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Rd.2 Twin Ring Motegi

Qualifying

J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)が自身2度目のPPを獲得!

2010-05-22 □天候:晴|コース:ドライ|開始:温度28度/路面温度47度

 開幕戦から約1ヶ月。2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第2戦は、5月22日(土)~23日(日)、栃木県・ツインリンクもてぎに舞台を移して行なわれた。開幕戦に続き、今回も超僅差のタイムの中争われた予選で今季初、自身2度目のポールポジションを獲得したのは、№19 J.P.デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)。わずか100分の2秒差の同タイムで№36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、№32小暮卓史(NAKAJIMA RACING)と続き、さらに100分の6秒差で№1ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RAING)、そこから100分の2秒差で№10塚越広大(HFDP RACING)と続いた。

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No.18 平中克幸

 盛夏を思わせる晴天に恵まれた22日(土)。午後2時25分からのノックアウト予選は、気温28℃、路面温度47℃というコンディションの中で開始された。まず行なわれたのは、14台中3台が振り落とされる20分間のQ1。ピット出口がオープンされると、間もなく全車コースインする。この中で、最初からニュータイヤを装着してコースに入ったのは№18平中克幸(KCMG)、№29井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)、 No7ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)の3台。それ以外のドライバーは、午前中に使用したユーズドタイヤでコースイン。マシンの状況を確認し、一旦ピットに戻る。その間に、平中だけは最初のタイムアタックを行い、1分35秒393というタイムをマークした。それをユーズドタイヤで上回ってきたのが、小暮。小暮はこの時点で、1分 35秒235までタイムを伸ばしていた。その後、20分間のセッションが残り10分を切ったあたりで、コッツォリーノが2セット目のニュータイヤを投入。さらに、残り5分となったところでロッテラーがコースインすると、これをきっかけに、残る全車がニュータイヤを装着して、タイムアタックへと向かった。平中もさらにもう1セット、ニュータイヤを投入。アタックへと向かう。ここでトップタイムをマークしたのは、ユーズドでも速さを見せた小暮だった。これにオリベイラ、№20平手晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)、ロッテラー、デュバル、塚越と続く。ニュータイヤを2セット使用した平中は7番手でQ1突破を果たした。一方、ここで敗退となったのは、コッツォリーノ、№16井出有治(MOTUL TEAM 無限)、井口の3台となった。

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No.32 小暮卓史

 10分間のインターバルを経て、10分間で行なわれるQ2が開始されたのは、午後2時55分。ここではセッションが始まっても、どのマシンもピットにしばらく待機。残り時間が6分となったところで、小暮がいち早くエンジンを掛けピットから動き出すと、これを合図に、他のマシンも一斉に動き始めた。ここでチェッカー目前にトップタイムとなる1分34秒144を叩き出したのは塚越。ここから100分台の僅差で、デュバル、ロッテラー、オリベイラ、小暮と続く。一方、やはり100分台の差でQ3進出を逃してしまったのは、№31山本尚貴(NAKAJIMA RACING)、№8石浦宏明(Team LeMans)。さらに、アタック中の3コーナーでミスしてしまった№2伊沢拓也((DOCOMO TEAM DANDELION RAING)もQ3進出を果たすことができなかった。

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No.19 J.P.デ・オリベイラ

 さらに10分間のインターバルを経て、いよいよポールポジションを賭けた10分間のQ3が、午後3時15分に開始される。ここでは、残り時間が約6分半となったところで、まずロッテラーがコースイン。これに続いて、平手、№37大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM’S)、オリベイラ、デュバル、小暮、塚越がコースイン。Q2まででニュータイヤを全て使用した平中は、残り4分というところでコースに入った。 Q1、Q2と同様、ここでも1ミスで大きく順位が入れ代わる超僅差の戦い。ここで、最終的にトップに立ち、ポールポジションを奪ったのは、オリベイラ。これに全くの同タイムでロッテラー、小暮と続いた。

 明日の決勝は雨という天気予報が出されているが、上位グリッドにはウェット路面を得意にしているドライバーがズラリ。この中から誰が抜け出すのか、非常に興味深い展開となりそうな気配だ。

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明日のレースには自信を持って臨める
ポールポジション No.19 J.P.デ・オリベイラ(Mobil 1 Team IMPUL)
 もてぎは前方からスタートすることが重要だと分かっているので、いい気分だよ。明日の天気はまだ分からないけど、雨ならさらに前にいる方がいい。予選では、Q1、Q2は次のセッションに残ることを心がけながらクルマのバランスをチェックしていた。そして、最後のセッションでそれまでよりも少しプッシュしたんだ。ポールポジションを獲るのは、もちろんいつもいいものだよ。今年は新しいチームと仕事を進めているわけだけど、開幕戦でもいい成績を残すことができたし、安定して上位で戦うことができるんじゃないかという手応えを感じている。今回は加藤(祐二)エンジニアが現場に来られなかったから、一番前に並べたことは特別だ。朝のフリー走行が終わった後、彼とは電話で話していくつかのことを確認したけど、もちろん彼はデータを持っているわけじゃないし、僕のクルマの状況を分析するのは難しいよね。だから、話をしただけなんだけど、そこから岡田(淳)エンジニアとちょっとだけクルマを触って、すべてが上手く行ったと思う。だから、とても前向きな気持ちだよ。さっきも言ったように、もてぎでは予選で前の方にいるのが大切だから、明日のレースには自信を持って臨める。天気がどうなろうと、いいレースができると思っているよ。雨でも自信はあるしね。あとは正しい作戦を立てて、正しいタイミングでそれを遂行したいと思っているよ。
明日はいいスタートを切って、J.Pをオーバーテイクしたい(笑)
2nd:No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S)
 予選はいつも僕らにとって若干の弱点となっている部分だから、今日2番手で終えられたのは良かったよ。みんなクルマの力を絞り出していたし、タイム的にも僅差だった。だから、多分みんなが「あっ、ここで滑った、あそこで滑った」っていう感じで走っていたと思う。それは、全員にとって同じだったと思うよ。その結果、2番手というポジションを得られて良かったし、明日はいいスタートを切って、友人のJ.Pをオーバーテイクしたいと思っているよ(笑)。この数週間色々なレースに出たけど、まだ僕は若いから常に色々なことを学んでいるよ。でも、毎週違うクルマに乗って、毎週違う国で走って、時々自分がどこで寝覚めたか分からない時があるよね(笑)。その中で、日本でのレースは僕にとっては、やりやすい部類に入る。何年もここで走っているし、チームのこともよく分かっている。エンジニアとも余り多くのことを話さなくても、お互いのことを分かり合えるから、仕事も素早く進む。そんな中で、何かを学んだとすれば、常にプッシュすること、自分らしく自分にできる限りのことをすることっていうことかな。フォーメーションラップで注意するっていうことも(笑)。
厳しい予選を予想していたけど、やっぱり悔しい
3rd:No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
 鈴鹿でもそうでしたが、すごくタイムが接近してきて、去年の優位性は全くないなっていう感じですね。だから、今日もすごく難しい予選になってしまいました。クルマのセットアップを色々といじって行く中で、Q2はちょっと外してしまったので、最後は元のセットに戻して行きました。アタックはほぼ悪くなく走っているにも関わらず、なかなかトップを取れなかったので、もっと前進しなくちゃいけないなと思いましたね。来る前から、タイム差がなくて厳しい予選になるんじゃないかなとは思っていましたけど、やっぱり悔しいです。明日は雨のレースになると思いますが、まずはスタートを決めて、トップに立てればいいですね。その後も、コンスタントに走りたいと思っています。

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