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2011-11-29 00:00:00

第4回公式合同テスト 2日目レポート

チャンピオンのロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が2日目の最速を記録
テスト初参加の最上位は午前に7番手となった安田裕信

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No.36 アンドレ・ロッテラー

11月29日(火)、富士スピードウェイでは、昨日に引き続きフォーミュラ・ニッポン合同テストが行なわれた(この日が最終日)。この日も37号車(PETRONAS TEAM TOM'S)をのぞくレギュラーカー15台に加え、トヨタとホンダがシステム Eのテストのために持ち込んだ開発車輌が1台ずつ。計17台のマシンが参加した。この日の最速を記録したのは、今季のチャンピオンであるNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)だった。

 この日の1回目のセッションが開始されたのは、午前10時。この時点では、昨日と同様の曇り空だったが、開始から1時間ほどで太陽が顔をのぞかせ、晴天となる。それに伴い、気温と路面温度も上昇。走り始めは気温が15℃、路面温度も15℃だったが、終了時刻となる午前12時には気温が17℃、路面温度は23℃まで上がった。

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No.40 伊沢拓也

 今日のスポット参加ドライバーとしては、No.10 HP REAL RACINGに中山友貴、No.016 TEAM 無限にレンガー・ファン・デル・ガルデが搭乗したほか、No.007 Team LeMansでは山内英輝が短時間ながら走行。No.03 安田裕信(KONDO RACING)、No.18 折目遼(SGC by KCMG)とNo.018 ギャリー・トンプソン(18号車を共有)は、昨日から引き続きドライブした。
 レギュラー陣は、この2時間のセッションで昨日に引き続き、セットアップに関する様々なテストを実施。空力やダンパー、ジオメトリーなど、通常のレースウィークにはなかなか試せないメニューをこなしていく。一方、ルーキーたちは慣熟走行から。この日がフォーミュラ・ニッポンの初ドライブとなるNo.016 レンガー・ファン・デル・ガルデ(TEAM 無限)や昨日1時間半ほどだけドライブしたNo.018 ギャリー・トンプソン(SGC by KCMG)らは、できるだけの走りこみを行なっている。また、No.7 大嶋和也(Team LeMans)は、昨日石浦が行なっていたのと同様、7号車と8号車(No.08)を乗り比べ。全く同じセットアップにして、両方の車輌がどう違うのかを見極めていたが、その合間の時間を利用して、No.007 山内英輝(Team LeMans)がドライブ。山内は計測8周と、それほど多く走ることはできなかったが、それでもFN09の感触を味わった。このテストに参加したニューフェイスとしては、昨日から3号車をドライブした安田で、この日の午前は1分25秒026で7番手、午後は1分25秒102で10番手だった。
 そして、セッションの中盤から後半にかけては、No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とNo.33 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)を除くドライバーたちが、ニュータイヤを装着してアタック。ここでNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が、まずは1分24秒032をマークしてトップに立った。これにNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)と続いている。

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No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

 短いインターバルをはさんで、2回目のセッションが開始されたのは、午後1時30分。この時点での気温は17℃、路面温度は21℃。その後、気温は若干上がったが、路面温度は大きく変わらず。セッション終盤も気温が17℃、路面温度は20℃というコンディションとなった。セッションが開始されると、やはりレギュラー陣営はセットメニューを進めて行く。ルーキー勢は、引き続きマシンの習熟に専念。また、この午後のセッションでは、レギュラー陣営として、山本尚貴が初めてシステムE搭載のテスト車輌をドライブしている。セッション中盤には、No.41 塚越 広大(DOCOMO DANDELION RACING)や伊沢、大嶋らが好タイムをマーク。さらにセッション終盤には、多くのドライバーがニュータイヤでアタックを行なう。中でも、半分ほどのドライバーは、最後に立て続けに2セットのニュータイヤを投入。年内最後のテストを締めくくった。
 ここでチェッカーと同時に、2日目のトップタイムを叩き出したのが、ロッテラー。路面温度が昨日と比べて高かったが、ロッテラーだけは唯一1分23秒958と、23秒台に突入した。この直前までトップに立っていたのは、伊沢。セクター2で他を凌ぐ速さを見せた伊沢は、1分24秒180で2番手。昨日トップタイムをマークしたデ・オリベイラは、伊沢と僅差の3番手につけた。以下、午後に入ってからニュータイヤを3セット使用した塚越が4番手。さらに、大嶋、小暮、平手と続く。午後のセッション中盤、足回りのトラブルで1時間ほど走行できなかったNo.33 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)が8番手に滑り込んだ。
 次のフォーミュラ・ニッポン合同テストは、シーズン開幕前。これでいよいよシリーズはオフに入るが、来季も激しい戦いが繰り広げられるのは間違いない。再始動に向けて、すでにカウントダウンは始まっている。

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No.41 塚越広大 / No.03 安田裕信

2日目トップタイム
No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)

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今回は、空力に関していろいろテストをしたし、最後はメカニカルグリップを上げるためのテストも少ししたよ。エンジンもバックグラウンドでは何かやっていたと思う。僕はニュースペックのエンジンだったんだけど、このエンジンを使うのは初めてだし、乗っていて違いはハッキリ分らなかった。バックグラウンドではいろいろやっているんだろうけどね。
 今回のテストは路面がすごく良くて、実際のレースウィークには出ないようなタイムまで行った(公式コースレコードは1'24.290)けど、条件は全員同じだし、その中でトップタイムで終われたんだから、ハッピーだよ。それにいろいろと試せたのも良かった。シーズン中はテストがなくて、細かいこともなかなか試せないから。コンディションは昨日の方が今日より良かった。気温が低かったから。今日の方が温かくなって、その影響っていうのはタイヤから伝わってきたよ。
 セッションの最後には、2セットのニュータイヤを使ったんだけど、最初のセットの時は渋滞につかまってしまって、アタックに行ったのが3周目だった。そのせいでタイヤのグリップが少し落ちていたかもね。最後のニュータイヤの時は、ちょっとコカ・コーラ コーナーでミスはしたんだけど、トップで終われて良かったよ。今回のテストは路面が良くて、クルマのスピードも高くて、まるでF1みたいな感覚で走れたから、すごく楽しめたよ。