作戦計画01 : 開幕直前! 第1戦鈴鹿サーキットに向けて

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DOCOMO TEAM DANDELION RACING

41田中 耕太郎

ドライバー:武藤 英紀

1.2013年仕様のタイヤについて〜鈴鹿実戦に向けたシャシー・セッティングについて
Q今年使用する新しい仕様のタイヤは、実際に走らせてみて、どんな特性だと受け止めていますか?
A とてもハイグリップである。
Q現状、新しいタイヤに合わせたセッティングはどんな方向になりそうですか?
A 昨年と変わりません。
Qとくに鈴鹿サーキットにおいてセッティングの「鍵」となるコーナー、セクションはどのあたりだと考えていますか?
A S字が鍵だと思います。
2.今回の鈴鹿ラウンドにおけるレース・フォーマットについて
Q「レース距離300km、燃料タンク容量制限なし」という条件に対して、作戦立案において特に検討を要するポイントはどこですか?
A タイヤのデグラデーション*と燃費、重量感度*の算定が肝ですが、どのチームもテスト出来ていないと思います

*デグラデーション : 磨耗が進むにつれてグリップが低下してゆく状況、その度合いのこと

*重量感度 : 車両重量=燃料搭載量の増減に対してラップタイムがどのくらい変化するか

Q燃料タンク容量制限なし、という昨シーズンとは異なる条件(今年も今回のみ)に関して、マシンの準備においてとくに留意されている点は何ですか?
A ブレーキとライドハイト設定*が大変そうですね。*

*ライドハイト設定 : 静止状態での車高=底面地上高(前後輪)

*燃料搭載量がフルタンクで昨年より12kg強は重くなるのでブレーキの負荷が増える。一方、燃料満載時と燃料残量最小時で約80kgの差があるので車高変化が大きくなる。そこをどう合わせ込むか

Q現時点で、レース戦略(ピットストップとその内容)に関し、オプションを何種類ぐらい想定していますか?
(よろしければ今回、そうしたオプションを考える時に考慮されている要素についても、可能な範囲で教えてください。)
A お話できません。
Q新仕様のタイヤで300kmのレースを走るにあたって、磨耗〜性能低下についてのデータは取れていますか? 当該週の走行が始まってからさらに確認する必要はありそうですか?
A 誰も明確なデータは(N数が3以上*のデータと言う意味では)持っていないと思います。

*N数が3以上 : 検証のための比較対象となる試験回数が3回以上の意

3.ドライバーとの連携について
Q今シーズン、担当するドライバーが変更になった方々へ: ドライバーとのコミニュケーション、ドライビングの個性の把握は進んでいますか?
A これは数をこなさないと解らないと思います。
ドライビングの個性に合わせるつもりは有りません。速いクルマを目指します。
Q新仕様のタイヤについて、ドライバーはどのようにドライビングを組み立て、どんなコメントをしていますか?
A 特別ありません。