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2010-11-06 00:00:00
【速報】最終戦 鈴鹿フリー走行はロッテラーがトップ!
開幕戦が行なわれた4月から7ヶ月にわたる熱戦を経て、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは鈴鹿サーキットで今季最終戦を迎えた。最後の予選を午後に控え、午前9時25分より、一時間のフリー走行が行なわれた。
この日は晴天に恵まれ、11月ながら気温は17℃、路面温度は22度というコンディション。このフリー走行で注目されたのは、もちろんタイトル候補達の動向である。ここまでの6戦、すべて違う勝者であったことから、タイトルの可能性を残すのもその6人。
今回の決勝はスプリント2本で争われるため予選の順位が非常に重要である。ここで行なわれる予選シミュレーションが、まずはタイトルの行方を占うことになる。
まず序盤は若手ドライバー達が中古タイヤで精力的に走行を重ねるも、タイトル候補の6人はチェック走行を行なうのみで、慎重な出だし。その中ランキング5位のNo.20 平手 晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)のみがタイム計測を行なっていた。
そして開始から15分が経過すると、No.19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)も計測を開始。しかし平凡なタイムで上位に上がってくることはなかった。序盤で好タイムをマークしたのはここ数戦好調のNo.8 石浦宏明(Team LeMans)で、唯一41秒台のラップを刻んでいた。
開始から20分が経過するとようやく、主役たちが登場する。続々とタイム計測が始められ、ロッテラー、No.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)の二人がトップタイムを争うようになる。またNo.32 小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)も二人に続き順調にタイムアップを果たしていた。
そして残り10分あたりから各マシン、ニュータイヤに履き替え予選シミュレーションに入り、そこまでのトップタイムを、石浦を除く全マシンが更新。
ここでもトップタイムを争ったのはロッテラー、デュバルの二人で、それに続いたのが小暮だった。
結局この3人のみが40秒台のタイムをマークし、トップがロッテラー、2位デュバル、3位小暮の順となった。残りのタイトル候補はオリベイラが6位。No.37 大嶋 和也(PETRONAS TEAM TOM’S)が7位。平手は11位となった。
これで予選は大方の予想がつくことになったが、最終戦は決勝前フリー走行が行われないため、同時にここで決勝セッティングもここで確認していなければならない。そのあたりのチーム戦略も気になるところだ。