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Rd.1 Suzuka Circuit

  • 公式予選:2010年4月17日(土)
    決  勝:2010年4月18日(日)
  • 鈴鹿サーキット:5.807 km

Qualifying

小暮卓史(NAKAJIMA)が圧巻の今季初PPを獲得!

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No.31 小暮卓史

2010-04-17 □天候:晴|コース:ドライ

 春めいた陽射しが降り注いだ4月17日(土)、2010年の全日本選手権フォーミュラ・ニッポン開幕戦は、いよいよ鈴鹿サーキットで公式予選の時を迎えた。14台中10台のマシンが従来のコースレコード(1’40.560)を更新するという激戦となった予選。その中で、今年最初のポールポジションを獲得したのは、テストからの好調ぶりをここでも維持した№31小暮卓史(NAKAJIMA)。2番手には№19 J.P.デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)、3番手には№36アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)と続いた。ディフェンディング・チャンピオンの№1ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、Q3のアタックラップ中に最終コーナーでクラッシュ。明日のレースを7番手からスタートすることとなった。

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No.31 小暮卓史

 晴天ながら、メインストレートに強い風が吹くコンディションとなったノックアウト予選。まずは午後1時30分から20分間のQ1が行なわれる。ここでは3 台のマシンが脱落し、11台がQ2に進む。セッションが開始されると、間もなく全車、ユーズドタイヤを履いてコースイン。アタックに向けてのマシンの感触を確かめた。ここで、ユーズドながら1分39秒713を叩き出したのが小暮。小暮はピットに戻ると、Q1ではその後、コースに入らなかった。一方、その他のドライバーは残り時間が8分を切ったあたりからニュータイヤを装着してコースイン。タイムアタックへと向かった。ここで、小暮のマークしたタイムを上回ってきたのが、ロッテラーと石浦宏明(Team LeMans)の2人。また、小暮に僅差で続いたのが、オリベイラと№10塚越広大(HFDP RACING)、デュバル。ここまでがQ1で1分39秒台に突入している。一方ここで脱落したのは、ルーキーの№7ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)と№29井口卓人(DELIZIEFOLLIE /CERUMO・INGING)、復帰組の№18平中克幸(KCMG)の3人だった。

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No.36 アンドレ・ロッテラー

 Q1終了後、10分間のインターバルを経て、Q2が始まったのは、午後2時。このセッションではさらに3台が脱落し、8台がQ3へと進むことになる。しかも、ここからは10分間のセッションということで、まさに一発勝負だ。このセッションでは、開始直後、石浦がフロントタイヤだけをスクラブするために、コースイン。1周してピットに戻る。その後、開始から3分余りというところで、全車次々にニュータイヤを装着してピットアウト。タイヤのウォームアップに 2周掛かるという状況だったため、3周目にフルアタックに入った。ここで、Q1の自己ベストタイムをさらにコンマ3秒縮めて、トップタイムを叩き出したのは、ロッテラー。塚越、石浦がこれに続き、小暮は4番手。以下、10位までが従来のコースレコードを更新するという、激しい内容となる。そんな中、ここで脱落してしまったのは、№20平手晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)、№37大嶋和也(PETRONAS TOM’S)、№16井出有治(MOTUL無限)。平手と大嶋はレコードタイムを記録しながらも脱落という, 厳しい内容となった。

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No.19 J.P.デ・オリベイラ

 さらに10分間のインターバルを経て、ポールポジションを決定づけるQ3が開始されたのは、午後2時20分。このセッションでは、開始から3分という時点で、真っ先に小暮が動く。これを見て、全車ほぼ同時にピットアウト。最後のタイムアタックへと向かった。このセッションでも、気温は15℃、路面温度は 27℃と、コンディション的にはQ2とほぼ同じ。そのため、ここでも各ドライバーは、2周タイヤを温めてからフルアタックに入った。ここでまずタイムを刻んだのは、オリベイラ。アウトラップで小暮をかわしたオリベイラは、まずトップに立つ。しかし、間もなく他を圧倒するタイムを叩き出したのは、小暮。小暮は1分38秒917と、唯一、1分38秒台に突入してきた。これに迫るタイムでアタックしていたのは、Q1、Q2でトップタイムだったロッテラー。しかしロッテラーは、№31山本尚貴(NAKAJIMA RACING)に引っ掛かる形となり、コース後半でタイムを伸ばせなかった。一方、小暮に続く2番手につけたのは、石浦。アタック直前、ハーフスピンした影響もあったというが、石浦は堂々のフロントロウを獲得した。一方このセッションでは2台のマシンを不運が襲う。まず、小暮以上のセクタータイムを刻んでいた塚越が、駆動系トラブルのため、バックストレートでストップ。ほぼ同時に、デュバルが最終コーナーでバランスを崩し、コースアウト、クラッシュしてしまう。ここでセッションは赤旗中断。そのまま終了となった。その結果、小暮が幸先の良いポールポジションを獲得。以下、石浦、オリベイラ、ロッテラー、№2伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、山本、塚越、デュバルと続くことになったが、セッション後の再車検で石浦のマシンが「スキッドブロック最低厚み規定不適合」(2010国内競技車輌規則 13章2条2.13.1) d)違反)のために、不合格となった。石浦は訓戒処分を受けると同時に、明日のレースではピットスタートというペナルティーを受けることになった。テストから常に速さを見せてきた石浦が、どこまで追い上げられるかは、明日の見所のひとつ。一方小暮VSオリベイラ&ロッテラーという実力派外国人ドライバーの戦いも、激しいものとなりそうだ。

 

ホントに嬉しいです
ポールポジション No.31 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)
 ホントに嬉しいです。Q1は、ユーズドタイヤしか使っていないのにあのタイムが出たので、何とかトップに行けるかなと思ったんですけど、Q2では全然アンドレとか石浦くんに届かなくて。だから、Q3では覚悟を決めて、攻めるだけ攻めるしかないと思っていました。そしたらタイムが出たので、ホッとしましたね。本当にチームのおかげだと思います。Q2では自分の思うようなタイミングでタイヤを温められず、間合いを取るためにシケインでゆっくり走らざるを得ない状況でした。だから、Q3はクリアな状況で走りたいと思っていました。レースは220㎞と短く、ポールポジションの優位性は高い。落ち着いてレースしていきたいと思っています。
決勝でも安定したタイムを刻めると思っている
2nd:No.19 J.P.デ・オリベイラ(Mobil 1 Team IMPUL)
 いい予選だったと思うよ。セッションごとにタイムを上げていくことができたしね。Q1とQ2では次のセッションに進むことを考えて走っていて、Q3ではそれ以上にプッシュした。だから、タイム的にはそれまでよりも速かったけど、さらにタイムを上げることができると思う。決勝でも安定したタイムを刻めると思っているよ。
ロケットスタートできるように頑張るよ
3rd:No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TOM’S)
 Q3では山本が僕の前にいて追いついてしまい、大きくタイムロスしてしまった。クルマはすごく良かったんだけどね。ずっとトップだったのに、最終的に3番手で終わったことには、もちろんガッカリしているよ。でも、今日のうちにそんなことは忘れて、明日のレースに集中したい。ロケットスタートできるように頑張るよ。

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