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　セッション開始から7分ほどで、No.11 中山友貴（HP REAL RACING）が1分35秒776を記録。これに続くタイムを出したのが、予選3位のNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ（Lenovo TEAM IMPUL）で1分36秒300。だが、次の周にV字コーナーでコースアウト。縁石に乗ってしまい、単独スピン。これで右のフロントサスペンションを傷め走行不能に。狭いグラベルでストップしたため、赤旗が提示され走行中断。車両の回収を行った。9分後の9時07分に走行が再開。残り18分、予定より5分延びた9時25分までとなった。
　再開後、上位に浮上したのは、No.41 武藤英紀（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）で1分36秒242とし、2番手に。だが、No.2 アンドレ・ロッテラー（PETRONAS TEAM TOM'S）も1分36秒159で、武藤を上回り2番手交代。ロッテラーはさらに1分36秒097までタイムを刻み、以後も36秒台でコンスタントに走行。予選は5位ながら3連勝の可能性を十分感じさせる。
　このころ、ピットロードでNo.62 嵯峨宏紀（TOCHIGI Le Beausset Motorsports）がストップ。ドライブシャフトの破損で、マシンはピットに押し戻された。また、No.18 リチャード・ブラッドレー（KCMG）はこのセッション終盤までコースイン出来ず。スターターギアのトラブルに見舞われ、走行できたのはわずか3周だった。

No.8 ロイック・デュバル

　セッション終盤、残り7分となり、トップは中山、以下はロッテラー、武藤、デ・オリベイラ（クラッシュ後は走行せず）、小暮、No.8 ロイック・デュバル（KYGNUS SUNOCO Team LeMans）のトップ6となる。
　そしてラスト3分、ロッテラーをしのぐ2番手タイムを出したのは、やはりデュバルで1分36秒009。予選では惜しくも連続ポールを逃したが、デュバルもセッション後半は36秒台で周回を続けており、決勝への準備は万端に見えた。また、残り3分でNo.31 中嶋大祐（NAKAJIMA RACING）が1分36秒124で4番手へ。
　これでセッションは終了し、トップタイムは中山が獲得。これにデュバル、ロッテラー、大祐、武藤、デ・オリベイラと続いた。予選4位のNo.39 国本雄資（P.MU/CERUMO・INGING）は16番手、同6位のNo.16 山本尚貴（TEAM 無限）は10番手だった。
　ポールポジションのNo.1 中嶋一貴は9〜16番手あたりのタイムで、最終的には11番手。ただ、燃料の搭載量を多くしての走行の可能性もあり、このポジションだから決勝が難しいとは言えないだろう。逆に序盤に1分35秒台のトップタイムを出した中山は軽めの燃料で、中盤以降は1分37秒台の走行に終始した。

　セッション終了には、各車がグリッドに一旦静止してのスタート練習が行われた。各選手はスタート手順やクラッチミートの感触を確認し、決勝レースに備えていた。

No.2 アンドレ・ロッテラー

決勝に向けていい手応えがあった

フリー走行2回目 トップタイム
No.11 中山友貴（HP REAL RACING）

　今朝は、昨日の予選をちょっと失敗したので、その辺のおさらいをしつつ、決勝の想定をして走行をしました。最初、タイムを出した時は、ちょっと軽めの燃料でした。そこで、クルマのバランスのおさらいも含めて、確認はいろいろできましたね。
　一方、決勝に向けてはいい手応えがあったので、しっかりと走れれば順位を上げられるかなと思います。思ったよりも重さを感じずに走れましたね。スタートでポジションをいくつか上げられれば最高だなと思いますし、ブレーキにきついサーキットなので、ちゃんと相手を冷静に見極めていければ。ペース自体、結構良さそうなので、シングルには行きたいなと思っています。体力には自信があるので大丈夫。とにかく前だけ目指して走ります。