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2010-11-06 00:00:00
最終戦 鈴鹿 公式予選上位ドライバーコメント
タイトルのために、ポールポジションを獲ることが重要だった
Race1:予選1位、Race 2:予選4位
No.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
僕にはまだ、僅かにチャンピオンのチャンスが残っているんだけど、逆転するためには今日、ポールポジションを獲ることが重要だった。だから、レース1の予選で実際にポールを獲れたのは、とてもハッピーだったよ。しかもタイトルを争っているトップ4人のタイムはとても僅差だったから、その中でトップをとれたのは嬉しい。特にレース1はピットストップもないし、ポールを獲れたのは大きいと思うね。Q2ではピットを出る段階から前にいたクルマに引っ掛かってしまって、そこから2周の間、そのクルマのゆっくりしたペースに付き合わされてしまった。だから充分にタイヤを温めることが出来なくて……アタックに入ってもフロントタイヤが温まっていなくて、すごいバイブレーションが出てタイムを伸ばすことが出来なかった。残念ながらQ3では、J.Pに追いつくことは出来なかったね。
両レースともいいレースをして、勝ちたいと思っている
Race 1:予選2位、Race 2:予選1位
No.19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)
今朝は、クルマが100%の仕上がりじゃなかったんだよね。リヤのグリップ不足があって、そこが心配だった。だからクルマのセットアップを何箇所か変えなくちゃいけないなって感じだったんだけど、その結果予選ではリヤのグリップが上がって、すごくいい状態になったよ。Q1ではユーズドタイヤの段階でトップタイムを出すことが出来ていたし、ニュータイヤに履き替えてからも、ポールポジションを狙える仕上がりだった。結局Q2ではトップタイムを獲れなかったんだけど、僕の走りでもっと詰めるべき点があったんじゃないかとも思う。でもクルマ自体は午前中と比べたら、すごく良くなっていたんだ。そしてQ3では、自分の望みどおりの結果を出すことが出来たし、とても満足しているよ。この最終戦では、予選が非常に重要だということは分かっていた。だからといって自分にプレッシャーをかけ過ぎると、結果を出すのが難しくなる。だから、今日は極力リラックス出来るように努めたし、あまり自分を追い込まないように心掛けていたんだ。それが上手く行って結果を出すことが出来て、とても嬉しかった。でも、レースはレースでまた別のストーリーだから。両レースとも、フロントロウからスタートすることになるけど、とにかくいいレースをして、勝ちたいと思っているよ。
明日は気持ちを切り替えて、前を目指さなきゃ
Race 1:予選3位、Race 2:予選5位
No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)
3番手と5番手ということで、ベストなポジションではないと思うし、それほど満足できる結果ではなかった。Q1はそれほど悪くなかったんだよね。でも、全てが上手く行ったかっていうと、そんなことはなかった。今年、初めて見舞われた事態だったんだけど、ヘアピンからスプーンにかけての区間で5速から6速に入れた時、ギヤが上手くつながらなかったんだ。そこでコンマ1秒ほどタイムロスしていると思う。大きな問題ではなかったけどQ1ではトップ4台の差がものすごく小さかったから、そのほんのちょっとした問題によって大きな代償を払う結果になったと思うよ。Q3では自分自身、ベストな走りが出来なくて、そこでも5番手に留まることになってしまった。クルマのポテンシャルは良かったと思うんだけど。とにかく明日は気持ちを切り替えて、前を目指さなきゃ。レース1 は3番手からのスタートだから、充分前を目指せると思う。レース2は5番手からだからそれほど簡単じゃないと思うけど、ピットストップもあるし、僕はここのところフォーミュラ・ニッポンのオートポリス戦、GTのもてぎ戦と、いずれも予選5番手から優勝しているんだ。だから、またそれが再現できるように、頑張るよ(笑)。
チャンピオンを獲るために鈴鹿に来た
Race 1:予選4位、Race 2:予選2位
No.32 小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)
Q1では車のバランスが悪かったのですが、チームがちゃんと対応してくれたおかげでQ2から良くなりました。でもQ3では自分自身行き過ぎてしまって、デグナーの2個目でタイムロスしてしまった。ちょっと車が反応しないスピードでコーナーに入ってしまったのかな、と。もっとうまくまとめられたらQ3は(レース2のポールが)獲れていたと思うので、ちょっと悔しい結果でした。明日はとにかく、レース1ではロッテラー選手とオリベイラ選手の前でゴールしたい。そしてレース2ではなんとか、トップでゴール出来ればいいなと思います。2007年にチャンピオンを逃してから、毎年喉から手が出るほどチャンピオンが欲しかったし、チャンピオンを獲るために今回鈴鹿に来ているので頑張りたいと思います。
最後は表彰台が最低限の目標
Race 1:予選5位、Race 2:予選3位
No.31 山本 尚貴(NAKAJIMA RACING)
手放しには喜べないですけど、この記者会見の場に来ることが出来たのは非常に嬉しいですし、本当にエンジニアやチームの皆さんの力のおかげだと、今、強く感じています。感謝しています。朝から車のバランスが良かったので予選は自信をもって臨んだんですけど、Q1ではちょっとミスがあったり車のセット的にも、もう少しというところがあって、Q2に関しても、もう少し。でもQ2後に変更したセッティングがものすごく良くて自分としてもミスなくアタック出来ましたし、Q3はトップ3に絶対入るという目標を持って臨みました。そして、その目標をクリア出来たということは良かったと思いますし、今年一年間勉強してきたことが無駄ではなかったなということが実感出来たので、収穫のある予選だったと思います。ここのところスタートの調子はいいですし、明日は5番手と3 番手ということでチャンスの多いレースになると思うので、スタートを決めて混乱に巻き込まれることなく、最後は表彰台を最低限の目標に頑張ります。
最後に自分らしいレースで終われたら
RACE1:7位、RACE2:8位
No.20 平手 晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)
朝のフリー走行ではセッティング的にいい感じだったんですけど、予選ではQ1、Q2でニュータイヤの時にバイブレーションが出たりとかグリップが微妙に違ったりとか、車のバランスが結構変わってしまいました。それでもQ1はミスがありながらもそこそこだったので、Q2ではそれさえなければ4〜5位までは行けるかな、と思っていたんですが、フィーリングが違いすぎてタイムが出ずに終わってしまって……。不甲斐ないというか納得いかない結果でした。自分的にはもっと行けるはずだったんですが、そこが自分の経験の無さなのかもしれません。悔しい結果になりました。これでチャンピオンはほぼない状態となったので、明日は自分のためにも、チームのためにも、出来る限りポイントを多く獲ることが目標。ランキングで3位に入れればいいですね。短いレースということであまり動きがないかもしれませんけど、最後に自分らしい、いいレースをして気持ちよく終われたらな、と思っています。
ダブル表彰台を目指して、とにかく集中して
RACE1:6位、RACE2:6位
No.37 大嶋 和也(PETRONAS TEAM TOM’S)
そんな僅差でもないし、よほどのことが起こらないとありえないので、最終戦は全くタイトルのことは意識していません。ただ少しでもいい結果が出せれば、ということだけで、余計なことは考えないようにしています。予選は、Q1はちょっと納得いかなかったですけど、Q2、Q3はまあまあ合わせていけましたし、走りもまずまず。だから、もうちょっと車の限界が上げられれば、という状況だったんですけど、それがなかなかうまく行かなくて。ただ走りに関しては、まあまあだったかな、と思っています。明日はセッティングを多少変えて行きますけど、それがどうなるかはフリー走行がないので分かりません。でも6番手は表彰台も狙える位置なので、ダブル表彰台を目指して、とにかく集中して臨みたいと思います。