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2011-05-12 00:00:00

第2回公式合同テスト 2日目レポート

連日のレインコンディション。初優勝を狙う塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が一番時計
午後の走行はキャンセル。金曜に代替走行を実施することに

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5月12日、鈴鹿サーキット(三重県)で全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第2回公式合同テストの2日目が行われた。この日は、前日に引き続きウェットコンディション。午前の走行は実施されたが、午後はキャンセル。改めて13日(金)に代替走行を行うことになった。この日のトップタイムは、No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が記録した。

金曜の走行は12時45分から15分間と17時15分から40分間に

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No.40 伊沢拓也

 昨日に引き続き、雨となった鈴鹿サーキット。完全なウェットコンディションの中、テスト2日目が行なわれた。しかし、午前中のセッション開始前に、スケジュールの変更が決定。この日、午後の走行は、早々にキャンセルが決定し、その走行枠はドライコンディションが期待される5月13日(金)の午後0時45分から午後1時まで、午後5時15分から55分までの計55分間に振り替えられた。
 午前中の走行では、No.41 塚越広大がトップタイムをマーク。2番手にチームメイトのNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、3番手にNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、4番手にNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)とホンダエンジン勢が上位を独占。これに、No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、No.37 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、No.31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)と続いた。

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No.32 小暮卓史

 当初、午前10時半からの予定だった午前中のセッションは、他カテゴリー走行中の赤旗などの影響で、15分遅れの午前10時45分から開始。この時点では、一旦雨も上がっていたが、空はどんよりと曇り、路面は完全なウェットコンディションだった。気温19度、路面温度19度というコンディションの中、ピット出口がオープンされると、間もなく全車コースイン。昨日、マシンをクラッシュしてしまったドライバーは、まず修復したマシンの状況を確認。その後、本格的な走行に入る。その他のドライバーは、昨日に引き続き、レインコンディションでのマシンのセットアップを進めた。


平手が先んじるもののホンダ若手勢が健闘

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No.2 平手晃平

 昨日と比べ、セッション序盤は水の量が少なく、序盤からトップ集団のマシンは次々と2分を切り、開始から10分という時点では、No.2 平手晃平(TEAM IMPUL)が早くも1分58秒台に突入。その数分後には、オリベイラ、小暮、伊沢らも58秒台に入れてきた。その後、セッション開始から20分あまりが過ぎた頃には、再び小雨が降り始めるが、山本も58秒台に入ってきた。さらに、残り時間が15分あまりとなったところでは、小暮が一気に1分57秒台に入れてくる。これに続いて気を吐いたのは、ホンダ期待の若手ドライバーたち。伊沢が1分57秒760をマークして小暮のタイムを上回ると、塚越も負けじとタイムアップ。伊沢のタイムを100分の2秒余り上回る1分57秒738を叩き出した。

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No.31 中嶋大祐

 その後も多くのドライバーがプッシュを続けたが、セッションの残り時間が10分あまりとなった頃からは、雨脚が急激に強まる。そのため、残り5分という段階では、全車がピットイン。そのままチェッカーまでコースに出るマシンはなく、セッションは終了した。
 この結果、トップは塚越、2番手は伊沢と、DOCOMO TEAM DANDELION RACINGがワン・ツーでセッションを打ち上げ。3番手に小暮と続くことになった。

トップ3ドライバーのコメント

総合1位:塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
photo この2日間のテストでは、まずクルマに慣れることが大切という感じでした。ダンディライアンのクルマでレインコンディションを走るのが初めてだったので、どんなクルマか確認したんです。あと、僕はどちらかというと走り込み中心でした。その中で耕太郎さん(田中エンジニア)が試したいことを2台で分担してやりながら、最後はある程度まとめたという感じです。お互いに違うメニューでやっていたので、特にチームメイトのタイムを意識したりという場面はありませんでした。あとは、クルマがどうこうより、運転でどこを詰められるかということを考えながらやっていましたね。
 今日、タイムを出した時は、雨が強くなる前だったんですけど、伊沢さんの方でやって良かったことを、こっちでもやってみようというので走ったらあのタイムが出たという感じです。でも、まだ走りはまとまっていないですね。お互いにいい所、悪い所があるので、2人でデータを見ながらもっと上げていければと思います。ただ、トップタイムで終われるのはいいことなので、明日からコンディションが変わっても、またトップタイムが出せるようにがんばります。

総合2位:伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)
photo その時のコンディションによって、タイムも変わってくると思うんですけど、昨日から常にタイムシートの上位にいられたので、非常に手応えはありますね。この2日目は、雨の量に合わせて車高を変えたり、お互いのクルマで良かったことを少しずつ試したり。あとは、危なくない程度に走り込んでいるという感じですね。僕は、去年(チームメイトだった)ロイックのセットで今ひとつ上手く走れなかったので、シリーズ終盤から自分に合わせて色々とやってきたんです。オフのテストからはそれがまとまって、良くなってきたという感じです。
 今日、タイムを出した時は雨が降り始めていましたが、多くのクルマが走っていて、水の多いところもなく、それほど気にはなりませんでした。乾いている所をレインタイヤで走るより、万遍なく濡れているところをレインタイヤで走る方がグリップさせられますしね。塚越選手とは、お互いのロガー(走行状態のデータ)を見ても、速いところと遅いところが分かれていたりするので、いい所取りをすればもっとタイムを上げられる感じはありますし、2台とも同じタイムが出ているのは、チームにとっていいことだと思います。あとは、予選の最後でどっちが前に行くか。今日のトップタイムより、予選のトップタイムを狙って行きたいと思います。

総合3位:No.16 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
photo まぁ、いいんじゃないですか? 順当な結果で。前の2台(No.40 伊沢とNo.41 塚越)はがんばって速かったですし。ただ、タイヤの状況と路面状況で、本当に速いのが誰かっていうのは分かっていないので。でも、オリベイラ選手や伊沢選手、塚越選手、山本選手は同じ条件で走ったら、間違いなく接戦になると思います。
 今日やったことですか? 今日は、昨日一生懸命作った(グリップが良くなるよう慣らした)タイヤを早々に壊してしまいまして、それが一番ショックです(苦笑)。タイヤを傷めつけて、ブロック(タイヤ表面の一部)が飛んじゃったんです。タイムより(雨に備えて)いいタイヤを作りたかったっていうのがあって、昨日それができていたので、もったいなかったですね。でも、そのタイヤでも57秒出ましたね(笑)。今日も、テストメニューとして、空力もやりましたし、足回りもやりました。雨の状況については、色々できて良かったです。明日はセッションが短いので、確認走行みたいになってしまうかもしれませんが、できるのはありがたいですし、色々やりたいことはあるのでがんばります。