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SP Fuji Speedway

  • 公式予選:2010年11月12日(金)
    決  勝1:2010年11月13日(土)
    決  勝2:2010年11月14日(日)
  • 富士スピードウェイ:4.563 km

Free Practice

「FUJI SPRINT CUP」、フリー走行はロイック・デュバルがトップ

2010-11-12 □天候:晴れ|コース:ドライ 気温12度/路面温度15度

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 激闘のチャンピオン争いからわずか1週間。その興奮冷めやらぬ11月12日(金)、静岡県・富士スピードウェイにフォーミュラ・ニッポンの咆哮が再び響き渡った。今週末は、スーパーGTと同時開催という史上初のイベント。JAFグランプリのタイトルが懸けられた「FUJI SPRINT CUP」のメインイベントの1つとして、フォーミュラ・ニッポンも超スプリントで行なわれる。金曜日の午後には久々にスーパーラップ方式で予選が行なわれるが、それに先立ち午前8時40分,35分間の練習走行が行なわれた。
今週の関東・東海地方は、毎日のように秋晴れに恵まれており、予選日となったこの日も秋から陽射しが降り注いだ。しかし、朝夕の冷え込みは厳しく、セッション開始時刻の気温は12℃、路面温度は15℃と肌寒いコンディション。そこから気温、路面温度ともに上昇し、最後は気温13℃、路面温度17℃となっている。
ピット出口がオープンされると間もなく、ほとんどのマシンが先週の鈴鹿のレースから持ち越したミディアムのユーズドタイヤでコースイン。3分の1ほどのドライバーは、マシンの状態を確認すると、一旦ピットに戻る。その他のドライバーは計測に入り、ある程度のタイムを出すと、ピットに戻ってマシンの微調整を行なった。このユーズドタイヤの段階で圧倒的な速さを見せたのは、No.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。No.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がそれに続いた。
そして、シリーズランキング上位のドライバーたちも、セッションの残り時間が10分となったあたりからはニュータイヤを装着してタイムアタックへと向かう。ここで、まずトップタイムを書き換えたのが、ロッテラー。ロッテラーは1’24.644をマークし、それまでトップだった平手晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)のタイムをコンマ3秒ほど上回ってきた。これに続いて、今年度のチャンピオン、No.19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)も好ペースで走行していたが、セクター3で大きくタイムロス。アタックを仕切り直すことになる。その間に大きくトップタイムを書き換えてきたのは、やはりデュバル。デュバルは、まずアタック1周目に1’24.096をマーク。その翌周にはさらにタイムアップし1’23.944と、唯一23秒台のタイムを叩き出した。一旦ピットに戻っていたロッテラーは、ここでストレートエンドのトップスピードを見るためか、リヤのトップウィングを取り外して、もう一度コースイン。その状態でアタックするが、自己ベスト更新はならず、2番手に留まる。さらに、仕切り直しのアタックに入ったオリベイラが 1’24.644までタイムアップし3番手に浮上。以下、No.10 塚越 広大(HFDP RACING)、平手、No.31 山本尚貴(NAKAJIMA RACING)、No.37 大嶋 和也(PETRONAS TEAM TOM’S)、No.2 伊沢 拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)と続き、No.32 小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)は9番手に留まっている。
一方、第1レースのグリッドを決めることになるのは、ストレートエンドの最高速。朝の練習走行では、このトップスピードで、No.7 ケイ・コッツォリーノ選手(Team LeMans)、No.29 井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)、山本らが上位につけていた。この後、正午前後には、一時雨が降るのではないかと予想されている富士。それを裏付けるように、午前10時過ぎからは、突風とも言えるような強い風が、最終コーナー方向から、1コーナー方向に向けて吹き荒れている。午後1時からは、いよいよスーパーラップが行なわれるが、その結果はどうなるのか。まずは両レースのポールポジションを誰が獲得するのか、注目される。

エキサイティングな戦いを見せられると思う
トップタイムNo.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)

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 田中さん(田中耕太郎エンジニア)にも言ったんだけど、今日はクルマに対して何ひとつ、文句のつけようがない。こんなの何年もなかったことだよ。とにかく完璧で、オーバーステアもなければアンダーステアもない。ただ、僕のドライビングスタイルに完璧にマッチしているバランスっていうだけだ。だから、どのラインを走ろうが何しようが、とても乗り心地がいいし、自信も持てたし、すごくいいラップを刻めたよね。今回使っているのはソフトタイヤだけど、もちろんミディアムタイヤよりは、うんとグリップが高い。トラクションをかけた時も、中・高速コーナーでも、ずっといい感じだし、ラップタイムも出るよね。午後の予選も同じような結果で終われるといいな。フォーミュラ・ニッポンでスーパーラップ方式の予選を走るのは初めてだけど、GTで同じ方式の予選はやっているし、通常でもフォーミュラ・ニッポンのタイムアタックは1周しかできない。だから、きっと上手く行くと思っているよ。とにかくミスしないように、頑張るだけ。午後も今朝と同じぐらいのコンディションだといいよね。そうすれば、きっと僕のクルマはすごくいいと思うから。ただ、問題なのは、僕らのストレートスピードが余り速くないこと。今朝のセッションで言えば、11番目とか、それぐらいだったからね。土曜日のレースに向けては余り良くない。日曜日のレースはいいだろうけど。とにかく僕にとって一番大事なのは、いいクルマで一番速いラップタイムを刻むこと。土曜日のことはあまり気にしていないよ。まあレースは 20周あるから、明日も同じようにクルマの状態が良ければ、追い上げていけると思うし、エキサイティングな戦いを見せられると思うよ。

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