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2010-07-19 00:00:00
Rd.3富士 Team LeMansレースレポート
■#7 コッツォリーノ選手:12番手スタートから見事なロケットスタート、8番手で初ポイントゲット!
■#8 石浦選手:スタートで順位を落とすも、6位でチェッカー。3ポイント獲得!!
フォーミュラ・ニッポン第3戦は、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。今回はワンデー開催により、土曜日はフリー走行のみ、日曜に予選、決勝という初のスケジュール進行で行われた。
ちょうど土曜日に東海地方の梅雨明けが宣言されたこともあって、土日を通して天候は快晴。7月18日(日)は19,000人の観客が、夏日となった富士スピードウェイに足を運んだ。予選は今回もノックアウト方式によって行われた。まずQ1は9:15〜9:35の20分間。開始時の気温はすでに29℃。コッツォリーノ、石浦ともに開始後間もなくコースインすると、感触を確かめながらマシンをアジャスト。最後にニュータイヤでアタックを行い、石浦は8番手で Q2進出、コッツォリーノは12番手となり、ここで決勝グリッドが決定した。Q2は9:45〜9:55の10分間。石浦はインターバルにセット変更を行ったことが功を奏し2番手を獲得、最終ステージのQ3へ進んだ。Q3は10:05〜10:15の10分間。石浦は5番手を獲得し、決勝グリッドが決定された。
決勝レースは14:45からフォーメーションラップが開始され、予定通りスタート。開始時の気温は31℃、路面温度46℃。今回はレース距離200km、タイヤ交換義務付け無しのレースで、Team LeMansは2台ともノーピット作戦で行くことに。5番手スタートの石浦は、スタートで1つ順位を落として6番手、一方コッツォリーノは、12番手スタートから一気に順位を上げて8番手でオープニングラップを終える。ノーピットのために当然タイヤを温存しながらのレースとなり、序盤からペースを上げることができず、先頭集団の順位は変わらぬまま。レース後半になると温存したタイヤも苦しくなるが、8番手から前の車両は依然オープニングラップを終えて以降の順位変動は起こらず、石浦、コッツォリーノともしっかり順位を守ってチェッカーを受けた。なお、ポイントは8位までに付与されるため、2台そろって今季初のポイント獲得となった。
⇒土沼広芳 監督のコメント:
「1ヶ月ぶりのレースに、チームは総力を挙げて準備万端で臨みました。予選は両ドライバーともに随所に速いところを見せたものの、石浦5番手、ケイ12番手で終了しました。ケイはまだまだフォーミュラ・ニッポンでの乗車距離が短いので、これから徐々に予選のタイムアタックにも慣れていくと思います。決勝は、石浦はスタートでデュバル選手のストールによりアクセルを戻した分、順位も落としてしまって、そのままレースを終えて6位でした。この結果はクルマのポテンシャルからするともっと行けたという思いも強いですが、混戦しているとダウンフォースが安定せず、ペースが上がらなかったことも順位を上げられなかった要因です。ケイのほうは素晴らしいロケットスタートを決めて、終盤もプッシュしてトップと遜色ないタイムで走れていました。今後のレースにも十分期待できると思います。次戦もてぎでもこの調子を維持しつつ結果が出るよう頑張りますので、ご声援よろしくお願いします。」
⇒#7 ケイ・コッツォリーノのコメント:
「予選では、ニュータイヤで一周に賭けてしっかりタイムを出すことの難しさを今回も痛感しました。今後の課題です。レースは今回12番手スタートで、上手くロケットスタートを決めたことで一気に 5台抜いて7番手まで順位を上げ、1つ抜き返されましたが8番手でオープニングラップを終えることができました。このスタートで今回のレースは決まったと思います。レース前半はタイヤマネージメントも考えつつ安定した走りを心掛けましたが、だんだん前車との間隔が開いて単独走行になり、そうこうしているうちに後車がジワジワと近付いてきていて、残り15周はポジションを守ることに必死でした。残った力を振り絞って逃げ切ったという形です。今回は初ポイントゲットという結果でレースを終えられて、チームに対して感謝の気持ちでいっぱいです。次戦の目標は、今日のレースがどちらかと言うと「守りのレース」だったので、次は「攻めのレース」をして場内を沸かせたいです。」
⇒#8 石浦宏明のコメント:
「今回は走り始めから持ち込みセットが良くて、土曜のフリー走行1回目でトップタイムを出すことができました。その後もデータ取りなどをしながら走り込み、そのデータをしっかり分析してもらって、それを元に予選に臨みました。予選ではQ1でタイムが伸びなくて一瞬焦りましたが、Q2に向けてセッティングを変更してもらったら、セクター3の難しい区間が劇的に速く走れるようになり、2番手のタイムを出すことができました。Q3では1コーナーとダンロップコーナーで少し自分がロスしてしまい、トップと0.18秒差という僅差での5番手という結果でした。そのタイムロスはドライビングの部分で反省すべき点だと思っています。決勝のセッティングは前日にしっかりできていたので、そのセッティングでスタートしました。スタートで、前方のデュバル選手がストップしていてそれを受けたのと、自分の動き出しが悪かったことも重なって、1コーナーまでの間に後ろの車に並ばれながら入って、1コーナーを立ち上がった時点では前車を抜いて5番手だったんですが、再び抜き返されて6番手。その後は今回ノーピット作戦だったのでタイヤを温存しつつペースをコントロールしていました。レース中盤からプッシュし始めると、予想以上にタイヤが苦しく、ただそれは他の車も同じような状況だと思ったので、とにかく最後までミスをしないように注意して走り切りました。次回もてぎでは、しっかりタイムが出せるよう頑張りたいと思います。」
■Rd.3富士 Team LeMansレースレポート
■#8 石浦選手:スタートで順位を落とすも、6位でチェッカー。3ポイント獲得!!
フォーミュラ・ニッポン第3戦は、富士スピードウェイ(静岡県)で開催された。今回はワンデー開催により、土曜日はフリー走行のみ、日曜に予選、決勝という初のスケジュール進行で行われた。
ちょうど土曜日に東海地方の梅雨明けが宣言されたこともあって、土日を通して天候は快晴。7月18日(日)は19,000人の観客が、夏日となった富士スピードウェイに足を運んだ。予選は今回もノックアウト方式によって行われた。まずQ1は9:15〜9:35の20分間。開始時の気温はすでに29℃。コッツォリーノ、石浦ともに開始後間もなくコースインすると、感触を確かめながらマシンをアジャスト。最後にニュータイヤでアタックを行い、石浦は8番手で Q2進出、コッツォリーノは12番手となり、ここで決勝グリッドが決定した。Q2は9:45〜9:55の10分間。石浦はインターバルにセット変更を行ったことが功を奏し2番手を獲得、最終ステージのQ3へ進んだ。Q3は10:05〜10:15の10分間。石浦は5番手を獲得し、決勝グリッドが決定された。
決勝レースは14:45からフォーメーションラップが開始され、予定通りスタート。開始時の気温は31℃、路面温度46℃。今回はレース距離200km、タイヤ交換義務付け無しのレースで、Team LeMansは2台ともノーピット作戦で行くことに。5番手スタートの石浦は、スタートで1つ順位を落として6番手、一方コッツォリーノは、12番手スタートから一気に順位を上げて8番手でオープニングラップを終える。ノーピットのために当然タイヤを温存しながらのレースとなり、序盤からペースを上げることができず、先頭集団の順位は変わらぬまま。レース後半になると温存したタイヤも苦しくなるが、8番手から前の車両は依然オープニングラップを終えて以降の順位変動は起こらず、石浦、コッツォリーノともしっかり順位を守ってチェッカーを受けた。なお、ポイントは8位までに付与されるため、2台そろって今季初のポイント獲得となった。
⇒土沼広芳 監督のコメント:
「1ヶ月ぶりのレースに、チームは総力を挙げて準備万端で臨みました。予選は両ドライバーともに随所に速いところを見せたものの、石浦5番手、ケイ12番手で終了しました。ケイはまだまだフォーミュラ・ニッポンでの乗車距離が短いので、これから徐々に予選のタイムアタックにも慣れていくと思います。決勝は、石浦はスタートでデュバル選手のストールによりアクセルを戻した分、順位も落としてしまって、そのままレースを終えて6位でした。この結果はクルマのポテンシャルからするともっと行けたという思いも強いですが、混戦しているとダウンフォースが安定せず、ペースが上がらなかったことも順位を上げられなかった要因です。ケイのほうは素晴らしいロケットスタートを決めて、終盤もプッシュしてトップと遜色ないタイムで走れていました。今後のレースにも十分期待できると思います。次戦もてぎでもこの調子を維持しつつ結果が出るよう頑張りますので、ご声援よろしくお願いします。」
⇒#7 ケイ・コッツォリーノのコメント:
「予選では、ニュータイヤで一周に賭けてしっかりタイムを出すことの難しさを今回も痛感しました。今後の課題です。レースは今回12番手スタートで、上手くロケットスタートを決めたことで一気に 5台抜いて7番手まで順位を上げ、1つ抜き返されましたが8番手でオープニングラップを終えることができました。このスタートで今回のレースは決まったと思います。レース前半はタイヤマネージメントも考えつつ安定した走りを心掛けましたが、だんだん前車との間隔が開いて単独走行になり、そうこうしているうちに後車がジワジワと近付いてきていて、残り15周はポジションを守ることに必死でした。残った力を振り絞って逃げ切ったという形です。今回は初ポイントゲットという結果でレースを終えられて、チームに対して感謝の気持ちでいっぱいです。次戦の目標は、今日のレースがどちらかと言うと「守りのレース」だったので、次は「攻めのレース」をして場内を沸かせたいです。」
⇒#8 石浦宏明のコメント:
「今回は走り始めから持ち込みセットが良くて、土曜のフリー走行1回目でトップタイムを出すことができました。その後もデータ取りなどをしながら走り込み、そのデータをしっかり分析してもらって、それを元に予選に臨みました。予選ではQ1でタイムが伸びなくて一瞬焦りましたが、Q2に向けてセッティングを変更してもらったら、セクター3の難しい区間が劇的に速く走れるようになり、2番手のタイムを出すことができました。Q3では1コーナーとダンロップコーナーで少し自分がロスしてしまい、トップと0.18秒差という僅差での5番手という結果でした。そのタイムロスはドライビングの部分で反省すべき点だと思っています。決勝のセッティングは前日にしっかりできていたので、そのセッティングでスタートしました。スタートで、前方のデュバル選手がストップしていてそれを受けたのと、自分の動き出しが悪かったことも重なって、1コーナーまでの間に後ろの車に並ばれながら入って、1コーナーを立ち上がった時点では前車を抜いて5番手だったんですが、再び抜き返されて6番手。その後は今回ノーピット作戦だったのでタイヤを温存しつつペースをコントロールしていました。レース中盤からプッシュし始めると、予想以上にタイヤが苦しく、ただそれは他の車も同じような状況だと思ったので、とにかく最後までミスをしないように注意して走り切りました。次回もてぎでは、しっかりタイムが出せるよう頑張りたいと思います。」
■Rd.3富士 Team LeMansレースレポート