。松田は「トヨタエンジンを搭載して2年連続のタイトルを獲ることができました。今シーズンは3連覇という大記録が懸かっていますが、不撓不屈(ふとうふくつ)の気持ちで挑みたいです。強いドライバーもたくさんいますが、彼らに負けないようにLAWSON TEAM IMPULの星野一義監督の下でがんばっていきたいと思います」と、今季はより大きな目標を目指すことを宣言した。この時、やはりトヨタエンジンでフォーミュラ・ニッポンに参戦するアンドレ・ロッテラー(No.36 PETRONAS TEAM TOM'S)が別カテゴリーの紹介で壇上おり、松田に一言。「彼の3連覇は、彼以外ここにいる誰も期待していないんじゃない(笑)。確かに、昨年の彼はミスもなく、速く、素晴らしい結果を残した。でも、今年はマシンも新しくなり、テストでは彼と遜色ないタイムを出せている。今年は僕が彼からタイトルを奪いたい」と力強く挑戦宣言をした。 ルーキーの国本は「今年は(フォーミュラ・ニッポン参戦)1年目ですが、それを言い訳にしたくありません。先輩たちを追い越せるようがんばります」とシンプルな言葉の中にも、強い決意と自信が感じられるコメントを、場内の記者たちに伝えていた。 |
トヨタ自動車
2009年のモータースポーツ活動および支援計画
※リリースより抜粋
3.全日本選手権 フォーミュラ・ニッポン
・国内フォーミュラレースのトップカテゴリー。V8 3.4Lエンジン(RV8K)を
5チーム8台に供給。
・タイヤは全車ブリヂストン製を使用する。
チーム名 | カーNo. | ドライバー | 備考 |
ローソン チーム インパル (LAWSON TEAM IMPUL) | 1 | 松田 次生 (Tsugio Matsuda 日本) | |
2 | ブノワ・トレルイエ (Benoit Treluyer フランス)) | ||
チーム インパル (TEAM IMPUL) | 20 | 平手 晃平 (Kohei Hirate 日本) | TDPドライバー |
チーム ルマン (Team LeMans) | 7 | 国本 京佑 (Keisuke Kunimoto 日本) | TDPドライバー |
8 | 石浦 宏明 (Hiroaki Ishiura 日本) | TDPドライバー | |
ペトロナス チーム トムス (PETRONAS TEAM TOM'S) | 36 | アンドレ・ロッテラー (Andre Lotterer ドイツ) | |
37 | 大嶋 和也 (Kazuya Oshima 日本) | TDPドライバー | |
セルモ/インギング (CERUMO/INGING) | 48 | 立川 祐路 (Yuji Tachikawa 日本) |