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ちゃんとメカニカル・グリップを出さないとだめ

NAKAJIMA RACING

32田坂 泰啓

ドライバー:小暮 卓史

1.前戦・ツインリンクもてぎについて
Q

予選はスペシャルステージ方式、決勝はもてぎらしく「抜けない」けれども緊迫感が持続する戦いになりましたが、土日2日間の各セッションの組み立てを振り返って、うまく行ったこと、行かなかったことはどのあたりでしょうか? (戦略・戦術面)

A

予選はいまいち失敗でした。タイヤも温まりきりませんでした。
決勝はセッティングもそこそこまとまったのですが、まだまだです。

Q

担当されているマシンのセットアップに関して、うまく仕上がったところ、逆にもうちょっとだったな、と振り返られているところを教えて下さい。(セットアップ面)

A

もっとメカニカル・グリップを出さないとダメだと痛感しました。

*メカニカル・グリップ : サスペンションをうまく動かして様々な動きの中でタイヤを路面にしっかり接地させてそのグリップを引き出し、粘らせるるようにすること。基本的にはタイヤの上で車体を柔らかく動かした方がタイヤの接地性は良くなるが、その動きを止めることも必要で、さらに空力ダウンフォースを利用した競技車両では速度の二乗に比例して増える空力荷重をサスペンションのバネで受け止めるため、車高変化を抑えるためには硬い脚にならざるをえない。

2.スポーツランドSUGOというコースについて
Q

スポーツランドSUGOは山岳斜面に沿ってレイアウトされていて上り下りとも勾配がきついことが特徴的ですが、エンジニアの視点からはどんな性格のコースだと考えていますか?

A

単純に頑張ればタイムが出る、面白いコースだと思います。

Q

1〜3コーナー、レインボー、SPの各コーナーはチャレンジングな中速コーナー、4コーナーからハイポイント・コーナーまで上り勾配に連なる低速コーナー、下り勾配のバックストレッチから馬の背、すり鉢のような最終コーナーから国内で最もきつい登りのメインストレート。速度域も性格も異なる区間が組み合わさったコースですが、マシンの挙動や特性としてはどんなところを目指すのでしょうか?

A

中高速コーナーが多いのですが、路面のミューはあまり高くないため、ちゃんとメカニカル・グリップを出さないとだめだと思います。

*路面のミュー : ミュー(μ)は摩擦係数を示すものとして使われている。つまりタイヤにとって路面への食いつきが日本の他のサーキットの多くほどは強烈でない、ということ。

Q

上記設問の回答を受けて、スポーツランドSUGOにおけるマシン・セッティングを組み立てる上で、重視されるコーナー、セクションは何処・何処ですか? またそこで鍵を握るものと考えられている車両諸元はどのあたりですか?

A

SPから最終コーナーが速いとうれしく思います。

3.第6戦に向けて
Q

スポーツランドSUGOのコース特性に対して、マシンを準備する上でとくに留意される点は何かありますか? (とくに機械的な要素に関して)

A

とくにありません。いつもとおりです。

Q

スポーツランドSUGOを2013年仕様タイヤで走るのは初めてかと思いますが、すでにデータも蓄積されている中で、タイヤとコース(路面)との相性をどう予想されていますか? また、走らせた時にそれをどこで判断しようとイメージされていますか?

A

今年のタイヤはSUGOには合っていると思います。

Q

今回は予選がノックアウト方式、レース距離は250kmで燃料タンク容量制限は2013年規定というフォーマットになります。これに対して、現在どのくらいの戦略パターンを想定されていますか? できればその方向性などについても教えてください。

A

考え中です。

Q

他のチーム/ドライバー・エンジニアが「こんなことをやってくるかな?」と予測(期待、あるいは危惧)されていることはありますか?

A

とくにありません。

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