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ランキングも2位に浮上。 第5戦決勝

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No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)がもてぎに続き、2連勝を達成。
ランキングも2位に浮上。 第5戦決勝

2017年9月10日

9月10日(日)、朝から好天に恵まれた大分県オートポリスでは、全日本スーパーフォーミュラ選手権第5戦の決勝レースが行われた。ミディアムタイヤとソフトタイヤの両スペックを使用することが義務付けられたこのレースでは、ピットイン回数やスタート時の装着タイヤなども含め、各チーム、各ドライバーの戦略が大きく分かれたが、その中で、前戦のツインリンクもてぎに続いて優勝を果たしたのは、No.15 ピエール・ガスリー(TEAM MUGEN)。これに続いたのは、序盤にピットインを行ったNo.7 フェリックス・ローゼンクヴィスト(SUNOCO TEAM LEMANS)とチームメイトのNo.8 大嶋和也(SUNOCO TEAM LEMANS)だった。ローゼンクヴィストは、これで3戦連続の表彰台。大嶋も2012年第4戦富士以来の表彰台獲得となっている。

2017-09-10 天候:晴れ コース:ドライ

午後0時20分、決勝レースに向けて、8分間のウォームアップがスタート。ここで各ドライバーは、決勝に向けてのセットアップを最終確認。チェッカーが出されて一旦ピットに戻った後、ダミーグリッドへと向かう。この時、ソフトタイヤを装着していたのは、予選2番手のNo.1 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)、予選3番手のNo.18 小林可夢偉(KCMG)、予選11番手のNo.19 関口雄飛(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、予選12番手のNo.41 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、予選13番手のNo.65 ナレイン・カーティケヤン(TCS NAKAJIMA RACING)、予選14番手のNo.20 ヤン・マーデンボロー(ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)、予選16番手のNo.3 ニック・キャシディ(KONDO RACING)と予選最後尾のNo.10 塚越広大(REAL RACING)。しかし、ダミーグリッド上で、国本、可夢偉はミディアムに交換。逆に、ガスリーは、すべての作業が禁止となるフォーメーションラップ5分前の直前に、それまで装着していたミディアムをソフトに交換した。その結果、フォーメーションスタートの段階でソフトを選んだのは、ガスリー、関口、伊沢、カーティケヤン、マーデンボロー、キャシディ、塚越の7人となり、他はミディアムで走り始めることとなった。

午後1時05分、気温25℃、路面温度33℃というコンディションの下で、フォーメーションラップがスタート。1周の隊列走行を終え、全車が正規グリッドに着くと、後方でグリーンフラッグが提示される。そして、シグナルオールレッドからブラックアウト。ここで抜群の動き出しを見せたのがソフトタイヤの蹴り出しの良さを最大限に活かしたガスリー。PPのNo.40 野尻智紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)はまずまずのスタートを決めて、何とかトップのポジションを守ったが、5番グリッドだったガスリーが2番手まで一気に浮上してくる。これに国本、可夢偉、No.37 中嶋一貴(VANTELIN TEAM TOM’S)、関口というオーダーで1コーナーへと入って行った。その後方では、アクシデントが発生。スタートの加速に失敗したNo.36 アンドレ・ロッテラー(VANTELIN TEAM TOM’S)が1コーナーでNo.16 山本尚貴(TEAM MUGEN)に接触してハーフスピン。そこに他のクルマも接触して、予選4番手だったロッテラーはサスペンションにダメージを負う。ロッテラーは、ゆっくりとピットに戻るとここでレースを終えることとなった。

さて、オープニングラップを終えると、早くもピットインするクルマが出始める。まずピットに入ったのは、No.50 小暮卓史(B-Max Racing team)とカーティケヤン。小暮はここでタイヤをソフトに交換してコースに戻る。カーティケヤンもスタート時と同じソフトに交換。だが、右リヤタイヤの交換に手間取っただけでなく、エンジンストールもして大きくタイムをロスすることとなった。さらに、4周を終えたところで、ローゼンクヴィストがピットイン。給油とソフトタイヤへの交換を終えると、小暮の後ろでコースに戻る。その2周後にはキャシディと大嶋もピットイン。給油と同時に、キャシディはミディアム、大嶋はソフトに交換してコースに戻った。
その頃、コース上でオーバーテイクを演じたのは、ソフトでスタートした関口。3周目の下りストレートで可夢偉を捉えた関口は、6周目の1コーナーで国本をパス。3番手まで浮上してくる。その後方では、チームメイトのマーデンボローも8周目に可夢偉、10周目には国本をオーバーテイク。ITOCHU ENEX TEAM IMPULの2台は2ピット作戦を取っていた。そのため、関口は11周を終えたところでピットイン。再びソフトタイヤを装着してコースに戻っている。これとほぼ時を同じくして、やはりオーバーテイクの数々を演じたのは、もてぎで2ピット作戦を敢行した塚越。塚越は8周目にNo.4 山下健太(KONDO RACING)、13周目にNo.2 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)、15周目に一貴、16周目には可夢偉を捉えて4番手まで浮上。だが、今回、塚越は2ピットではなく通常の1ピット作戦を取っていた。この頃、見た目上の8番手を走行していた石浦が、15周を終えてピットイン。給油とソフトタイヤへの交換を終えてコースへ戻った。

一方、トップ争いは野尻とガスリーが膠着。1秒以内の差で周回を重ねて行く。3番手の国本はジワジワと引き離され、15周を終えたところでトップの2台に対しては9.5秒のビハインドを背負うこととなった。その後方では、同じくミディアムでのペースが余り上がっていなかった可夢偉が、17周を終えてピットイン。今回、ピット作業は完璧だったが、コースに出た時には、2周前にピットインした石浦の後ろ。序盤、可夢偉の後ろだった石浦がポジションの逆転に成功する。この2台の後ろには、キャシディがつけていたが、キャシディは20周目のターン14でコースアウト、クラッシュ。ここでレースを終えることとなった。
その数周後、トップ2台にも動きが発生。ピットイン後、石浦のソフトタイヤでのペースが速く、ギャップを削られる形となっていたガスリーが23周を終えたところでピットイン。給油とミディアムタイヤへの交換を終え、わずか12秒7という素早いストップでコースに戻る。同じ周には伊沢もピットインしてミディアムに交換。さらに、その2周後には塚越、関口もピットに入り、ミディアムに交換した。しかし、トップの野尻は動かず。それに続く国本、一貴もピットに入らずそのまま周回を重ねて行く。この中で、燃料が軽くなってきてからペースアップしてきたのが国本と一貴。一貴はすでに国本に対するビハインドが15秒以上あり、背後に迫るまでは時間が掛かる状況だったが、野尻に対するビハインドが5秒ほどだった国本は、その差をジワジワ縮め、33周を終えたところでは2秒差にまで迫っている。

そして、トップ3台の中では、一貴が真っ先に動く。34周を終えたところでピットに入った一貴は給油とソフトタイヤへの交換を終えると、10番手でコースに戻る。だが、そこから一貴は軽い燃料+ソフトの威力で、山本、塚越をオーバーテイクしていった。これに続いてピットに入ったのがトップを走行していた野尻。38周を終えたところでピットに入った野尻は給油が若干長め。同時にソフトへの交換も行い、16秒1というストップでコースに戻ったが、その時には可夢偉の後ろ。見た目上の7番手と、大きくポジションを落とすことになった。これを見て、翌周には国本もピットインし、給油とソフトタイヤへの交換。国本の作業は14秒7だったが、可夢偉の前でピットアウト。その時、可夢偉の真後ろまで迫っていた野尻は、可夢偉がストレート上で少し進路を変えたところでブレーキングに入ったが、フロントのダウンフォースが抜けてしまい、可夢偉に追突。フロントウィングにダメージを負って、1コーナーでコースアウトしてしまった。ピットに戻った野尻は、フロントノーズの交換を行ったが、入賞圏外までドロップしている。
これで全車がピット作業を終えると、トップに立ったのはガスリー。これにローゼンクヴィスト、大嶋が続く。レース終盤に入るまで、他チームはSUNOCO TEAM LEMANSの2台が2ピットと予想していたが、この2台は実は1ピット。完全に裏をかいた戦略を取っていた。以下、石浦、可夢偉、国本、一貴。そこから国本が45周目に、一貴が47周目に可夢偉を攻略。最後にタイヤをソフトに換えた国本が、そこから石浦に迫り、48周目の1コーナーではアウトから一旦前に出る。しかし、国本は止まり切れず、石浦がクロスラインでポジションを回復。その後も、この3台にポジションの入れ代わりはなかった。一方、トップ3台もほぼ膠着状態のまま残りの周回を走り切り、チェッカー。54周のレースを終えて、ガスリーが2連勝を飾った。ソフトタイヤを50周に渡って持たせたローゼンクヴィストが2位、大嶋が3位。2年ぶりに開催されたオートポリス戦は、フレッシュな顔ぶれの表彰台で幕を閉じた。

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