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2015 SUPER FORMULA

Round3 Fuji Speedway

  • Fuji Speedway
  • 公式予選 7月18日(土) / 決勝レース 7月19日(日) [55 Laps / 250.965 km]
    富士スピードウェイ : 4.563 km

Free Practice

Result Review

フリー走行2回目はデ・オリベイラがトップタイム!
またもIMPULがワン・ツー!2番手はポールのカルダレッリ、3番手に伊沢がつける

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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

8月19日、2015年スーパーフォーミュラ第3戦富士の決勝日を迎えた。予選日は台風11号の影響からの雨だったが、この日は、雲は多いものの夏らしい日差しが富士スピードウェイに注がれる。そして8時50分から30分間の予定で、フリー走行2回目が行われた。

 昨日は終日ウェットコンディションだったため、この富士戦初のドライとなる。ほとんどのクルマはコースオープンと共に走り出し、まずニュータイヤをスクラブする(表面を削ってならす)ため1周してピットイン。このセッションの大半を走るユーズドタイヤに替えて、本格的なセットアップ走行に入った。

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No.20 アンドレア・カルダレッリ

 開始から9分でターゲットになる1分26秒台に最初に入れたのは、No.11 伊沢拓也(REAL SF14)。1分26秒310を記録してトップに立つと、さらに次の周には1分25秒946まで削った。この後ろには1分26秒121でNo.8 小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)がつけ、No.7 平川亮(ACHIEVEMENT Team KYGNUS SUNOCO SF14)、No.10 塚越広大(REAL SF14)、No.34 小暮卓史(DRAGO CORSE SF14)と続く。
 だが、セッション中盤になってポジションを上げてきたのは。やはり予選でワン・ツーを決めたLENOVO TEAM IMPULの2台だ。まず、昨年の第2戦富士、2レース制のレース1を制したNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)が4番手、2番手と浮上。さらに昨日のポールシッターで、昨年第3戦富士でもポールを獲ったNo.20 アンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)が18番手から4番手ジャンプする。この後、トップの伊沢、以下デ・オリベイラ、可夢偉、カルダレッリ、塚越、平川、No.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING)のトップ8で推移する。一方、開幕戦ポールのNo.16 山本尚貴(TEAM 無限 SF14)、第2戦岡山で予選2位のNo.40 野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40S SF14)は、雨の予選だけでなくドライコンディションでも思うようにタイムを挙げられず15番手、17番手に低迷する。17分経過時点で、No.4 ウィリアム・ブラー(FUJI×D'station KONDO SF14)が13コーナーでスピンアウト。コースに戻ろうとするが、途中でエンジンが止まってしまったのか、結局走り出すことができず。ブラーはここで走行終了となる。

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No.11 伊沢拓也

 赤旗は出なかったが、コース間際に止まったブラー車の影響もあってしばらく上位のタイムに変動はなくセッションは終盤に入る。長くトップにあった伊沢のタイムを書き換えたのはやはり、LENOVO TEAM IMPUL。ラスト3分でデ・オリベイラがポジションは2番手のままだが1分25秒992にタイムアップ。カルダレッリも1分26秒042で3番手に。雨の予選でも3位に入ったNo.64 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING SF14)も5番手に上がって、ドライでも好調さをうかがわせる。そしてラスト1分。デ・オリベイラは1分25秒767を叩き出して、ついにトップに立つ。さらにチェッカー直前にカルダレッリも1分25秒778で2番手に。このままLENOVO TEAM IMPULが2人の順番は逆だが、予選同様にワン・ツーでフリー走行を終えた。2人のタイム差もわずか0.011秒で、チーム自体の状況が完璧であるようだ。序盤で出したタイムで伊沢がHonda勢トップの3番手。4番手に前戦2位の可夢偉、以下は大祐、塚越、小暮とHonda勢が並び、8番手に前戦優勝の石浦となった。予選4位のNo.18 中山雄一(KCMG Elyse SF14)は17番手、予選5番手のNo.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)は13番手。前戦はケガで欠場し今回が復帰戦のNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)は14番手、山本は15番手、野尻は18番手だった。
 午後2時スタートの決勝レースもドライが予想され、予選とはまったく違った状況である。このフリーの速さがそのまま決勝に出る訳ではないが、後方スタートにドライで速いドライバーも多くいる状況となった。速さを誇示するLENOVO TEAM IMPULの2人が逃げを打ち、チームメイト対決となるのか? それとも後方からの追い上げドライバーによって混戦もようとなるのか? 第3戦富士の決勝レースは、スタートから目が離せない。

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No.8 小林可夢偉
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No.64 中嶋大祐

いい準備ができている。あとはスタートに集中するだけ

フリー走行2回目 トップタイム
No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)

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 天候がすっかり変わったけれど、雨が降っていても晴れていても、僕らのチームはこの富士でいいクルマを準備できる実力があるし、その力を発揮できるということがわかっているんだ。去年の富士戦もドライコンディションは強かったしね。
 今朝のフリー走行では、それをキチンと見せられたと思う。細かな調整をいくつかトライして、進化もできたし、いい方向に進んでいる。チームとして正しい方向にセットアップができたということだね。あとはスタートにしっかりと集中して、後続との差をつけてレースを引っ張っていきたい。チームメイトのアンドレア(カルダレッリ)とは依然として僅差だけれど、これも勝負だしね。うまく戦っていきたいよ。