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  • 「2スペックタイヤ&300kmレースを制するのは誰だ」 2018年 全日本スーパーフォーミュラ選手権 開幕戦プレビュー
 (2017年開幕戦スタートシーン)

季節外れの台風によって、決勝レースが中止となってしまった昨年最終戦から約半年。いよいよ鈴鹿サーキットを舞台に、スーパーフォーミュラの迫力ある走りが帰ってくる。F1に匹敵すると言われたコーナリング性能を持つSF14は、今年が最終年となるが、今季は誰が最後に笑うのか。それを占うのが、4月21日(土)~22日(日)に行われる開幕戦だ。

今季の全日本スーパーフォーミュラ選手権には、昨年同様、11チーム19台が参加。ドライバーの顔ぶれは、かなりの入れ代わりを見せている。例えば、このシリーズで15年の長きに渡って活躍してきたアンドレ・ロッテラーや小暮卓史がシリーズを離脱。去年、鳴り物入りでデビューして2勝を挙げた後、F1デビューを果たしたピエール・ガスリーもシリーズを旅立って行った。こうしたドライバーに代わって、昨年までFIA-F2で活躍してきた松下信治(No.6 DOCOMO TEAM DANDELION RACING)や、今季F2との掛け持ちとなる福住仁嶺(No.15 TEAM MUGEN)、また昨年ワールドシリーズ・フォーミュラV8 3.5でチャンピオンを獲得したピエトロ・フィッティパルディ(No.7 UOMO SUNOCO TEAM LEMANS)、そして全日本F3選手権に通算4シーズン参戦、2011年Nクラスのチャンピオンを獲得するもなかなかトップフォーミュラへのステップアップが叶わなかった千代勝正(No.50 B-Max Racing team)が、30歳を過ぎてようやく全日本スーパーフォーミュラ選手権のシートを射止め、新たに4人がルーキーとして参戦。また一旦シリーズから離れていたジェームス・ロシター(No.37 VANTELIN TEAM TOM’S)や平川亮(No.20 ITOCHU ENEX TEAM IMPUL)は、そのプロフィールを上書きしカムバックを果たした。


  • (国内トップフォーミュラ初参戦となるDOCOMO TEAM DANDELION RACING 松下信治)


  • (今季はFIA-F2と”掛け持ち参戦”となるTEAM MUGEN 福住仁嶺)


  • (UOMO SUNOCO TEAM LEMANSから参戦するピエトロ・フィッティパルディはF-1とCARTでチャンピオンを獲得したエマーソン・フィッティパルディの孫)


  • (2年ぶりに復帰するVANTELIN TEAM TOM’S ジェームス・ロシター)


  • (スーパーGTチャンピオンの経歴を持って復帰するITOCHU ENEX TEAM IMPUL 平川亮)


  • (Be-Max Racing teamのシートを射止めた千代勝正。本山哲は監督に就任した)

ドライバーラインナップが一新された今季の全日本スーパーフォーミュラ選手権では、昨年までスポットで実施された2スペックタイヤ制が、全戦にわたり採用されることが決まった。これがシリーズにとって、最も大きな変更点。すでに3月上旬の鈴鹿テスト、3月下旬の富士テストで、全ドライバーが両スペックのタイヤを使用しているが、ソフトタイヤのグリップダウンが昨年スペック以上に早いという感想が聞こえてきており、それがレースの行方にも大きく影響しそうだ。また、クルマのセットアップに関しても、ミディアムタイヤに合っているのか、ソフトタイヤに合っているのかという点では、チームごと、ドライバーごとに評価が違っている状況。ミディアムではタイムが出るもののソフトでは出ない、逆にソフトではタイムが出るもののミディアムでは出ないなど、それぞれのドライバーが各々違う感想を述べていた。さらにテストでは、午前中のセッションと午後のセッションで路面コンディションが大きく変化するという状況も出現。路面温度の上昇だけでなく、路面にラバーが乗ることで、何らかの影響が出ているのではないかとも言われている。こうした現象は、ノックアウト予選の際のクルマの合わせ込みにも大きく影響しそうだ。

その2種類のタイヤは毎レース、ミディアムの新品が2セット、ソフトの新品が2セット、各ドライバーに供給される。また、直前の合同テストあるいは、直前の大会から2セット持ち越すことができるが、開幕戦に関してはユーズドタイヤのみ持ち越すことが可能。コンパウンドは問わないとのことなので、開幕戦に関しては、どのチームがどのコンパウンドを持ち越しているのかも、気になるポイントだ。また、使用方法については、ノックアウト予選Q1では、全車ミディアムタイヤの使用が義務付け。Q2、Q3については任意だが、上位グリッドを獲得するためには、ここでソフトのニュータイヤを投入するのが定石だろう。そのため、金曜日の練習走行や土曜日朝のフリー走行では、予選に向けて、程度のいいソフトの持ち越しタイヤで、予選シミュレーションを行うドライバーも見られるはずだ。

(今季は全戦でソフト、ミディアムの2スペックタイヤによるレースが行われる)

一方今回の開幕戦は、久しぶりに距離が300㎞と長い。これまでは250㎞という時代が続いていたが、それよりも50㎞長く走るということで、やはりタイヤへの負担が気になるポイントだ。決勝レースでは、両コンパウンドのタイヤを必ず1回ずつは装着しなければならないという運用になっているが、ソフトタイヤが一体何周持つのか?また、ミディアムで何周ぐらいまで引っ張れるのか? 常識的に考えると、ミディアムで走る距離の方が長くなると予想されるため、「ミディアムでできるだけタイムを落とさず、多くの周回をこなす」というのが、決勝に向けては理想。だが、ヨコハマタイヤが「去年よりももたないソフトタイヤを敢えて作りました」とアナウンスしているのとは裏腹に、決勝になってソフトのグリップダウンが思ったほど進まないという可能性も捨て切れない。もちろん、ヨコハマタイヤの目論見通りに、ソフトタイヤのグリップダウンが早く進んだ場合には、2ピット作戦を採るチームも出てくるだろうが、“タイヤの使い方”を考えて、各チームは鈴鹿、富士のテストで積極的にロングランも行った。しかし、テストと実際のレースウィークでは、気温・路面温度といったコンディションが変わってくるため、タイヤのグリップダウンの進行具合についても、金曜日の練習走行や日曜日朝のフリー走行で確認をしなければならない。つまり短い時間の中で、各チーム、ドライバーにはやらなければならないことが山積み、というのが現状だ。その中でいったい誰が抜け出してくるのだろうか。

(鈴鹿サーキットで開催された公式合同テスト初日のトップタイムをマークしたcarrozzeria Team KCMG 小林可夢偉)

鈴鹿のテストでは、初日に小林可夢偉(No.18 carrozzeria Team KCMG)がトップタイム、中嶋一貴(No.36 VANTELIN TEAM TOM’S)が2番手。かつてF1を戦い、現在ではWEC世界耐久選手権でも活躍している実力派ドライバー2人が上位に並んだ。これに続いたのは、SF王者経験者の国本雄資(No.2 P.MU/CERUMO・INGING)。だが、2日目には、SFルーキーの松下信治がトップタイム。カムバック組の平川亮が2番手、やはりルーキーの福住仁嶺が4番手タイムをマークし、ヨコハマタイヤに対する先入観を持たない若手たちが勢いを見せつけた形。そうした中で昨年のチャンピオン、石浦宏明(No.1 P.MU/CERUMO・INGING)は慌てることなくデータ収集に注力。予選から決勝までの組み立てをすべて考えながら、テストセッションをこなしていた。その仕上げとして、富士テストでは最終セッションでキッチリとトップタイムをマークしている。


(VANTELIN TEAM TOM’S 中嶋一貴)

ベテラン勢やチャンピオン経験者、そこにルーキーや2年目のドライバーたちがどう挑んで行くのか。今年の全日本スーパーフォーミュラ選手権も、この構図に変化はない。2スペックタイヤ制導入により、各レースでの順位の入れ代わりも激しくなると見られているため、特に距離の長い開幕戦では、スタートからゴールまで目の離せない展開となりそうだ。

(ディフェンディング・チャンピオン、3度目のチャンピオンを狙うP.MU/CERUMO・INGING 石浦宏明)

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