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2016-03-14 00:00:00

冷たい雨の中、No.36 アンドレ・ロッテラーがトップタイムをマーク!!

第1回公式合同テスト 1日目 鈴鹿サーキット

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 前日のファン感謝デーが終わった夜から、雨が降り始めた鈴鹿サーキット。3月14日(月)の朝は、そのまま雨がそぼ降る天候となった。
 その生憎の天候の中、全日本スーパーフォーミュラ選手権シリーズにとっては、いよいよ今シーズン初めてのテストが開始される。初日のセッションは午前10時半から12時半、午後3時から午後5時の計4時間。この日は、ホンダのエンジンテスト車も含めて、全20台が参加。結局、終日ウェットコンディションのテストとなり、午後のセッションはキャンセル。午前中も赤旗が頻発したが、その中でNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)が鮮やかなトップタイムをマークした。

 午前10時30分、2輪のテストに続いて始まった第1セッションは、気温8℃、路面温度9℃という冷たいコンディションの中で行われた。
 コースがオープンされると、真っ先にNo.3 ジェームス・ロシター(KONDO RACING)、No.4 ウィリアム・ブラー(KONDO RACING)、No.41 ストフェル・バンドーン(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、No.18 中山雄一(KCMG)、No.34 小暮卓史(DRAGO CORSE)らがコースイン。今年初めてのレインタイヤでの走行を行う。さらに、No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)、No.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM'S)らもコースイン。しかし、開始からわずか11分というところで、この日初めての赤旗が提示される。これは、逆バンクの入り口でバンドーンがコース上の川に乗りスピン、クラッシュしたため。バンドーンのクルマは前後ウィングが壊れたと同時に、サスペンションにもわずかなダメージを負った。

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 そのマシンの回収が終わり、セッションが再開されたのは、午前10時52分。ここからは多くのドライバーがコースインし、タイムを刻んで行く。中でも、圧巻の走りを見せたのは、ロッテラー。2分01秒142、2分00秒340、1分59秒393、1分58秒761と、他のドライバーが2分を切れない中、次々にトップタイムを書き換えて行った。セッション開始から、約40分というところで、これに続いたのは、No.8 小林可夢偉(SUNOCO Team LeMans)。最初の赤旗前、コースに入っていなかった可夢偉は、走り始めると計測3周目に2分00秒226をマークし、ポジションを上げてくる。その約10分後には、ディフェンディング・チャンピオンのNo.1 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)も2分00秒264をマークし、3番手に浮上してきた。しかし、午前11時19分には2回目の赤旗が提示される。これは、石浦と全くの同タイムをマークし、さらに自己ベストを更新しようかとしていたロシターが、スプーンコーナーひとつめの入り口で突然グリップを失い、スピンしてクラッシュしたため。
 またほぼ同時に、デグナーコーナー2つ目で可夢偉がスピンして360度ターン。再スタートを切ろうとしたが、エンジンがストップしてしまい、これも赤旗の原因となった。この2台の回収が終わり、セッションが再開されたのは、午前11時34分。しかし、そのわずか6分後の午前11時40分には、3度目の赤旗が提示される。これは、No.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がヘアピンで真っ直ぐコースアウトしたため。野尻のマシンに大きなダメージはなかったが、回収には10分余りを要し、セッションが再開されたのは午前11時54分だった。

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 そこから半分ほどのドライバーがコースに入り、再び走り始めるが、約10分後の午前12時03分には、No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)が130Rでスピン、ストップ。このセッション4回目の赤旗が提示された。オリベイラのマシン回収が終わると、午前12時15分にセッションは再開。この頃になると、雨脚が強まったため、自己ベストを更新するドライバーはいなかった。さらに、セッションの残り時間が4分となった午前12時26分、バックストレートに入ったところでNo.10 塚越広大(REAL RACING)が横転する大クラッシュ。これはヘアピン手前から、センサー系のトラブルに見舞われ、スロー走行でピットに向かっていた小暮のクルマに追突したため。小暮は危険を避けるべく、イン側にラインを変えていたが、そこに運悪く塚越が通りかかった。非常に大きなクラッシュということで、救急車到着前に現場に差し掛かった他のドライバーもマシンを止めて、救出に向かうほどだったが、不幸中の幸いで、大きなクラッシュだったにも関わらず自ら歩いて救急車へ。メディカルセンターに搬送された塚越は、意識もハッキリしており、自分で歩ける状態。
 セッションは、この時の赤旗によって終了。トップタイムはロッテラーが奪っている。また、初日、No.05 松下信治(ホンダテストカー)は、マシンに不具合が発生したということで、ほぼ計測せず。2日目に、本格的な走行をすることになっている。

 その後、現在のレインタイヤを評価するのに合った路面コンディションでないこともあり、JRPは午後のセッションのキャンセルを決定。その分、明日の午後のセッションを午後1時から3時30までと、30分間延長することを決定した。
 また、本日午後のセッションがキャンセルとなった代わりに、サーキット内のラウンジでは、午後3時30分から、午後4時までファンサービスとして、ドライバー全員参加のサイン会が行われたが、会場には約300名の熱心な観客が集結。ドライバーたちの写真を撮ったり、全員のサインをもらったり。場内では、オフィシャルコメンテーターのピエール北川氏によって、即席のトークショーが行われるなど、楽しいイベントとなった。

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ドライバーコメント
1日目トップタイム
No.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM'S)
 今日は、それほどテストしたってわけじゃないんだ。ただピットから出て行って、走って、タイムを出したっていうだけだよ(笑)。それは冗談だけど、テストをするには路面の水の量が多過ぎたし、赤旗も頻発したからね。本当は、もう少しダウンフォースのテストなんかをしたかったんだけど。でも、危険すぎる状況だったから、タイムを出した後はピットの中に留まっていることを決めた。
 今のヨコハマのレインタイヤは、去年まで使っていたものと比べたら、かなり硬いと思うんだよね。だから、今日のコンディションはタイヤに対して寒すぎたと思う。シーズンが始まって、もっと気温・路面温度が上がってきたら、もっといいと思うんだけど。雨の中のテストをもっとして、タイヤを理解して、自信を深めたいっていうのはあるよ。だけど、僕のクルマはトリッキーなコンディションでも、フィーリングは良かった。ファン感謝デーの2日間は、ドライで走ったけど、ドライでも調子は良かったね。初日はトップタイムだったし。2日目はトップタイムじゃないけど、僕はニュータイヤを使っていないし、みんながニュータイヤを付ける前はトップだったから、悪くない。現時点では、少しアドバンテージがあるかもね。
 だけど、さらにタイヤに対して理解を深めなくてはならないし、すべてを限界まで煮詰めて行かないと。明日はドライに戻るみたいだから、また別のセットアップを試して、その反応を見たいと思っているよ。