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「単純に付ければ安全という話では無い」 第2回「SF19」開発テスト囲み会見

2018年8月2日

7月31日、8月1日の2日間にわたり富士スピードウェイで行われた第2回「SF19」開発テストの2日目、セッション2と最終となるセッション3のインターバルで開催された「囲み会見」。開発テストドライバーを務めたのは山本尚貴(TEAM MUGEN)、石浦宏明(JMS P.MU/CERUMO・INGING)、国本雄資(JMS P.MU/CERUMO・INGING)。最高峰フォーミュラレースのドライバーズ・チャンピオン経験者でもある3名に、「SF19」のインプレッションと「ヘイロー」について話を聞いた。

「SF19」インプレッション

国本雄資(以下国本)

「はじめての走行でしたが、トラブル無く無事に走れたことを関係者の皆さんには感謝したいです。パッと乗ってみて、「SF14」との多少の違いはありますが最初から問題なく走ることができましたし、その中で色々セットの変更をしながら、エンジンもドライバビリティをあわせる作業などしながら走りました。きちんとした感度がありましたし、一方学ぶことも結構多くて、楽しい一日になりました」

石浦宏明(以下石浦)

「「SF14」と比べても最初からパッと走れた、もちろん昨日は国本選手が走行してはいますが、(トヨタエンジン搭載車両にとっては)シェイクダウンの段階から普通にレーシングスピードで走れましたし、すぐにセットアップ作業に入れたというところは、ダラーラ社のクオリティーはいつもながら高いなと感じています。唯一昨日からの自分自身の心配事として「ドライビングポジション」、ステアリングの位置などがFIAのレギュレーションによって決まっている(従来より40mm程度体に近くなっている)ので心配していたのですが、走り始めたら最終的に全く気にならないレベルで走ることができたので、不安要素もクリアになりました。もともと自分は(ステアリング位置が)体に近いところでドライブするスタイルではあるので、そういう意味では大丈夫でしたし、ただ僕の体格で結構ギリギリかな、とも思いますが、モノコック内のスペースなどは充分あるので、問題ない感じですね。今日は朝からヘイローを装着して走りましたが、外から見ている程には違和感なく走ることができました。それも含めて「SF19」は、乗りなれている「SF14」と同じように走れましたので、全体としてポジティブな印象を持っています」

山本尚貴(以下山本)

「正直昨日乗った段階では「SF14」より大きく向上しているところをあまり感じ取れなかったのですが、今日乗ってみて、昨日より路面にラバーが乗っていてコンディションも良くなっている影響かもしれませんが、昨日は「SF14」のタイムとは結構な差があったのですが、今日は比較的にラップタイムも(「SF14」に)近づいてきましたし、昨日今日の路面/気温温度が前回の富士大会の時よりかなり高いことを考えると、タイムが1分23秒、22秒台に入っているところを見るとポテンシャルの高さを感じることができました。
タイヤのフロントサイズが太くなったことで、フロントグリップが上がっているようには感じますね。ただホイールベースが短くなっていることと、(車体の)リア周辺部分は大きくレベルが上がるような要素は導入されていないので、そういう意味では単純にフロントのグリップが上がったというだけで、タイムは上がって入るんですが、コースやセットの違いによっては、曲がり過ぎてしまったりと言うような懸念材料もありますね。富士スピードウェイに関してはフロントが太くてグリップが増すことでラップタイムは上がっていくと思います」

石浦:「フロントが太くてホイールベースが短くなったことで、曲がり過ぎる要素が増えているので、正直まだピーキーに感じる部分であるとか、曲がり過ぎてしまう部分は感じます。ただ「SF14」も僕たちは長年かけてセットアップを煮詰めてきたので、それとの比較で言うとそういう評価があるのは当然だと思うし、逆にそこをセットアップでどう解決するのかとか、例えばドライビングがちょっと難しくなったとしても、それをどう乗りこなして勝負するかという方向になると思うので、一旦ここでクルマが変わってリセット状態になっているので、今ある「SF19」のキャラクターを各チームがセットアップでどう解決していくか、レースとしては面白くなる部分でもあるのかなと思います。正直これまでとほとんど同じようなセットで走れるのかなと思っていましたが結構キャラクターが違っていたので、そこは各チーム悩むところではあるし、面白い部分でもあると思います」

「ヘイロー」について

国本「最初は若干違和感はありました。ただそれもほんの数周のことで、慣れましたね。コーナーの中では全く気になりませんでしたが、ストレートではやはり真ん中に(アームが)あるので視界に入って来ますが、これもすぐ慣れました。シグナルやフラッグが見えないということもありませんでしたが、他のサーキットに行ったら状況は変わると思うので、各サーキットでもテストが必要だとは思います。安全性が上がるということであれば導入したほうが良いとは思います」

石浦:「ヘイローを付けた状態で既にいろいろとレースは行われていますし、ドライバーの立場からは特別懸念するところは無いように思います。昨日から緊張していた「脱出訓練」も無事に終わりましたし、それだけで大満足です(笑)。僕くらいの体格が多分どのレースでも大きい方だと思うので、僕で大丈夫なら他の人も大丈夫かなと思います」

山本:「(昨日はポジティブな意見を言いましたが)よくよく考えると、良い事ばかりでは無いのかなと思いますね。何かモノが直撃するケースが起こったときには、ヘイローは有効かなと思いますが、フォーミュラカーの場合、横転したりした場合、(付いたことによって)脱出が困難になったり、近年ではあまり無いですが、横転して火災が発生した場合果たして脱出できるのか・・というようなことを考えると(付けることによる)怖さも感じます。何かプラス面を求めるとどうしてもマイナスされる部分も出て来てしまうので、仕方ないところかなとは思いますが、ヘイローもできたばかりなので、今後例えば(簡単な)脱着式になっていくとか可能性は持っていると思うので、できればこのデバイスを付けてレースができればいいかなと思っています」

石浦:「山本選手と同意見で、良いことばかりではないと思っています。テストを繰り返しながら慎重に議論していくべきものだと考えています。サーキット側の(レスキューの)体制なども含めて充分であれば問題無いですが、すぐに駆けつけてくれる体制のところもあればそうなっていない部分もあります。あるいは今日のようにレースの体制に無い場合でも走るわけですから、そういった時に突然なにか起こった場合、駆けつけるのが遅れて「出られませんでした」という状況はとても心配です。常に万全の状態でヘイローを装着できればより安全であることは間違いないですが、そういうことも含めた議論がやはり必要ではないかと思うので、単純に「付ければ安全」という話では無いと思います」

山本:「ドライバーからすると乗り降りも含めて弊害は殆ど無いんですが、メカニックがコクピット内の作業をしたり、シートベルトの脱着作業をしたりとか、あるいはレスキューの方々がドライバーを持ち上げる場合など、これはどこの国でも同じだと思いますが大変だと思います。そういう意味でもう少し簡単にヘイローが脱着できるようになってくると良いですね」

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