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2012-03-20 00:00:00

第2回公式合同テスト/富士 1日目レポート

J.P.デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)が非公式ながらレコードタイム!
若手の国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)が2番手に食い込む

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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

鈴鹿サーキットでの第1回公式合同テストから2週間。3月20日(火・祝)、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの轟音が、今度は富士スピードウェイに鳴り響いた。開幕前最後の走行チャンスとなる第2回公式合同テストが行われたためだ。この日のトップタイムは、No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)で、非公式ながら富士のコースレコード(1'24.290、松田次生/TEAM IMPUL、2008.4.5)を上回るものだった。テストは、21日(水)まで行われる。

2011-03-20 □天候:曇り、コース:ドライ、気温:9度、路面温度19度

各車セットアップに時間を費やした午前

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No.39 国本雄資

 このテストに参加したのは、12チーム・17台のマシン。今回、No.1 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)とNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)が世界耐久選手権(WEC)でのテストのために欠席。このため、ロッテラーの代わりに井口卓人、デュバルの代わりに土屋武士監督がステアリングを握った。また、前回の鈴鹿テストには参加しなかったSGC by KCMGが、このテストに参加。折目遼が18号車のステアリングを握った。初日は午前に1時間、午後は2時間で合わせて3時間だった。
 この日、富士スピードウェイは雲が多かったものの終日好天に恵まれた。だが、まだ春は浅く、午前11時半からの走行が開始された時点で、気温は9度、路面温度は11度。そのコンディションの中、各ドライバーは前回の鈴鹿テストから持ち越したユーズドタイヤで走行を開始する。まずは持ってきたマシンの状態を確認。そこから、セットアップの微調整に入る。
 ここで序盤から好タイムをマークしたのはオリベイラと、チームメイトのNo.20 松田次生(TEAM IMPUL)だった。このセッションは走行時間が1時間と短かったため、ほとんどのドライバーはニュータイヤを投入せず。そんな中、セッション終了間際にニュータイヤを使用して、3番手のタイムをマークしたのはNo.7 大嶋和也(Team LeMans)だった。

終盤にニュータイヤを履いてアタック合戦

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No.40 伊沢拓也

 1時間半という短めのインターバルを経て、2回目の走行が開始されたのは、午後2時。この時点でも、気温は9度、路面温度は13度。午前中とほぼ変わらないコンディションの中での走行となった。
 このセッションは2時間ということで、各ドライバーともに、今回用意してきたメニューに本格的に取り組み始める。そんな中、約45分が経過したところでセッションは赤旗によって中断。これは松田がダンロップコーナーでスピンし、ストップしたためだが、マシン回収が終わると間もなく走行が再開された。このしばらく後には、多くのドライバーが1セット目のニュータイヤを投入。午前中のタイムを上回ってくる。そこからしばらくは、どのドライバーもセットアップの変更や確認を行っていた。
 セッションの残り時間が10分を切ったあたりからは、多くのドライバーが2セット目のニュータイヤを投入。タイムアタックに入った。ここで1分23秒776というトップタイムを叩き出したのは、オリベイラ。そのオリベイラにコンマ1秒あまりという僅差で続いたのは、2年目のNo.39 国本雄資(Project μ/cerumo INGING)。さらにNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が3番手タイムをマークし、初日のセッションを終えている。
 以下、午後のセッションで1セットしかニュータイヤを使用しなかったNo.2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、大嶋と、富士の初日は全体的にトヨタエンジンユーザー勢が上位を占めて終わることとなった。
 テストは明日、21日(水)も引き続き行われる。セッションは午前10時〜12時半、午後2時〜4時半で計5時間。明日も好天が予想されているため、各チーム精力的な走り込みを行うことが予想されている。


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No.1 井口卓人
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No.18 折目 遼

トップタイム:
No.19 J.P.デ・オリベイラ
(TEAM IMPUL)

photo今日は、午前中はあまり時間がなかったから、まずクルマのセットアップの確認をして、マシンのバランスをした。その後、ちょっと調整して、違いを見たりはしたけど、ニュータイヤも使わなかったんだ。午後には、主にサスペンションのセットアップをいろいろと試したよ。特に、ジオメトリーとかダンパーのテストをした。いまだにオーバーステアが強いからね。中速から高速、それに低速コーナーでもオーバーステアを感じる場所があるんだ。ただ、今日の最終的なクルマのバランスには満足しているよ。特に、ニュータイヤの時のバランスは良かった。ただ、ユーズドタイヤに関しては、まだ満足していない部分がある。ユーズドでも1周のタイムは悪くないんだけど、もう少し安定して何周もタイムを持続させられるようにしたいんだ。その部分でも、多分もう少し進歩させられると思う。明日は、セッションの時間ももう少し長いし、ロングランをして、そのあたりを確認したいね。今日の最後のアタックは、セクター2で少しミスしてしまった。パワー・オーバーステアが出てしまって。でも、1周をちゃんとまとめられれば、もう少しタイムを縮められたと思うよ。

2番手タイム:
No.39 国本雄資
(Project μ/cerumo・INGING)

photo午前中は、去年と同じようなバランスで、あまり良くありませんでした。路面が良くなってくると、アンダーステアが強くなってくる傾向があって。それを直さなくちゃいけないと思っていた。それで午後からセットアップを変えたら、走り始めから全然クルマの感覚が違っていて、すごくいい方向に行きました。そこから、少しずつその方向を煮詰めて行ったら、さらにどんどん良くなって行って。最終的にコンディションが良くなると、いつもクルマがアンダーステアっぽくなって、それを直し切れなかったんですけど、今回はそれがなくて、かなり自分が思っていたバランスに近づけることができました。アタックもだいぶ良かったです。1セット目は、自分のミスもありましたし、クルマももう少し煮詰められる部分もあったんですけど、それを上手く解決することができましたし、最後は自分も上手く乗れていたので良かったです。今は満足していますね。明日は、もう少しセットアップを進めたいですし、ロングランもする予定です。

3番手タイム:
No.40 伊沢拓也
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

photo去年末、前回の鈴鹿から引き続き、クルマのバランスを取ったり、自分が試したい空力のバランス取りなどを行いました。去年の夏場、トヨタ陣営が速かったので、僕たちは自分たちのレースでのラップタイムが確実に速くなるように、いろいろと考えながらテストしている感じ。セットアップのネタとして、レースに向けて何ができるか、いろいろ試しています。今日のアタックでは、まだJP(デ・オリベイラ)にコンマ3秒負けていますから、それをもっともっと詰めていきたいですね。僕自身のアタックも、全然完ぺきではなく、セクター3なんかはバタバタして上手くいっていませんでした。これからデータをチェックして、明日のテストの内容は考えますが、ロングラン含め、さらにレースに備えていろいろやっていきたいと思っています。