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2012-02-06 00:00:00

Hondaが2012年の参戦体制を発表

HP REAL RACINGにベテランの金石年弘が加入。佐藤琢磨がスポット参戦を表明

 2月3日、都内のHondaウェルカムプラザで本田技研工業株式会社の「2012 Honda モータースポーツ活動計画発表会」が開催され、今季にHondaエンジンを供給するチームと所属ドライバーが発表された。

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 Hondaは、今季も日本レースプロモーション(JRP)を通じて3.4リッターのV8エンジン「HR10E」を4チーム6台に供給する。台数、人数は昨年と同じだが、今季はHP REAL RACINGから33歳のベテラン、金石年弘が参戦。Hondaドライバーのエース格である小暮卓史(NAKAJIMA RACING)や成長著しい塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山本尚貴(TEAM 無限)らと共に、2009年以来のタイトル獲得を目指す。
 壇上では6選手を代表して、昨年Honda陣営中ランキング最上位だった塚越があいさつ(写真下)。「僕はフォーミュラ・ニッポンに参戦して4年目になります。チームも含め非常に良い条件の中で戦わせてもらっていますが、昨年は勝つことができず、本当に悔しい年でした。今年はレースはもちろん、私生活からすべて見直して、勝ちにこだわって臨みたい。僕らがお世話になっているHondaさんに勝利をプレゼントできるようにがんばります」と、必勝を誓っていた。

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 Hondaのフォーミュラ・ニッポン プロジェクトを指揮する坂井典次プロジェクトリーダーは「昨年は非常に悔しいシーズンを過ごしました。分析をする中で、やはりエンジンを強くするのが一番ということに行き着きました。なんと言ってもパワーを上げるしかない。敵に知られてはなんですので、何馬力アップとかは言えませんが、そうとうに上げます。最強のエンジンを用意して、“エンジンで勝つ”という意気込みで開発を続けています」と、昨年の未勝利という結果を受けて並々ならぬ決意で今季に挑むとしている。

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 また、2012年もHondaエンジンでインディカー・シリーズに参戦する佐藤琢磨(写真右)が、フォーミュラ・ニッポンへのスポット参戦を表明。参戦する大会や所属チームは未定だが、F1やインディカーで上位入賞を成し遂げているトップドライバーの参戦だけに、早くも話題を呼んでいる。佐藤は「今年のインディカー・シリーズはシャシーもエンジンも変わり、僕自身も新しいチームに移籍しますので、まずはこちらが優先です。残念ながらインディカーは日本での大会がなくなって、日本の皆さんに僕のレースを見てもらう機会がなくなってしまいました。そんな中でフォーミュラ・ニッポン参戦のお話しをいただき、嬉しく思いました。まだ何戦出るのか、どのチームからなのかは決まっていませんが、決まり次第お知らせします。フォーミュラ・ニッポンはハードウェアもドライバーも非常にレベルが高いのは分かっています。僕を通じて、日本や世界の皆さんにそれを知っていただきたい。もちろん、僕も全力で熱い走りをファンにお見せしたいです」と、自身も参戦を楽しみしていることを語った。

リリース「2012年Hondaモータースポーツ活動の概要」
 http://www.honda.co.jp/Racing/news2012/01/


フォーミュラ・ニッポン参戦ドライバーのコメント
HP REAL RACING
No.10 金石年弘
「まずは参戦させてくれたHondaさん、チームとスポンサーさんに感謝したいです。フォーミュラ・ニッポンは3年のブランクがあり、最年長(33歳)ということでプレッシャーもあります。しかし、それに恥じないよう結果で返していきたいです。拓磨君はスクールでの同期生。これで自分が(彼より)速ければ評価もされるでしょう。なので、ぜひ一緒に走ってみたい。楽しみです」

TEAM 無限
No.16 山本尚貴
「昨年は2年目、移籍した最初のレースでポールポジションを獲れ、良い流れと思いましたが、それ以降いいレースは1つもなく終わりました。エンジンの事も言われますが、Hondaの中でトップも争っていない。今年、まずはHonda勢のトップを争えるようにしたい。そうすれば自ずとタイトルを争う位置に居られるはず。とにかく勝ちたい。1年間通して全力で戦っていきたいと思います」

NAKAJIMA RACING
No.31 中嶋大祐
「去年は厳しいシーズンでした。でも今年は坂井リーダーから力強いお言葉をもらいました。でも、一方で言い訳の出来ない状況になるでしょう。まずはめいっぱい毎戦走り、表彰台に上がれるよう、目に見える結果を残せるようにと思います」
No.32 小暮卓史「去年は最年長ドライバーでしたが、今年は(年上の)金石選手が参戦したので、そこは肩の荷が下りました(笑)。昨年は初めてと言える苦しいシーズンでした。僕を評価してくれる方が言う“速さ”すら見せられなかった。しかし、その中でデータはきちっと残せましたので、それが今年の結果に繋がることを信じてベストを尽くしてがんばります。インディのカナーン選手が参戦したときと同じで、佐藤選手にも『負けられない』と感じています。たとえどんなに優れたドライバーでも、ポッと来た人に負けるわけにはいかないです。一方で、自分の能力を判断する意味では、鏡(尺度)としてとても(彼の走りに)興味はありますね」

DOCOMO TEAM DANDELION RACING
No.40 伊沢拓也
「今のチームに移籍して4年目。なかなか思うような結果が出ていません。そんな中で今年も参戦のチャンスを頂けました。もう言い訳のしようが無い状況です。今年は、すべてを賭けて挑みたいと思っています」
No.41 塚越広大「去年は常に優勝が狙える位置でレースをできたと思いますが、結果として勝てませんでした。自分の足りない部分を実感した1年でした。坂井リーダーが素晴らしいエンジンを用意してくれると言っていただいたので、それを勝利に繋げるためにも、もっともっと必死になってレースに向かいたいと思います。佐藤選手の参戦ですか? 僕にはあまり関係ないです。誰が出てきても“やっつけたい”。それだけ。でも、F1経験の選手が出れば、注目されますよね。そこでフォーミュラ・ニッポンのレベルをみて頂けるように“やっつけたい”です」

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2輪、4輪の選手が勢揃いした2012年Honda体制発表会