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2012-03-05 00:00:00

第1回公式合同テスト/鈴鹿 1日目レポート

塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイム
あいにくの雨で午前の走行は中止。午後はウェットの中で積極的に周回

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No.41 塚越広大

鈴鹿サーキット50周年のファン感謝デーから一夜明けた3月5日(月)、今年第1回目となるフォーミュラ・ニッポン公式合同テスト1日目が行われた。雨の中、No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がトップタイムを記録した。テストは3月6日まで。

2011-03-05 □天候:雨 コース:ウェット 開始時 気温:11度/路面温度:12度

雨の多かった午後の前半はトヨタ勢が積極的

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No.40 伊沢拓也

 その後、降雨量が少なくなってきたこともあり、午後のセッションは予定通り午後3時から2時間にわたって行われた。セッション開始時の気温は11度、路面温度は12度。だが、この時点では再び雨脚が強まっており、どのドライバーもなかなかコースに出て行くことはなかった。
 ようやく最初のマシンがコースインしたのは、セッション開始から15分ほどが経った時点。No.7 大嶋和也(Team LeMans)がコース状況をチェックするためにピットを後にする。この後、10分ほどすると、No.1 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)とNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)、さらに大嶋が再びコースイン。この時、デュバルのマシンには、雨の中での視認性を上げるため、水の巻き上げが少なくなるように考えられた新たなディフューザーを装着しており、大嶋がすぐ後方を走行して、その効果を確認していた。
 また、この頃から他のトヨタ系ドライバーたちもちらほらとコースイン。No.2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、No.3 安田裕信(KONDO RACING)、No.20 松田次生(TEAM IMPUL)らが走り始めた。こうした中、まずいきなりトップタイムをマークしたのは、ロッテラー。ロッテラーは、他のドライバーを大きく上回る1分55秒367というタイムをサラッと出し、ディフェンディング・チャンピオンの貫録を見せた。
 その後、セッション開始から約40分という時点で、この日最初の赤旗が提示される。これは、コースインしたばかりのNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が、S字の3つ目でコースアウトし、クラッシュしたため。オリベイラのマシンは後方部分に大きなダメージを負っており、その後、走行することができなかった。このマシンの回収に10分ほどの時間を要した。

終盤は塚越と伊沢らホンダ勢がグッとタイムアップ

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No.32 小暮卓史

 セッションが再開されたのは午後3時49分。まずNo.38 平手晃平(Project μ/cerumo・INGING)やNo.39 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)、No.10 金石年弘(HP REAL RACING)らがピットを後にする。だが、その10分後、再びセッションは赤旗によって中断。これは安田がダンロップコーナーでスピンアウトし、エンジンをストップさせてしまったため。だが、マシン自体にはダメージがなく、回収もすばやく終了。午後4時05分にはセッションが再開される。
 ここからはNo.62 嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsports)を除く全車がコースイン(嵯峨は結局出走せず)。いよいよマシンセットアップなど、各ドライバーがそれぞれテストメニューに入った。この頃になると、雨脚も弱まり、路面の水も次第に少なくなっていったため、次々にトップタイムが書き換えられていった。

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No.8 ロイック・デュバル

 その中で、初日トップとなる1分50秒492をマークしたのは、No.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。チームメイトのNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が2番手につける。3番手にはNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が滑り込み、初日はホンダエンジン勢がトップ3を独占した。以下、デュバル、松田、大嶋と、トヨタエンジン勢が続いている。
 6日(最終日)のセッションは、午前10時〜12時、午後2時〜4時と、計4時間のセッションが予定されている。天気予報では、セッション開始前には曇りとなり、雨は降らないと言われている。各チーム、ドライバーにとっては、ようやくドライコンディションで走れるチャンスということで、精力的なテストが行われるはずだ。


トップタイム:
No.41 塚越広大
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

photo昨日、イベントで雨の中を走って、少し試したいなと思ったこともあり、今年に向けてやりたいこともあったので、それを試しました。本当は晴れでやりたかったことなんですけど、雨でも違いが出るか試してみて、すごく良かったと思います。最後は、みんながアタックしていて路面がどんどん良くなって行って、タイムが出たんだと思いますけど、水の量の多い時にもう少し行けたらな〜っていうのがありました。雨が少なくなってからは調子が良かったんですけど、もう少し雨が多い時に、もうちょっと上手に走れたらいいな、と自分で思いました。雨が多い時にやっぱりアンドレとかは速いじゃないですか。それと同じぐらいの時に、早い段階でトップタイムを出せたらなと思います。今日のトップタイムに関しては、まだ何とも…。みんながどういう状況かも分からないですし。とりあえず僕らはやりたいことを少しずつこなして、プラスになるようにしたいなと思っています。明日は、できればドライでちょっと走りたいと思いますが、今は順位とかは気にしないでメニューをこなして、最後にバチッと決められればいいと思います。まずは幸先のいいスタートなので、この調子で行きたいと思います。

2番手タイム:
No.40 伊沢拓也
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

今日は、昨日走って、試したいなと思ったことを少しやりました。走り出しから、クルマのバランスは悪くなかったですし、セッティングというよりは、幾つかトライしたいと思ったことをやった中でのタイムです。トライしたことは、まだ何とも…。その先、まだできることはあると思うので、明日に向けて、今日走れて良かったです。タイムは、路面が乾いてきた時に出たものですけど、あまり気にしていませんし、ポジションも気にしていません。やりたいことは、まだまだいっぱいあるので。路面が新しくなった西コースは、水はけが良くなくて、今までの鈴鹿の雨より怖いですね。だから、マージンを持って走りました。明日はドライで走りたいので、早く天気が回復して欲しいですね。今日の1−2は、レースに向けてはあまり意味のないものだと思いますが、2台揃っていいデータが取れてはいます。“もっともっと差をつけないと、トヨタ勢にやられる”と思って、気を引き締めてがんばります。

3番手タイム:
No.32 小暮卓史
(NAKAJIMA RACING)

今日はクルマの足回りのセットアップとウィングのバランスのセットアップを試しました。今日は雨といっても、どんどん量が少なくなってきて、最後に走った人のタイムが上がって行く状況だったので、よく分からなかったんですけど、とにかくメニューをたくさんこなせたので良かったです。ドライは昨日30分走って、すごくいい感触がありましたし、レインはレインで、その良かったセットアップをベースにやっています。レインでもグリップ感はすごくあって、悪くなかったと思いますよ。タイムももっと出ると思います。まぁ、みんな余力を残しているんでしょうけど、僕もまだバランスを合わせ切れていかったりしますしね。今日はトップ3ではありましたけど、後輩が2人、前に行っちゃってるので。僕がトップで終えられたら、多少は気持ちいいというか、少しは相手にプレッシャーを与えられたかなとも思うんですけどね。まぁ、詰めが甘かったです。でも、今日はまだレインですし、初日ですし、まぁそんなには…。と言いつつ、悔しいです。明日は、雨が止んでくれたら一番いいんですけど。寒い時だけでなく、暑くなってからも対応できるように考えた、今年のドライのセットアップを試したいですから。明日はトップで終えますよ。