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2010-11-07 00:00:00

最終戦 鈴鹿 NAKAJIMA RACING 決勝レポート

11月7日(日) 天気:曇り

◇第1レース、小暮はうまくスタートを決め、ポールポジションのロイック選手を追い詰めることが出来た。ロイック選手のマシンからのオイル漏れにより視界を遮られ、パスするまでには至らなかった。一方の山本は、スタートでポジションを落とし、最後まで大嶋選手と接戦を繰り広げた。2台のマシンとも戦闘力は確認でき、第2レースに期待することが出来る状態だった。
第2レース、小暮はスタートをうまく決め、ポールポジションのJP選手を1周終了でパスし作戦通りリードタイムをつくる走りに集中。ハーフタンクスタートで給油4輪交換という作戦を選択していた。しかし、ルーティンのピットイン時エンジンストール、10秒以上タイムをロスしてしまった。このためアンドレ選手にも先行を許し、3位でチェッカー。残念ながらシリーズチャンピオンの獲得もならず。一方の山本はスタートをうまく決め、小暮に続く3番手で1コーナーへ。しかしすぐにアンドレ選手に隙をつかれ、1周回終了した時には4番手でレースを展開することになった。小暮と同じ作戦だったためにルーティンのピットストップが終わった時点でポジションを1つ落とし5位で復帰。前を走るロイック選手と執拗に勝負をするものの、そのまま5位でチェッカーとなった。
尚、山本は今シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した。

◇観客動員数:
11月6日(土)予選 12,000人
11月7日(日)決勝 16,000人

◇コメント
チームディレクター:藤井 一三
「第 1レースはうまくスタートし上々の結果だったと思います。欲を言えば、もう1つ上が良かったのですが、第2レースに繋ぐことができました。第2レース、作戦通り運んでいたのですが、エンジンストールで計算が狂ってしまいました。残念ながらチャンピオンは獲得できませんでしたが、2名のドライバーとも見応えのある走りを展開してくれたレースだったと思います。1年間応援ありがとうございました」

#31ドライバー 山本 尚貴
「第1レースはスタートで失敗してしまい、その影響が最後まで響いてしまいました。第2レースはスタートが決まったものの行き場がなくポジションを落としてしまい、結果的にそれが影響してしまいました。タイヤ交換後、ロイック選手とのバトルでは、何度もチャンスはあったのですがパスすることができず、非常に悔しい結果になってしまいました。
ルーキー・オブ・ザイヤーを獲得できたことはチームのみなさんと応援してくださったみなさんのおかげで獲ることができました。また来年、チャンスがもらえた時には今年学んだことを100%活かして頑張りたいと思いますので、また応援よろしくお願いします。1年間ありがとうございました」

#32ドライバー 小暮 卓史
「第1レースはスタートがすごくよくて、アウトラップで2番手まで上がったのは作戦通りでしたが、その後レースに動きがなく後半は前のマシンのオイルで視界不良になり神経を使いました。当初の目標であった19号車と36号車の前でゴール出来たことはよかったです。第2レースはスタートはあまりよくなかったもののなんとか2番手をキープし、作戦の違いから早く仕掛けてパッシングしました。レースは作戦通りに進んでいましたが、ピットストップでエンジンを止めてしまったことがこのレースの結果を決めてしまったと思います。これは完全に自分のミスでした。ピットアウト後はアンドレ選手が前に入ってしまい、それを抜くことができず結局3位に終わってしまいました。チャンピオンを逃がしてしまっただけでなく、優勝できるレースを逃がしてしまい非常に悔しい思いをしました。応援していただいているファンの方にも申し訳なかったですし、自分としても納得いかなかったので、来年も頑張ります。1年間ありがとうございました」

中嶋 悟 総監督
「フォーミュラ・ニッポン最終戦が終わってしまいました。チャンピオンをかけて予選から非常に緊迫したレースが展開されました。第1レースにおいては小暮が素晴らしいスタートを切って、チャンピオンの可能性を残して2位フィニッシュしました。しかし、第2レースですべて予定通りには運んではいたものの残念ながらピット作業の折にエンジンを止めてしまうという決定的なミスを犯してしまいました。チャンピオンをとれずとも最終レースを優勝で飾りたかったですが、そのミスが致命傷となり3位でフィニッシュとなってしまいました。やはりチャンピオンを獲るには1年を通して安定した走りをしてミスを減らすことに尽きると思います。そのあたりを踏まえて来年もまたチャンピオン獲得に向け頑張りたいと思います。1年間応援していただいた方々に厚く御礼申し上げます。来年もよろしくお願い致します」

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