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2010-10-17 00:00:00
【速報】Rd.6 フリー走行2はロッテラーがトップ
すっきりしない幕切れとなった公式予選から一夜明け、決勝日を迎えたオートポリス。全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦、決勝前の30分間のフリー走行が、快晴の中、午前9時05分より行なわれた。
コースがオープンになると、全マシンがコースイン。チェック走行を行なった後、決勝のシミュレーションのためにほとんどのマシンが早くも連続走行に入るが、 No.2 伊沢 拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はやや長いセッティング作業を行なった。今回のレースは50周、230kmの距離で争われ、さらにタイヤ交換の義務付けがある。したがって抜ききくいコース特性を考慮すると、ピットインのタイミングをずらしたり、タイヤ交換を変則にするなど、それぞれ独自の戦略を採ってくる可能性が考えられる。このフリー走行では、随所にそれが予想できる場面が見られた。決勝をPPからスタートするNo.37 大嶋 和也(PETRONAS TEAM TOM’S)は、タイヤのリア2本のみ交換を試していた。
そんな中序盤、昨日の予選Q3でトップタイムながら5番手降格となった、 No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がいきなり1’31.327という速いタイムを計測。2番手にはNo.8 石浦 宏明(Team LeMans)。しかし石浦のタイムは32秒台半ばであり、差は大きい。そして15分を経過したあたりで、No.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がコースオフし、ウォールにクラッシュ。ここでセッションは赤旗中断となる。マシン回収が終わり、残り15分で再び各マシンは決勝シミュレーションを行ったが、上位のリザルトは動かず。ロッテラーがトップのまま終了した。
予選の波乱によりグリッドは決して実力順とはなっていないため、レースでは戦略やコース上の攻防による激しい順位変動が予想される。2010年シーズンは2戦を残すのみ。混戦となっているタイトル争いの行方を大きく左右する可能性が大きいため、九州決戦は見所が多くなりそうだ。