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全日本スーパーフォーミュラ選手権第6戦 決勝後コメント

2017年9月24日

決勝1位  No.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL) 「チームに勝たせてもらったレースだった」

今日はスタートでトップに上がることができて、(ピエール)ガスリー選手が多分横に並んできたと思うんですが、なんとか押さえ切ることができました。朝、フリー走行でクルマをクラッシュさせてしまい、(レース前の)また、ウォームアップを走ったあとで直り切っていないところが発覚したので、グリッド上でクルマを直してもらいました。8分間のウォームアップ走行ではそんなに計測ができず、最後までタイヤがしっかりと温まるところまでは行きませんでした。でも、フィーリングは悪くなかったです。朝のフリー走行では計測3周目くらいにクラッシュしたんですが、そのときも(タイヤが)温まる前だったのにフィーリングは良かったです。結構ドタバタしたんですが、なんとかチームのみんなが100%の状態に戻してくれました。決勝のセッティングも非常に決まっていました。ここのところ決勝セットが特に弱いところがあったんですが、今回はバッチリだったし、チームに勝たせてもらったレースでした。
レースを18歳からやってきて、SUPER GTの最年少優勝(註:2007年第5戦・GT300クラスのNo.19 ウェッズスポーツセリカで優勝。当時の同クラスでの最年少(19歳7ヶ月)優勝記録となる)を果たしたのもここでしたし、フォーミュラ・トヨタやF3のチャンピオンもここで決めているのでイメージがいいです。ただ相性が良いだけだとは思いますが、でも良い・悪いっていうことは絶対あると思うし、(自分には)良いとは思います。でも特に走り方などで自分が他の人と何か違うということはないと思います。
(最終戦の鈴鹿について)去年(の鈴鹿戦で)経験したことですが、最終戦では1位にボーナスポイントの3点あって、2レースで合計6点になるので、やっぱり最低でもひとつは優勝しないと、(チャンピオン獲得の)権利はないと思うので、まず勝たないと。それでないとチャンピオンは無理だと思います。今年は昨年のリベンジということで、しっかり準備して優勝できるようにがんばります。

決勝2位  No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN) 「3戦連続で表彰台に上がることができたのでとてもうれしい」

今回もまたチームと共にすばらしいレースができました。今日のレースでは予選と同じくらい、スタートが重要だと思っていたので、それを心がけていました。そして(関口)雄飛の後ろ、2番手で続くことができました。序盤10周くらいまでは問題なく走っていたのですが、その後まずフロントタイヤ、そして次はリアタイヤのグリップ不足になって、ペースをキープすることが難しくなりました。最終的にはレース中盤になると突如タイヤのグリップが戻り、クルマもより良くなったので改めてプッシュし、ラップタイムもさらに上がりました。戦略として残り10周(57周終了時点)で行ったピットインの判断は良かったと思います。ピットストップもうまく出来たし、スタッフの作業もすばらしいものでした。速さもあったので、最後まで雄飛をつかまえようとがんばりましたが、このコースでは僅差になっても逆転するのは難しく、また周回遅れもいました。それについてないことに、もうすでに僕はオーバーテイクボタンを使い切っていたので、最終ラップのときに「あぁ、ここでオーバーテイクボタンを使えたらなぁ」と思いました。勝利まであと一歩のところでした。でも、すごくいい戦いができたし、3戦連続で表彰台に上がることができたのでとてもうれしい。こんな素晴らしいクルマを用意してくれたチームはホンダにとても感謝しています。
今日、(小林)可夢偉や(フェリックス)ローゼンクヴィストがノーピットの戦略だということをレース中盤にチームから無線で伝えられました。なので、ピットストップ後は2秒以上のギャップが必要だと言われました。それがわかっていてうまくできたのは良かったのですが、今日のレースではセーフティカーが入る展開にならなかったにも関わらず、どうしてノーピットができたのか驚きです。まだまだ勉強しないといけないですね。まず今日のレースをしっかりと分析しないといけないと思います。
(今季F1スポット参戦の可能性について)何も言えることはないです。まずは(スーパーフォーミュラ最終戦の)鈴鹿に参戦する予定だし、チャンピオンシップでタイトルを獲るためにいい位置にいるのでベストを尽くしたいですね。これが当面のターゲットです。

決勝3位  No.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S) 「今回は戦略としても正しいものを選ぶことができた」

スタートが一番大きかったと思います。そこで順位を上げることができました。アンドレ(ロッテラー)が失敗して3番手に上がって、その後、ペース的には悪くないんですが少しずつ関口選手が離れていく状況で。前の(ピエール)ガスリー選手を追いかけるような展開になりました。途中で「(小林)可夢偉がピットに入っていないから、もうちょっとプッシュしないといけない」と(無線で)言われて…。ひたすらそこを目指して、目の前のラップタイムとの勝負になりました。とはいえ、なんとか(可夢偉の)前に出ることはできました。岡山戦以降、今年はレースペースで苦労をしてきて、レースペースも悪けりゃ戦略も噛み合わず、というレースがずっと続いていたんですが、(第5戦)オートポリスからレースペースが良くなり、今回は戦略としても正しいものを選ぶことができたと思います。この調子で最終戦の鈴鹿で優勝できるようにがんばりたいと思います。
例年そうなんですが、開幕戦で良かったからと言って最終戦でいいとは限らない(註:中嶋一貴は開幕戦鈴鹿の覇者)というのが、(レースの)難しいところなんですが、少なくとも開幕戦で良かったので(最終戦を)楽しみにしています。それに失うものはなにもなければ自力で(タイトルを)獲れるわけでもないので、思い切ってやるだけかなと思っています。

優勝チーム監督  星野一義 「今回の優勝は関口(のがんばり)に尽きる」

今回は関口ひとりの力、彼のパフォーマンスがすごく大きかった。チームとしてもクルマの方向性に迷ったり、デザイナー(ストラテジーエンジニア)がちょっと自信を失っているところがあったんですが、関口がセットアップでそれに応えてくれることでクルマを煮詰めることができたことと、それと走りでの0.1秒、0.2秒という差の積み重ねをする中でピットインのタイミングをいつにするか、いくつかパターンがあったのですが、データ担当者が「ここで入れたら、前を走るクルマがいない」と、42周(終了時点)で入れました。これ自体は良かったんですが、ガソリン補給でちょっと失敗があって。ガソリンの残量が見えなく(わからなく)なって、背後に(ピエール)ガスリーが来る状況で(関口をコースに)戻したので、関口には迷惑をかけてしまいました。そういう意味では、今回の優勝は関口(のがんばりに)尽きると思います。ありがとう。

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