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2010-10-17 00:00:00
【速報】Rd.6 決勝は、ロッテラーが今季初優勝
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦、決勝が午後2時30分より九州のオートポリスで行なわれた。予選が行なわれた前日と同様、この日も秋晴れに恵まれ、気温21℃、路面温度38℃とこの時期にしては暑いコンディションの下、レースはスタートした。
予選も波乱に次ぐ波乱の展開だったが、決勝もいきなり波乱のスタートとなった。好スタートを決めた4番グリッドのNo.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番グリッドのNo.8 石浦 宏明(Team LeMans)に接触してしまったことが引き金となり、多重クラッシュが発生。ここでPPのNo.37 大嶋 和也(PETRONAS TEAM TOM’S)、デュバル、No.2 伊沢 拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.16 井出 有治(MOTUL TEAM 無限)が早くも戦線離脱。そしてセーフティカーが出され、ここでNo.19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)、No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、石浦がピットインし、タイヤ交換を行なった。
リスタートは6周目。その間にNo.29 井口 卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、No.18 平中 克幸(KCMG)もピットインを済ませ、これでトップに立ったのはNo.31 山本尚貴(NAKAJIMA RACING)。以下、No.20 平手 晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)、No.10 塚越 広大(HFDP RACING)と続く。
その後レースは上位の順位に変動なく進行する。18周目にNo.3 松田 次生(KONDO RACING)がリタイヤ。21周目には山本がピットイン。山本はここでエンジンストールし大きくタイムロスした。この後、SC中にピットインしなかったマシンが続々とピットインに向かい、最後は32周目の平手。ここでロッテラーがトップに立つ。そしてトップ3はそのまま50周のチェッカーを受け、ロッテラーが今季初優勝を挙げた。以下、2位オリベイラ、3位には石浦が入った。なお、地元の大応援団の後押しを受けた井口が7位入賞し、初ポイントを獲得している。
フォーミュラ・ニッポンは今季これで6戦を終え、実に6人の勝者が誕生するという事態に。またランキングトップの小暮が28周目にリタイヤしたことで、タイトル争いも最終戦を残し、さらなるデッドヒート状態となった。ロッテラーとオリベイラが36ポイント、小暮が31ポイント。デュバルが28ポイント。鈴鹿での最終戦はいよいよ、この4人によって雌雄を決することになる。