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2015 SUPER FORMULA

Round5 Autopolis

  • Autopolis
  • 公式予選 9月12日(土) / 決勝レース 9月13日(日)
    オートポリス : 4.674 km

Free Practice

Result Review

フリー走行2回目のトップタイムはカルダレッリが獲得!
2〜4位は伊沢、デ・オリベイラ、塚越とIMPULとREALが競る。ポールの石浦は7位

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No.20 アンドレア・カルダレッリ

9月13日、全日本選手権スーパーフォーミュラ第5戦オートポリスの決勝日を迎えた。午前9時30分から30分間のフリー走行が行われた。昨日の予選日同様にサーキットの上空には雲が多いが、青空からの日差しもあり、気温は17度と初秋の山間らしい爽やかな気候。ただ、少し黒い雲も見受けられるのが心配だ。スタート前の路面温度は25度だった。

2015-09-13 09:30-10:00 天候:晴 コース:ドライ 気温:17度 路面温度:25度

 予定通り午前9時30分からフリー走行がスタート。序盤はニュータイヤのスクラブ(1周の走行で表面を少し削っておく)するチームが見受けられた。この際には、決勝のピットインを想定したタイヤ交換の練習という意味もあるだけに、メカニックたちの動きも昨日のフリー走行よりキビキビとしたものが見受けられる。
 最初に1分29秒台が出たのは開始から7分を経過したところ。予選では思うような走りができなかったNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)が1分29秒486でトップとなるが、すぐに僚友No.20 アンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)が1分29秒425でその前に立つ。このLENOVO TEAM IMPULのワン・ツー体勢に割り込んだのは、このオートポリスで好調さが目立つREAL RACINGだ。まずはNo.11 伊沢拓也(REAL SF14)が1分29秒455で2番手に。No.10 塚越広大(REAL SF14)も4番手に浮上し、2チームが交互に並ぶトップ4となる。結局、この序盤のトップ4が終了までポジションをキープすることになった。デ・オリベイラ、カルダレッリとも予選は11、12位と低迷。決勝レースでの巻き返しを狙っているだけに、LENOVO TEAM IMPUL のガレージ内は終始ピリピリした雰囲気だったようだ。

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No.11 伊沢拓也

 ポールポジションを獲得したNo.38 石浦宏明(P.MU/CERUMO・INGING SF14)は、セッション前半は10〜8番手くらいのタイムで推移し、セッションの折り返し、開始15分過ぎに1分30秒305のベストタイムを記録して5番手に浮上。以後は、1分30秒中盤から31秒前半のタイムをコンスタントに刻む。No.18 中山雄一(KCMG Elyse SF14)やNo.41 ナレイン・カーティケヤン(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)のタイムアップで、石浦は最終的に7番手でセッションを終える。だが、ベストタイムはともかく他車のコンスタントラップが1分31秒台、がんばって30秒後半という状況を考えると、やはり石浦有利の感触があった。
 チャンピオンシップで石浦との差を詰めたいPETRONAS TEAM TOM'SのNo.1 中嶋一貴とNo.2 アンドレ・ロッテラーは8、9番手。予選2位のNo.8 小林可夢偉(Team KYGNUS SUNOCO SF14)は11番手だった。

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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

 スーパーフォーミュラの戦いをよく知る皆さんならおわかりだろうが、決勝日午前のフリー走行のベストタイムは、必ずしも決勝での速さを示すものではない。ベストタイムを記録した時の搭載する燃料の重量、タイヤの状況、午後のレース時との気温や路面温度など様々なファクターとの違いがレースあるためだ。また、このセッションのデータを受け、決勝に向け大胆なセット変更をするチームもあるだろう。

 決勝レースは午後3時ちょうどにスタート。約250km(54周)の決勝レースでは、どんな展開となるのだろうか? そしてシビアさが増すチャンピオンシップにおいて、誰が笑い、誰が泣くのか? 第5戦オートポリスの決勝スタートが楽しみだ。

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No.38 石浦宏明

クルマ自体は昨日より良くなっている

フリー走行2回目 トップタイム
No.20 アンドレア・カルダレッリ(LENOVO TEAM IMPUL SF14)

今朝の走行では、まずフルタンクではないけれどある程度ガソリンを積んだ状態でベストタイムが出ました。その後、ガソリンを足して連続周回をしていました。クルマ自体は昨日より良くなっていると思います。
でも、決勝でさらに上位を狙っていこうと思ったら、決勝のペースをさらに0.3秒は速くしないといけないので、これからデータを見て、さらにいい方向へと(セッティングを)進めていきたいですね。現状の問題はタイヤのデグラデーション(タイヤの摩耗による性能低下)。これも決勝までに解決したいと思っています。