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2013-03-01 00:00:00
チームルマン・富士スピードウェイでスーパーフォーミュラの裏側を紹介
「第2回SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」を開催
2月23日(土)、静岡県(小山町)・富士スピートウェイと、御殿場市内にあるチームルマンのチームファクトリーにて、「第2回SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」が開催された。
このイベントは、スーパーフォーミュラの、より“コアファン”な方々を対象に、普段レースを観戦するだけでは見る事が出来ない「チームファクトリーの中」や「サーキット施設の裏側」を見学していただき、レーシングチームのエンジニア・メカニック達が普段はどんな場所でどんな仕事をしているのか、またレースが開催される際にサーキットの舞台裏はどうなっているのか、などを知ることにより、今まで以上により深い知識とマニアックな視点でスーパーフォーミュラを観戦できるようになる、という“バックヤードツアー”。1週間前に鈴鹿サーキット、リアルレーシングにて行われた「第1回」【参考記事:リアルレーシング・鈴鹿サーキットで「第1回SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」を開催】に続き、今回は東日本の“コアファン”に向け、来たる3月20日の公式合同テストの舞台となる富士スピードウェイと、近隣にファクトリーを構えるチームルマンを舞台に開催された。
当日は朝から快晴の中、今回は総勢66名の熱心なファンが参加。朝10時より富士スピードウェイAパドック内のレストラン「ORIZURU」にて受付を行ない、今回も総合司会を務めていただいたモータージャーナリスト・SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY主任研究員の両角 岳彦 氏よりイベントの主旨、全体の流れ、諸注意事項の説明がされ、サーキットの施設見学がスタートした。また、今回も参加者の方々は、スーパーフォーミュラ公式WEBに掲載されている、両角氏の寄稿による特集記事「SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」を事前予習された上で参加されていることは前回と同様である。
今回のサーキット施設見学の内容は、レース管制室・タイム計測室・実況放送席・表彰台・メディアセンターの5か所。参加者の方々は2班に分かれ、サーキットのスタッフに先導されながら、それぞれ各所にて解説を聞き、レース運営の裏舞台を目の前で見学した。
サーキットの各施設の見学が終了した後、一行は第1コーナーの先にある、富士スピードウェイ・ショートサーキットへ移動。続いてのプログラムは、両角氏による“ドライバーのお仕事解説”。これはレーシングドライバーが、レース中に何を考え、どういう仕事を行なっているのか、ライン取りは、ブレーキングは・・・と、プロのレーシングドライバーがその運転技術も含め、いかに凄い事を行なっているのかを、実際に目の前のコースを走行している車両を見ながら解説するというもの。ここで実際にショートサーキットを走行していただくプロドライバーとして、今シーズンチームルマンよりスーパーフォーミュラに参戦する平川 亮 選手と、第1戦・第7戦に参戦するア ンドレア・カルダレッリ選手がスペシャルゲストとして登場。トヨタ86を2台使用し、両選手にデモンストレーション走行していただいた。さらに今回、抽選で1台につき10名ずつ合計20名の方に、デモ走行を行なう両選手の助手席に同乗できるというサプライズイベントが行われた。デモ走行終了後には両選手へのQ&Aタイムがあり、その際には記念撮影やサインにも応じていただき、イベントは大いに盛り上がった。
参加者一行はこの後ORIZURUに戻り昼食を取り、御殿場市内にあるチームルマンへ移動し、チームファクトリー見学となった。チームルマンのファクトリーでは、まずメイン会場にはトークショー用のステージが設けられ、その横にはキグナス・スノコカラーのフォーミュラ・ニッポンマシン(FN06)が置かれ、コックピットに乗り込んでの記念撮影が可能という、チームからの嬉しい配慮がなされていた。
一行はここで簡単な説明を受けた後、3班に分かれいよいよファクトリー見学へ。見学コースの内容は、普段スーパーフォーミュラマシンを整備しているピット。現在レーシングカーの様々な部位に使われている素材、カーボンコンポジットを焼成し部品を作る事ができるオートクレーブ(窯)。さらに定盤の上にスーパーフォーミュラマシン・SF13がセットされ、マシンセッティングの要となる足回りセッティングの模様。などをチームルマンのスタッフによる解説を受けながら順を追って見学した。そしてその中で見学の目玉となるのは、チームルマンが誇る7ポストリグ(路面の凹凸を車両の各輪に加振入力し接地性の試験を行う4ポストリグに加え、走行中の車両に掛かるロール、ピッチ、ダウンフォースを3本のエアロローダーにより負荷することで、より実走行に近い状態での試験を可能にする装置)。この装置に実際にSF13をセットし、実験のデモンストレーションが行われた。
その後、3班に分かれていた一行はピットに集合。続いて1台のSF13を囲み「スーパーフォーミュラマシン解体ショー」が行なわれた。ここではチームルマンのメカニック、片瀬 徹 氏・大本 寛之 氏の手により、参加者の目の前で実際にSF13を解体し、ファクトリーでのマシン整備の実演が行われた。さらに整備の実演の最中、要所で両角氏より、一般量産車とは異なるフォーミュラカー独特の構造、シャシー設計の考え方、アンダーパネルやギアボックスなどマシン各部品の解説、またメカニックの方々が普段どのように整備し、マシンを組み立ているのかなどが詳しく解説された。
解体ショーの後はメイン会場に戻り、ここでは主任研究員の両角氏、チーフエンジニアの中村 成人 氏と、午前中のサーキット走行のあと急遽駆けつけてくれた平川 亮 選手、アンドレア・カルダレッリ選手を交えた4人によるトークショーが行なわれ、その後は参加者からの質問に答えるQ&Aタイムとなった。本ツアーに参加していただいた“コア”なファンからは次々に質問が続いたが、残念ながら30分ほどでトークショーとQ&Aタイムは時間切れ。両角氏による締めくくりの挨拶にてツアーが終了した後は、恒例のチームルマン・JRPからそれぞれ用意されたお土産グッズ類の配布が行なわれ、最後にチームルマンからのサプライズイベントとして、イベント会場の隣に併設されたミュージアムにて平川選手・カルダレッリ選手とのサイン会が行なわれ、惜しまれつつもイベントは無事に終了した。
このイベントは、スーパーフォーミュラの、より“コアファン”な方々を対象に、普段レースを観戦するだけでは見る事が出来ない「チームファクトリーの中」や「サーキット施設の裏側」を見学していただき、レーシングチームのエンジニア・メカニック達が普段はどんな場所でどんな仕事をしているのか、またレースが開催される際にサーキットの舞台裏はどうなっているのか、などを知ることにより、今まで以上により深い知識とマニアックな視点でスーパーフォーミュラを観戦できるようになる、という“バックヤードツアー”。1週間前に鈴鹿サーキット、リアルレーシングにて行われた「第1回」【参考記事:リアルレーシング・鈴鹿サーキットで「第1回SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」を開催】に続き、今回は東日本の“コアファン”に向け、来たる3月20日の公式合同テストの舞台となる富士スピードウェイと、近隣にファクトリーを構えるチームルマンを舞台に開催された。
当日は朝から快晴の中、今回は総勢66名の熱心なファンが参加。朝10時より富士スピードウェイAパドック内のレストラン「ORIZURU」にて受付を行ない、今回も総合司会を務めていただいたモータージャーナリスト・SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY主任研究員の両角 岳彦 氏よりイベントの主旨、全体の流れ、諸注意事項の説明がされ、サーキットの施設見学がスタートした。また、今回も参加者の方々は、スーパーフォーミュラ公式WEBに掲載されている、両角氏の寄稿による特集記事「SUPER FORMULA TECHNOLOGY LABORATORY」を事前予習された上で参加されていることは前回と同様である。
今回のサーキット施設見学の内容は、レース管制室・タイム計測室・実況放送席・表彰台・メディアセンターの5か所。参加者の方々は2班に分かれ、サーキットのスタッフに先導されながら、それぞれ各所にて解説を聞き、レース運営の裏舞台を目の前で見学した。
サーキットの各施設の見学が終了した後、一行は第1コーナーの先にある、富士スピードウェイ・ショートサーキットへ移動。続いてのプログラムは、両角氏による“ドライバーのお仕事解説”。これはレーシングドライバーが、レース中に何を考え、どういう仕事を行なっているのか、ライン取りは、ブレーキングは・・・と、プロのレーシングドライバーがその運転技術も含め、いかに凄い事を行なっているのかを、実際に目の前のコースを走行している車両を見ながら解説するというもの。ここで実際にショートサーキットを走行していただくプロドライバーとして、今シーズンチームルマンよりスーパーフォーミュラに参戦する平川 亮 選手と、第1戦・第7戦に参戦するア ンドレア・カルダレッリ選手がスペシャルゲストとして登場。トヨタ86を2台使用し、両選手にデモンストレーション走行していただいた。さらに今回、抽選で1台につき10名ずつ合計20名の方に、デモ走行を行なう両選手の助手席に同乗できるというサプライズイベントが行われた。デモ走行終了後には両選手へのQ&Aタイムがあり、その際には記念撮影やサインにも応じていただき、イベントは大いに盛り上がった。
参加者一行はこの後ORIZURUに戻り昼食を取り、御殿場市内にあるチームルマンへ移動し、チームファクトリー見学となった。チームルマンのファクトリーでは、まずメイン会場にはトークショー用のステージが設けられ、その横にはキグナス・スノコカラーのフォーミュラ・ニッポンマシン(FN06)が置かれ、コックピットに乗り込んでの記念撮影が可能という、チームからの嬉しい配慮がなされていた。
一行はここで簡単な説明を受けた後、3班に分かれいよいよファクトリー見学へ。見学コースの内容は、普段スーパーフォーミュラマシンを整備しているピット。現在レーシングカーの様々な部位に使われている素材、カーボンコンポジットを焼成し部品を作る事ができるオートクレーブ(窯)。さらに定盤の上にスーパーフォーミュラマシン・SF13がセットされ、マシンセッティングの要となる足回りセッティングの模様。などをチームルマンのスタッフによる解説を受けながら順を追って見学した。そしてその中で見学の目玉となるのは、チームルマンが誇る7ポストリグ(路面の凹凸を車両の各輪に加振入力し接地性の試験を行う4ポストリグに加え、走行中の車両に掛かるロール、ピッチ、ダウンフォースを3本のエアロローダーにより負荷することで、より実走行に近い状態での試験を可能にする装置)。この装置に実際にSF13をセットし、実験のデモンストレーションが行われた。
※画像は7ポストリグのイメージ。
その後、3班に分かれていた一行はピットに集合。続いて1台のSF13を囲み「スーパーフォーミュラマシン解体ショー」が行なわれた。ここではチームルマンのメカニック、片瀬 徹 氏・大本 寛之 氏の手により、参加者の目の前で実際にSF13を解体し、ファクトリーでのマシン整備の実演が行われた。さらに整備の実演の最中、要所で両角氏より、一般量産車とは異なるフォーミュラカー独特の構造、シャシー設計の考え方、アンダーパネルやギアボックスなどマシン各部品の解説、またメカニックの方々が普段どのように整備し、マシンを組み立ているのかなどが詳しく解説された。
解体ショーの後はメイン会場に戻り、ここでは主任研究員の両角氏、チーフエンジニアの中村 成人 氏と、午前中のサーキット走行のあと急遽駆けつけてくれた平川 亮 選手、アンドレア・カルダレッリ選手を交えた4人によるトークショーが行なわれ、その後は参加者からの質問に答えるQ&Aタイムとなった。本ツアーに参加していただいた“コア”なファンからは次々に質問が続いたが、残念ながら30分ほどでトークショーとQ&Aタイムは時間切れ。両角氏による締めくくりの挨拶にてツアーが終了した後は、恒例のチームルマン・JRPからそれぞれ用意されたお土産グッズ類の配布が行なわれ、最後にチームルマンからのサプライズイベントとして、イベント会場の隣に併設されたミュージアムにて平川選手・カルダレッリ選手とのサイン会が行なわれ、惜しまれつつもイベントは無事に終了した。