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2013-03-03 00:00:00

鈴鹿ファン感謝デーでラウンド0が開催!佐藤琢磨が優勝

アクシデントで3周のレースに。チャンプ一貴が最後尾から激走で6位に

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 シーズン開幕まで約1ヶ月となった3月3日、鈴鹿サーキットではモータースポーツファン感謝デーが開催され、2013年シーズンに全日本選手権スーパーフォーミュラに参戦する11チーム/19台が勢揃い。大勢のファンの前で今年初の勇姿を披露した。

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 午前8時30分からは25分間の公開テスト。路面温度が10度以下と極端に低かったものの、No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとNo.20 松田次生のTEAM IMPULコンビが1分38秒188、38秒445の好タイムでワン・ツーのポジションを占める。これにNo.40 伊沢拓也(DANDELION RACING)、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、No.16 山本尚貴(TEAM無限)が僅差で続き、昨シーズン、ドライバーズタイトルとチームタイトルを分け合ったトヨタ陣営とホンダ陣営の壮絶なバトルが、また今シーズンも繰り広げられる予感が漂った。ちなみに、ここまでのトップ5は従来のコースレコードを更新する好タイム。来年2014年にはニューマシン、ニューエンジンとなるため、今年が現行マシン(SF13)での最後のシーズン。ドライバーのみならず、チーム、エンジンメーカーら皆が、歴史に名を刻むためこれまで以上にホットな1年になる予感が感じられる。

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 そして、多くのファンが参加しSF13を間近に見たグリッドウォークの後、待望の「2013スーパーフォーミュラ ラウンド0(ゼロ)」が13時15分よりスタートする。
 スターティンググリッドは、昨年のドライバーズチャンピオンであるNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)、ランキング2位のNo.10 塚越広大(HP REAL RACING)が最後列という2012年ランキング順のリバースグリッド。ポールポジションは、昨シーズンに続いて今季も3戦のスポット参戦が決定したNo.16 佐藤琢磨(TEAM無限)が付いた。その隣には期待のルーキー、2012年全日本F3チャンピオン、弱冠19歳のNo.7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)、久しぶりの国内トップフォーミュラとなるNo.41 武藤英紀(DANDELION RACING)ら注目の選手が特別に上位に並んだ。
 気温は10度前後と低いままだったが、スタート前から快晴の空から降り注ぐ陽射しなり路面温度は18度まで上昇し、好コンディションでスタートが切られた。
 1周のフォーメーションを終え、抜群の今年最初のスタートで絶妙のダッシュを決めたのは、3番手スタートのNo.2 ジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)。2番グリッドの平川を早々に抜き、3番手に浮上。ポールからスタートした佐藤もきっちりとスタートを決め、先頭ポジションしっかりとポジションをキープし、後続との差を開いていく。
 トップ3がその体制を保ったままオープニングラップを終えたその時。後方集団でアクシデント発生。F3からステップアップを果たしたNo.18 リチャード・ブラッドレー(KCMG)が130Rの立ち上がりでスピン。後続のNo.62 嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)を巻き込んで、シケイン入り口のコース上にストップしてしまう。これを避けるため、混乱が生じ、No.38 平手晃平(Project μ cerumo・INGING)、松田とデ・オリベイラのTEAM IMPULコンビがクラッシュ。影響を受けた塚越、No.39 国本雄資がスロー走行でピットに戻る。このアクシデントで赤旗が提示され、レースは一時中断となってしまった。幸いクラッシュをしたドライバー全員ケガはなかった。

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 13時53分、クラッシュの処理を終え、レースは周回数を3周に短縮して再スタートが切られる。残念ながらマシンを壊したブラッドレー、松田、デ・オリベイラ、平手、国本、嵯峨の5台は出走かなわず。また、塚越はピットからのスタートとなった。
 再スタートでも上々のダッシュを見せたトップの佐藤は、そのまま3周を走りきって嬉しい2位に3秒以上のブッチギリで優勝を飾る。ファステストラップ(1分40秒264/3周目)も佐藤が記録する快走だった。好ダッシュを見せてジャンプアップしてきたNo.8 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が、ラストラップのシケインでロシターを攻略して2位フィニッシュ。スタートで一度は佐藤に並ぶまでのパフォーマンスを見せたロシターは、最後の最後でデュバルの先行を許したが、ルーキーとしては最上位の3位でチェッカー。
 最後尾スタートながらディフェンディングチャンピオンの実力を遺憾なく発揮した中嶋一貴が、わずか3周で平川、No.16 山本尚貴(TEAM 無限)、武藤を抜き、オーバーテイク賞ものの走りで6位となった。
 クラッシュ後だけに、本来ならパレードランと思われた3周のレースだったが、各所でホットなバトルが展開。ラストラップのシケインでは、果敢に攻めたNo.11 中山友貴(HP REAL RACING)が小暮に接触。ともにスピンアウトとなった。

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■上位と注目ドライバーのコメント

ラウンド0優勝
phNo.15 佐藤琢磨(TEAM無限)

 今日は2回ともまずまずのスタートを切ることができました。レース中のペースも悪くなかった。周回数も多くなくて(走った)距離が短かったけど、その中でもクルマのバランスが変化していくことを感じ取れたし、朝の路面温度が低いときと、午後の(路面温度が上がってきた)状態でのクルマの違いも感じ取れたし、今日1日で、いくつもの収穫がありましたね。もともと決勝ペースではいいところにいたと思うので、明日からのテストでは予選での速さをつけれるよう、マシンをセットアップして行きます。鈴鹿での開幕戦が、ホント楽しみですね。

同2位
phNo.8 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)

 朝の状態はノット・ソー・グッド(良くはない)だったけど、少しアジャストしたらレースでは大分よくなったよ。開幕戦も最終戦もパスするから、これが今年鈴鹿での唯一のレースだったけど、ノー・クラッシュでグッジョブだったね。

同3位
phNo.2 ジェームス・ロシター(PETRONAS TEAM TOM'S)

 富士で走っただけで、鈴鹿は初めてだったけど、面白かった。マシンはまだこれからセットアップしていくところで、僕自身も慣れが必要かな? 開幕戦と最終戦の鈴鹿ではロッテラー選手に代わって僕が走るので、明日からのテストで仕上げて行きます。

2012年チャンピオン
phNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)

 なんだかよく分からないうちに(レースが)終わっていました(苦笑)。クルマはまだこれからですが、バランス的には悪くなかった。でも、まだまだパフォーマンスを上げていく必要がありますね。明日からのテストで、どこまで引き上げられるか。それが(シリーズの)勝負になると思います。ただ、久しぶりのレースで走りを思い出せました(笑)。それが収穫でしたね。