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2010-10-16 00:00:00
【速報】Rd.6 公式予選はロッテラーがポール
全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第6戦、公式予選が九州のオートポリスで午後1時45分より、ノックアウト方式で行われた。秋晴れは午後になってもかわることなく、気温は18℃、路面温度は33℃まで上昇した。
20 分間で争われるQ1は、開始から全マシンがコースイン。ほとんどがこの時点では中古タイヤで様子を見てくる中、No.31 山本尚貴(NAKAJIMA RACING)他4台が最初からニュータイヤでアタックを行なう。しかし序盤にトップに立ったのは、中古タイヤ組のNo.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。いきなり1’31.651という速いタイムをマークする。その後、セッション中盤になると、No.3 松田 次生(KONDO RACING)を除く全マシンが一旦ピットイン。松田はフリー走行をマシントラブルのためほとんど走行できていないせいか、残り7分まで走行を続けた。
そして残り6分となったところで、再び一斉にコースイン。ニュータイヤでのアタックは非常に激しい攻防となる。ここでもデュバルがまずトップに立つが、 No.19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)が逆転。1’31.0531でQ1を制した。なおノックアウトされたのはNo.16 井出 有治(MOTUL TEAM 無限)、地元九州出身のNo.29 井口 卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)、松田の3人。
続く10分間の Q2は、開始4分を経過するまでいずれも動かず。そこから一斉にタイムアタックが行なわれる。ここで最初にターゲットタイムを叩き出したのがロッテラーで、1’30.997とQ1よりタイムを上げてくる。しかしその直後にこれをデュバルが大きく上回り、1’30.582でQ2を制した。なおここで4台が Q2落ちを喫するが、その中にランキングトップのNo.32 小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)が含まれるという波乱があった。
そしてQ3ではさらに大きな波乱が。トップ8台によってポールが争われるQ3は、Q2と同様に4分を経過したころからアタック合戦が始められたが、最初にアタックに行ったロッテラーが1’30.829でトップに立った直後、なんと1コーナー先でコース上にマシンを止めてしまう。これでセッションは赤旗となるがレギュレーションにより時間の延長はなく、その後他のマシンはアタックを行なうことが出来ず終了。ロッテラーがそのままポール獲得となった。Q3でタイム計測を行なえたのは6台のみ。No.19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)、No.31 山本尚貴(NAKAJIMA RACING)の2台はアタックなしでグリッド順を決められることになった。2位にNo.37 大嶋 和也(PETRONAS TEAM TOM’S)、3位にはNo.20 平手 晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)が入った。
フリー走行の流れから見て、実力順のグリッド順とはなっていないこの第6戦。明日のレースでも、なにやら波乱の予感がする。