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2013 SUPER FORMULA

Round7 Suzuka Circuit

  • Suzuka Circuit
  • 公式予選
    決  勝
  • : 2013年11月09日(土)
    : 2013年11月10日(日)
  • 鈴鹿サーキット : 5.807 km

Free Practice

Result Review

タイトルへ好発進!山本尚貴がトップタイム
2番手は小暮、3番手は松田とHonda Vs.トヨタのバトルも互角に展開

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No.16 山本尚貴

 11月9日、第7戦(最終戦)鈴鹿サーキットの予選日を迎えた。この日の午前9時25分からは、1時間のフリー走行が行われた。11月も半ばながらそれほど寒さもなく、気温は18度で路面温度は20度とまずまずのレース日和となった。

2013-11-09 09:25-10:25 天候:晴れ コース:ドライ 気温:18度 路面温度:20度度

 11月9日、第7戦(最終戦)鈴鹿サーキットの予選日を迎えた。この日の午前9時25分からは、1時間のフリー走行が行われた。11月も半ばながらそれほど寒さもなく、気温は18度で路面温度は20度とまずまずのレース日和となった。

 フリー走行序盤にトップに躍り出たのは、ルーキーのNo.7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が早くも1分39秒台に入れ、1分39秒985でタイミングタワーのトップにゼッケンを刻む。14分過ぎにはNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)が1分39秒874として、トップを入れ替える。その後ろにはNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)も1分39秒928で2番手に浮上。
 そして、25分経過時点。この最終戦で初タイトルに挑むNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)が1分39秒928を叩き出し、トップに立つ。そしてその背後にはNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)も付け、この時点でHondaエンジンのワン・ツー体制に。しかし、すぐにNo.20 松田次生(Lenovo TEAM IMPUL)が1分39秒627として小暮の前に入って2番手。トヨタエンジンも負けていない。現行マシン“SF13”も選手権としてはこれがラストレース。Honda、トヨタも持てる技術を注ぎ込んできたはずだ。
 34分過ぎにNo.11 中山友貴(HP REAL RACING)が1コーナー奧でクラッシュ。前後ウィングを壊してしまう。速やかな車両撤去で中断はなし。
 43分過ぎにNo.31 中嶋大祐が1分39秒068でトップに。この頃から、各車がピットに入る。そして、セッション終盤は予選シミュレーションとしてニュータイヤに替えてコースに出って行く。

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No.32 小暮卓史

 最初にベストアタックを決めて見せたのが、山本だ。ラスト8分に4セッション中3セッションで全体の最速タイム、残りの1つも自己ベストを叩き出し、フィニッシュラインを越えて出たタイムは、1分38秒581とコースレコードに迫る速さとなり、当然トップに躍り出る。この直後、No.41 武藤英紀(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)がS字でクラッシュ。リアウィングを破損する。この区間にイエローフラッグが出るが、レッドフラッグには至らずにすんだ。
 そして、各車がラストアタックに入る。まずNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が1分38秒760で、山本に次ぐ2番手に。さらにロイック・デュバルに代わり出場するNo.8 アンドレア・カルダレッリ(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が1分38秒856、松田が38秒787、No.39 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)も38秒848と38秒台に突入するが、山本には届かず。

 これで1時間のセッションは終了。このセッションのトップタイムはNo.16 山本尚貴が獲得し、初タイトルに向け好発進した。2番手には小暮、3番手以下は松田、国本、カルダレッリ、6番手のNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)は1分39秒014だった。ルーキーの平川は9番手。伊沢は12番手、中嶋一貴は13番手、No.15 佐藤琢磨(TEAM 無限)は15番手となった。

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No.20 松田次生
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No.39 国本雄資

フリー走行1回目 トップタイム
No.16 山本尚貴(TEAM 無限)

 まずは持ち込みのセットを確認して、あとはいつも通り、その時その時のコンディションに合わせてセットして行きました。クルマはよく仕上がったと思いますし、持ち込みの状態からパフォーマンスが良かったのを確認できたので、いい流れを作れたかなと思います。今日は、コースの外側が少しダスティだったので、ちゃんとレコードラインを通らなくちゃいけなかったですけど、レコードライン上は特に問題なかったですね。昨日、SF14のテストをしていて、そこからSF13に乗ったんですけど、そこは正直違和感がありました。SF13からSF14に乗り替えるのは、特に問題ないと思います。
 今朝は、フリー走行の後にスタート練習が控えていたので、早目にニュータイヤでのアタックをしました。Q1の最初、そのタイヤで走り出すことを考えたら、あまり周回を重ねたくなかった。スタート練習をしたら、リヤタイヤも傷めてしまいますし、程度のいいものを残しておきたかったんです。ニュータイヤを履いて、そのままチェッカーを受けてしまうと(スタート練習を終えるまで)ピットに戻れないので、早目にアタックして、ピットに戻ってユーズドに戻して、スタート練習をしようとチームにも提案しました。結果的に、それも良かった。最後はクラッシュしているクルマがいて、アタックを満足にできなかったドライバーも多かったと思いますけど、僕はしっかりニュータイヤでのアタックの練習もできましたし、流れはいいんじゃないかと思います。ただ、周りがどれぐらいちゃんとアタックできているのか分からないですし、決して余裕ではないですね。
 気を引き締めてアタックしないとポールポジションは獲れないと思います。でも、僕らにもまだ(タイムの)伸び代があるので、楽しみです。獲る自信はありますし、獲らないといけないので、獲ります。



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