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Rd.6 Autopolis

  • 公式予選:2010年10月16日(土)
    決  勝:2010年10月17日(日)
  • オートポリス:4.674 km

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 波乱の展開となった前戦・SUGOから、3週間。2010年全日本選手権フォーミュラ・ニッポンは、いよいよタイトル争いが佳境に入ってきた。その行方を大きく左右すると見られる第6戦の舞台となるのは、大分県・オートポリス。シリーズ中、唯一本州を離れて行なわれるレースであり、九州地方のファンにとっては、年に一度のお祭りだ!また、昨年はチャンピオン決定の場ともなっている。


山の傾斜で大きなアップダウン、テクニカルでチャレンジングなコース設計
 そのオートポリスは、阿蘇の山懐に抱かれた緑豊かなコース。建設当初、F1の開催を目指していたということもあり、日本にありながらヨーロッパのサーキットを彷彿とさせる趣がある。コース幅は広く、山の斜面を上手く使ったレイアウトが特長。前半区間と後半区間、大きなアップダウンが2回繰り返され、前半は高速区間、後半は特に最後の上りで非常にテクニカルなコーナーが続く。マシンのセットアップが決まっていないと、このテクニカル区間でのマシンのスライドが大きく、タイヤの消耗が早くなる。その結果、レースでのペースダウンも大きくなるだけに、マシンセットアップは非常に重要。一方、このレイアウトはドライバーたちにとってもチャレンジングで、人気が高い。


タイヤ摩耗をいかに抑えられるかが勝敗の鍵!
 今回のレースは、前戦・SUGOと同様、距離が230km。しかし、前回は義務付けのなかったタイヤ交換が義務付けられている。つまりどのドライバーもピットインを行なうということで、その際には給油も行なうのがセオリー。オートポリスの路面は、タイヤへの攻撃性が高いため、他のサーキットでは可能だったタイヤの2本交換は難しく、普通に行けば、4本ともに交換すると見られる。そのタイヤへの負担を少しでも軽くするため、スタート時の燃料も各チームが考慮する部分。このあたりは、グリッドの位置によっても変わって来るだろう。オートポリスは1コーナーでのオーバーテイクシーンが見られるが、タイヤのグリップダウンが進んでくると、それも容易ではない。それを考えれば、やはり他のレース同様、予選は重要。特に、タイトルを争うドライバーにとっては、ここからの2戦、ポールポジションに与えられる1ポイントが非常に大きな意味を持ってくるだけに、3セッションで行なわれるノックアウト予選では、熾烈なポールポジション争いが見られるのは間違いない。


常に変化するレース展開、各チームの作戦も注目!
 一方、決勝レースでは、ピットインのタイミングが鍵を握る。前述のように、もともとタイヤへの攻撃性が高いオートポリスだが、前方にマシンがいる状態で周回を重ねていると、フロントのダウンフォース不足から、リヤタイヤだけでなくフロントタイヤの消耗が早くなる。その場合には、他のドライバーとピットインのタイミングをずらして、単独で周回を重ねた方が、トータルでのレースタイムが上がる。その結果、後方からスタートしても、最終的には高ポイントを獲得するチャンスが生まれるのだ。もちろんその場合も、自車の燃料搭載量や残りの周回数、レース展開などを加味しながら、各チームがリアルタイムでの決断を下していく部分。そのあたりの臨機応変ぶりも見所のひとつだ。


ポイントトップは小暮、一歩も譲らない外国人ドライバー達のバトルの行方は…
 タイトル争いについては、現在、小暮卓史が31ポイントでトップ。オートポリスでは、久々に「リーダーズレッド」をつけて走ることになる。この小暮と3ポイント差の28ポイントで並ぶのは、J.P.デ・オリベイラとロイック・デュバル。さらに26ポイントでアンドレ・ロッテラーと続いており、有力外国人ドライバーたちが小暮包囲網を敷いているといっていい状態になってきた。昨年のオートポリス戦を制している小暮は、今年もここでポール・トゥ・ウィンを果たし、ライバルたちを引き離すのか。あるいは、ヨーロッパスタイルのコースと言われるオートポリスだけに、外国人ドライバーたちがレースを支配するのか。いずれにしても、見逃せない1戦となるのは間違いない。

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