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2016-11-07 16:56:18

Race day Topics:ヨコハマタイヤ決勝レース総評

第7戦 鈴鹿サーキット

日曜に2レースを実施した最終戦の戦い。レース1では、好スタートを決めたNo. 2 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が今季2勝目を挙げて、タイトルを引き寄せる快走。そしてセーフティカーが2度入ったレース2は、No.41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が荒れたレースを冷静に制する形でシーズンを終えることとなった。鈴鹿での戦い、そして来季に向けての動向を訊いた。



渡辺 晋氏
「予想よりもすんなりと済んだ1年目でした」
金曜日は雨のコンディションの中で専有走行が行われたのですが、そのときに、もてぎから投入したソフトコンパウンドのウェットタイヤをみな装着して走ってくれました。1分52秒くらいだったので、技術的にはいい感触を得ることができました。一方、最終戦としては、今回2レース制で、それぞれの距離も短かったので、摩耗もほとんど見られませんでした。それは予想通りでした。

タイヤの内圧ですが、もう少し低い空気圧で走れるんじゃないか、というように、チームが先読みして準備してくると思っていました。ところがタイヤのたわみを嫌っている部分があったようで、比較的みな高目の空気圧で設定していましたね。低い空気圧で走るチームも出てくるのでは、と思っていたのですが、なかったですね。安心方向で使ってくれていました。

1年目のシーズンを終えることになりましたが、予想よりもすんなりと済んだように思います。実のところ、“これはヤバい、構造を見直さなければ、次のレースに影響する”といううようなことが出ないかと、最初はものすごく心配していたんです。それがなくて良かったです(苦笑)。ある意味、構造的に硬すぎるという声もありましたので、そのあたりは来年に向けて直していこうとしています。

来季のタイヤですが、11月24日に鈴鹿で行われるテストでは新スペックのタイヤも用意する方向です。乗りやすさというか、しなやかにたわむような方向で味付けをしています。まずこのテストで確認してもらい、その流れで来季の準備を進めていくことになります。新しいスペックタイヤでは、予選でのタイムアップが期待できると思います。