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2012-03-21 00:00:00

第2回公式合同テスト/富士 2日目レポート

今年は俺たちが主役になる!!
中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が総合トップタイムに!
2〜4番手には伊沢、大嶋、平手と20代選手が並び、開幕の期待感を盛り上げる

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No.2 中嶋一貴

雪の帽子を被った富士山がくっきりと姿を現した3月21日(水)。富士スピードウェイでは、昨日に引き続き、全日本選手権フォーミュラ・ニッポンの第2回公式合同テスト2日目が行われた。この日のトップタイムは、No.2 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)で、昨日も非公式コースレコードだったが、中嶋はそれをさらに更新するタイムで、2日間の総合トップとなった。これにNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.7 大嶋和也(Team LeMans)、No.38 平手晃平(Project μ/cerumo INGING)が続いた。富士でのテストはこの日が最終日。次の走行は、4月14、15日の開幕戦(鈴鹿サーキット)。いよいよシーズンの幕開けだ。

午前は初日に続きオリベイラが好走を披露

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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

 昨日のセッションが合計3時間だったのに対し、今日のセッションは午前中2時間半、午後2時間半の合計5時間。これだけ長いセッションはなかなかシーズン中にないため、各ドライバーはロングランを含め、シーズンに向けて各種のテストに取り組んだ
 テスト2日目は、最初のセッションが午前10時から開始。この時点では、まだ気温が7度、路面温度が15度と肌寒いコンディションだった。しかし、昨日以上に温かな陽射しに恵まれ、昼間は過ごしやすいコンディションとなった。セッションが開始されると、今日は、午前中から何人ものドライバーがロングランテストに入る。決勝でのマシンバランスを確認し、開幕以降のレースに備えるためだ。
 一方、このセッションで予選セットを確認したドライバーも。中でも、タイトル奪還に燃えるNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)は、開始から1時間ほど経ったところでニュータイヤを入れると、一気に1分23秒472までタイムを伸ばした。その後も、多くのドライバーは、ユーズドタイヤで走行。セッション終盤に入って、No.39 国本雄資(Project μ/cerumo・INGING)やNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)、大嶋、平手、伊沢、No.3 安田裕信(KONDO RACING)らがニュータイヤを投入したが、オリベイラのベストタイムには及ばなかった。

セッション終盤に本番さながらのアタック合戦!

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No.40 伊沢拓也

 わずか1時間半のインターバルを経て、午後のセッションが開始されたのは、2時から。この時間帯には、気温が10度、路面温度が23度まで上昇。春の訪れを感じるコンディションとなった。
 このセッションでは、午前中ロングランを行ったドライバーたちが、また別のセットアップメニューにトライ。逆に、午前中にセットアップを試していたドライバーたちが、ロングランに入った。また中には、セッションが始まって1時間ほどでニュータイヤを投入したドライバーも。各々が用意してきた流れでテストを行っているという状況だった。
 そして、残り時間が30分を切ったあたりからは、多くのドライバーがニュータイヤを2セット続けて投入。ここで最初にトップタイムを刻んだのは、オリベイラだったが、午前中の自己ベストにはわずかに届かず。
 一方、最後の最後に、オリベイラのそれまでのベストタイムを書き換えたのが一貴。No.20 松田次生(TEAM IMPUL)のスリップストリームを若干使わせてもらったということだが、公式テストで初のトップタイムをマーク。2011年チャンピオンのアンドレ・ロッテラーが不在ながら、これでPETRONAS TEAM TOM'Sはオフのテストを気持ちよく打ち上げることになった。


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No.7 大嶋和也
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No.38 平手晃平

2日間総合トップタイム:
No.2 中嶋一貴
(PETRONAS TEAM TOM'S)

photoテストでトップタイムは、初めてですね。ちょっと最後はIMPULのマシンのスリップ(ストリームに入れた)というおまけがあったので、実力的にはまだ2番だと思っています。でも、去年は何があっても、なかなかトップにいることはなかったので、気分は悪くないです。このテストではJP(オリベイラ)が1人元気なんで、ちょっと刺激を与えようかな、と(笑)。あんまり刺激を与え過ぎて、レースであんまりがんばられても困るんですけどね。今回は、アンドレ(ロッテラー)もロイック(デュバル)もいなかったですけど、その中で自分がやるべきことはできたと思います。
 タイヤのセット数が少なかったので、午前中は昨日から使っていたユーズドタイヤでロングランをしました。それ以外にも、ブレーキの評価などをしました。後は、本当に細かいこと。ダンパーやジオメトリーの確認なんかですね。でも、そんな状況でも、最後のニュータイヤではそれなりにアジャストできて、タイムも出ました。本番の富士のレースは、今回とは全然コンディションが違うので、去年のデータと刷りあわせて、本番はそのコンディションに合わせて行くしかないなと思いますけどね。ただ、クルマ自体のレベルは上がってきているので、それは鈴鹿にも生きると思います。今年はトップに立てるポテンシャルがあるということも分かりましたし、シーズンに向けてすごくポジティブな1日だったと思います。

2番手タイム:
No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
(TEAM IMPUL)

photo今日、主にやったことは2つあって、まずはニュータイヤを履いた時のクルマのバランスを煮詰めること。午前中は、残り1時間というところまで、予選のセットアップをやっていた。その後は、満タンでロングランをしたんだけど、午前中のクルマに関しては、まだ満足行っていなかったね。何周かすると、突然グリップを失ってしまうような感じで、全然良くなかったんだ。徐々にグリップが落ちて行くっていうんじゃなくて、本当に突然グリップがなくなってしまうっていう感じだったんだよ。でも、その原因が何かっていうことが分かったので、午後はまた違うセットアップでロングランをした。その結果、ロングランでもいい手応えを得ることができたよ。
 それに、今日は全部で5時間もセッションがあったから、空力にしてもジオメトリーにしても、本当に色々なテストをすることができて、いい成果を得られたと思う。最終的に、今日のタイムは2番手だったけど、タイムがどうこうっていうことは全く気にしていないよ。今の時期だと、このコースのコンディションは、レースの時とは全然違うし、タイムを見て惑わされてはダメだと思うからね。今日一番最後のタイムアタックでは、ハイスピードコーナーでのクルマの状態を決めたかったから、ちょっとダウンフォースをつける方向にしたのが、やり過ぎだったなっていうのはあるんだけどね。でも、ポテンシャル的には、もっとイケるっていうのが分かったから良かったよ。

3番手タイム:
No.40 伊沢拓也
(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

午前中はロングランをしました。多分、午後にはオリベイラ選手も、ロングランをやっていたと思うんですけど、そのタイムを見ると、僕のクルマもそれほど悪くないのかなっていう感じでしたね。ただ、路面がいいのかコンディションか、余りにもタイムが落ちないので、あまり今回のテストに関してはロングランは参考にならないかなと思います。タイヤが減ってきた状態でのクルマのバランスを見たかったんですけど。今日は、タイヤは減ってきているにも関わらず、タイムはどんどん出てしまうっていう状態だったので、あまりアテにならないなと。レースではもっと温かいコンディションになりますからね。
 午後はいくつかセットアップを試して、最後はどんどん良くなる路面に合わせていった感じですけど、それも本番のレースウィークエンドにはありえないコンディションですからね。ただ、去年からずっとセクター2で勝って、セクター3で負けているっていう状態が続いてるので。色々やっているにも関わらず、一向に何が遅いのかが分からないんですよね。今日のアタックでは、上手く行ったんですけど、平均して常に遅いので。2台で協力してやっているんですけど…。レースを考えると、セクター3が重要なので、何とかしたいですね。もう少し走り込みたい気持ちはありますけど、開幕から力を出し切れるようにがんばります。