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SP Fuji Speedway

  • 公式予選:2010年11月12日(金)
    決  勝1:2010年11月13日(土)
    決  勝2:2010年11月14日(日)
  • 富士スピードウェイ:4.563 km

Qualifying

FUJI SPRINT CUP・フォーミュラ・ニッポン予選第1レースはコッツォリーノ(Team LeMans)、第2レースは
ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)がPPを獲得

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2010-11-12 □天候:|コース: 気温17度/路面温度25度

 一時雨が降るという天気予報が外れ、穏やかな秋晴れとなった静岡県・富士スピードウェイ。富士スプリントカップのメインイベントのひとつ、フォーミュラ・ニッポンの公式予選が、11月12日(金)、午後1時から行なわれた。今回の予選はシリーズ戦のノックアウト方式とは違い、スーパーラップ方式。シリーズランキング15位のNo.16 井出 有治(MOTUL TEAM 無限)から、チャンピオンのNo.19 J.P・デ・オリベイラ(Mobil 1 TEAM IMPUL)まで、15人のドライバーが1台ずつアタックを行なう。ピットから出た各マシンはウォームアップを2周したあと、3周目にタイムアタック。この周のストレートエンドの最高速度ランキングが、第1レースのグリッド、その周のラップタイムが第2レースのグリッドとなる。 最初にコースに入った井出は、ストレートエンドで303.456㎞/hをマーク。ラップタイムは、1’26.668をマークする。まずはこれが目安のタイムとなるが、2番手に走行したNo.3 松田 次生(KONDO RACING)はこれを上回れず。3番目に走行したNo.29 井口卓人(DELIZIEFOLLIE/CERUMO・INGING)はストレートスピードを306km/hまで伸ばしたが、ラップタイムでは井出を上回れなかった。4番目に走行したのは、No.18 平中克幸(KCMG)。平中は、ストレートスピードこそ伸びなかったが、タイム的には最初に1分25秒台に入れてくる。さらにNo.2 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が、平中のタイムを100分の3秒余り上回った 。

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No.7 ケイ・コッツォリーノ

 そして、6番目にコースに入ったのがNo.7 ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)。コッツォリーノは、TVの画面を通じても分かるほどリヤウィングを寝かせていた。そしてアタックに入った周の1コーナー手前で 314.502km/hと、他のドライバーを大きく上回るトップスピードをマーク。そのままアタックに入ると何とか最後まで踏ん張り1’26.629と、ラップタイムもそこそこのタイムをマークした。これに続いてトップタイムを書き換えたのが、No.10 塚越 広大(HFDP RACING)。塚越は、トップスピードも309km/h台まで伸ばし、上位に食い込んできた。8番目に出走したNo.8 石浦 宏明(Team LeMans)はストレートスピードも伸びなかったが、アタック中のコカ・コーラコーナー入り口で、左側のタイヤを完全に縁石の外側まではみ出させてしまい、その影響で今度は右側にコースアウトしている。その後、No.31 山本 尚貴(NAKAJIMA RACING)、No.37 大嶋和也(PETRONAS TEAM TOM’S)となかなかタイムを伸ばせない中、11番目に走行したNo.20 平手 晃平(Mobil 1 TEAM IMPUL)が大きくタイムアップ。1’25.135と、塚越のタイムをコンマ4秒ほど上回った。

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No.36 アンドレ・ロッテラー

 ここからは最終戦のRace2まで、激しくタイトルを争った4人のドライバーが登場。そのアタックに注目されたが、さまざまなハプニングが起こる結果となった。この中で、まずコースに入ったのが、ランキング4位でシリーズを終えたNo.32 小暮 卓史(NAKAJIMA RACING)。小暮はストレートスピードが伸びなかっただけでなく、タイム的にも失速。この時点でまさかの8番手に留まる。続いて朝の練習走行でダントツのトップタイムをマークしていたNo.1 ロイック・デュバル(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がアタック。ところがタイムアタックに入ったデュバルは、セクター2に入ったところでガス欠症状が出て、スローダウン。そのままアタックを取り止め、ピットに入った。続くシリーズランキング2位のNo.36 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)は、ストレートエンドで310km/h台をマーク。ダウンフォースは削っていたものの、大きなミスなく1周をまとめ、コントロールラインを切った時には1’24.776と、このセッションでは初めて1分24秒台をマークして、トップに立つ。最後に登場したのが、今季シリーズチャンピオンとなったオリベイラ。オリベイラは、ストレートエンドのスピードこそ306㎞台に留まったが、1周を終えると1’25.047と、ロッテラーに続く2番手に滑り込んだ。

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まさかのペナルティとなったNo.29 井口卓人、No.8 石浦宏明、
No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

 ところがその後、井口、石浦、そしてオリベイラの3人がタイムアタック中のコカ・コーラコーナー立ち上がりで4輪すべてがコース右側の白線よりも外側にはみ出てしまったということで、ラップタイムも最高速度も抹消。オリベイラはいずれのレースも13番手、石浦はいずれも14番手、井口はいずれも15番手から追い上げをはかることになった。

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第1レース 予選1位 ケイ・コッツォリーノ/ 第2レース 予選1位 アンドレ・ロッテラー

スタートダッシュを決めて、勝って、賞金を稼ぎたい
第1レース 予選1位:ケイ・コッツォリーノ(Team LeMans)
 チームとしては、僕が最高速でトップを獲ることと、石浦選手がラップタイムでトップを獲ることを目標にしていました。その中で、僕はきちんと仕事をこなすことが出来ました。ご覧になった方もいると思いますが、僕はウィングもベタベタに寝かせて行きました。セクター2では、4輪でドリフトするような状況で走っていましたが、セクター3はクルマのメカニカルなバランスが良く、ラップタイムも7番手と、割とまとまった感じです。唯一、ブレーキが少しキツいので、明日のレースではもう少しダウンフォースを付けて行くと思いますが、内容としては僕がこのまま(トップで)行く方が面白いと思います。明日はポールポジションですけど、2位とか3位とかは考えていませんし、スタートダッシュを決めて、勝って、賞金を稼ぎたいですね。第2レースも7番手なんですけど、何とか抜けるようにクルマのセットアップを仕上げて、表彰台に立ちたいと思っています。
レースを楽しみにしているよ
第2レース 予選1位:アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)
 今回の予選はいつもの予選と方式は違ったけど、僕にとってはそれほど大きな違いはなかったね。僕らのチームはいつもの予選と同じように、出来るだけ速く走れることを心掛けただけだよ。ただ今回は、空力の面で少しやらなければいけないところがあったし、妥協しなくちゃいけない部分があった。もちろん僕が運転できる範囲で減らして行ったんだけど、難しかったね。でも、結果としてはOKだった。僕はストレートスピードでも2番手になれたから。第1レースの予選でそこまで行けるとは思っていなかったから、いい結果だと思うよ。決勝レースでは、もちろんベストを尽くして勝つことしか考えていないよ。そのためにも、片方のレースがポールポジションで、もう片方のレースが2番手からっていうのは悪くないよね。だから、レースを楽しみにしているよ。

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