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2010-08-09 00:00:00

Rd.4もてぎTeam LeMans決勝レポート

Formula NIPPON 第4戦は、ツインリンクもてぎ(栃木県)に舞台を移して開催された。コッツォリーノ、石浦ともに前戦で初ポイントを獲得しており調子は上々。今回のレースは250kmレースで、タイヤ交換の義務付けがある。もともと給油が必要なレース距離なので、タイヤ交換を含めたピット作業での順位の変動も期待できる。

8 月7日(土)、天候は晴れ。午前中から気温30℃を超える猛暑の中、午後ノックアウト予選が行われた。第1ステージとなるQ1は、14:10〜14:30 の20分間。開始時の気温35℃、路面温度50℃。コッツォリーノはニュータイヤ、石浦はまずはユーズドタイヤで、2台ともに開始時刻にコースイン。残り時間が5分を切ったところで、2台ともニュータイヤでのタイムアタックを開始。コッツォリーノはアタックのタイミングでミスをしてしまい、残念ながら15 番手で予選を終了。一方、石浦のマシンにはトラブルが発生。ニュータイヤでのタイムアタックを行うことができず、午前のフリー走行でも4番手と好調だった石浦が、まさかの13番手で予選を終えることとなった。
 
8月8日(日)、天候は晴れ。前日以上のまさに酷暑と言える暑さの中、決勝レースが行われた。夏休みの週末ということもあって、この日は16,000人の観客が来場。フォーメーションラップの開始は14:15。スタート時の気温 34℃、路面温度46℃。激しく照りつける太陽の下、いよいよスタートの時を迎えた。石浦はスタートで順位を上げるが、目前で起きたアクシデントのためにスタートポジションの13番手でオープニングラップを終える。マシンの調子も良い石浦は少しずつ順位を上げ、ピットに入る29周には9番手までポジションアップ。ピット作業を終えて9番手をキープし、さらに1台かわして8番手。終盤も好調なラップタイムを刻みながら、見事後方スタートから8位入賞でレースを終えた。

一方、最後尾からスタートしたコッツォリーノは、オープニングラップで他車と接触。序盤にリタイヤ車両があったために2つポジションを上げるも、接触によるマシントラブルが発生しており、辛い状況の中でとにかく完走を目指すべく必死に前を追う。26周を終えてピットイン、給油とタイヤ交換を済ませてコースへ戻る。後半もトラブルが響き、ラップタイムを上げることは叶わず、13番手でチェッカーを受けた。

⇒土沼広芳 監督のコメント:
「もてぎは二人のドライバーともに得意とするサーキットで期待して乗り込んだのですが、ケイはまだタイミングも噛み合わず、石浦のほうはチームのミスがあって、順位が下位に沈むことになってしまいました。フォーミュラ・ニッポンでは予選で上位にいることがとても重要なので、ドライバーには大変申し訳ないと思っています。決勝では、石浦は課題だった終盤のペースアップを図ることができたので、次のレースに繋がると思います。ケイはスタート直後のアクシデントでタイロッドが曲がってしまい、その状態で残りのレースをよく頑張って戦ったと思います。次の課題は、とにかく予選で上位に行くことです。引き続き頑張りますので、ご声援よろしくお願いします。」

⇒#7 ケイ・コッツォリーノのコメント:
「持ち込みのセットにはすごく良い感触を持ったのですが、予選では上手くリズムに乗れなかったと反省しています。アタック中に自分のドライビングミスもありましたので、次回はそんなことのないようしっかりアタックできるように頑張りたいと思います。決勝ではスタートで何台か抜いてポジションを上げたところで5コーナーで前車のインに飛び込んだ際に接触してしまい、ステアリングのトウが狂って、ハンドルが曲がった状態でずっとレースをしなければなりませんでした。正直コースに留まるだけで精一杯のレースになってしまいました。次は必ず予選で上位に食い込み、上位の選手と戦えるようなレースをして、自分のレベルアップを図りたいです。」

⇒#8 石浦宏明のコメント:
「今回はもてぎに来る前にチームとしっかりミーティングもして、前回のもてぎよりも更に車を改良してもらって、レベルの高いところを目指そうという目標でもてぎに挑みました。土曜のフリー走行の走り始めから車のバランスは良く、トップも見えるくらいの感触でしたが、残念ながら予選でチームのミスによりタイムアタックができないという事態になってしまいました。何とか一晩で気持ちを切り換えて、決勝で挽回しようとスタートに賭けて挑みました。スタートは決まって 2コーナーまでに3〜4台前に出られたと思います。しかし、その後の他車のスピンに巻き込まれ一旦停止することになり、大きく順位を落としてしまいました。不運でしたが、その後も諦めず前車をかわし、また他車の脱落もあり、最終的に8番手で何とかポイントを取ることができました。最後のペースも悪くなかったので、いいレースができたかなとは思うんですけど、今回新たな課題も見つかったので、次の菅生までの1ヶ月半のインターバルにチームとしっかり話し合って、次の菅生では予選からトップ争いをして初優勝を目指して頑張りたいと思います。」 

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