フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)の第7大会(第13戦&第14戦)は9月26-27日、周囲の木々が秋を装い始めた宮城県のスポーツランドSUGO(一周3.704256km)を舞台に開催された。チャンピオン争いはNo.17 三浦和樹(74点・今季4勝)とNo.4佐々木大樹(63点・今季3勝)のふたりに絞られており、いずれにしても2009シーズン最終大会である今回でタイトルは決定する。
また、そのほかのドライバーにとってはチャンピオンの可能性こそ消滅したとはいえ、来季のスカラシップを獲得して、上位カテゴリーへのステップアップあるいはFCJへの再参戦に望みをつなぐためにも、ひと花を咲かせて今季を締めくくりたいところだろう。
第13戦の予選(15分間)は26日の午前8時30分より、全17名のドライバーが参加して始まった。計測1周目からNo.16 蒲生尚弥が飛ばして唯一の1分24秒台を記録し、計測2周目にはやはりただひとり1分22秒台へタイムを乗せてきた。これを追うのはNo.1 中山雄一、No.9 野尻智紀、No.18 大谷涼といった顔ぶれ。計測4周目には蒲生が1分21秒台へタイムを乗せて首位を堅守、計測6周目には1分21秒522と自己最速を伸ばした。
一方で、そのほかのドライバーはなかなか1分21秒台へタイムを乗せられずにいた。計測7周目にようやく中山が1分21秒833へ自己最速タイムを伸ばすも、蒲生はこの周で1分21秒319とさらに自己最速タイムを伸ばしてライバルを突き放した。
この結果、2番手にコンマ5秒以上の大差をつけた蒲生が、開幕大会の第1戦以来となる今季2度目のポールポジションを獲得。以下、中山(1分21秒833)、野尻(1分22秒049)、No.12 松本武士(1分22秒101)、No.15 服部竜也(1分22秒147)、佐々木(1分22秒221)が上位6名。前大会終了時点でランキングトップの三浦は1分22秒458で11番手と振るわなかった。
10分間を置いて、午前8時55分から第14戦の予選(15分間)は始まった。すでにタイヤが温まっていることもあり、多くのドライバーが計測1周目から連発。計測3周目には蒲生、中山、佐々木が早くも1分21秒台へタイムを乗せてきた。一方、第13戦の予選で苦戦していた三浦はこの第14戦の予選でもタイムが伸び悩んでいた。
いったんは膠着状態に突入した時間もあったが、計測6周目には蒲生や中山が自己最速タイムを更新し、それぞれ1番手と2番手を堅守。計測8周目は佐々木が3番手を堅守する自己最速タイムを更新した。野尻、松本、大谷涼といった顔ぶれも健闘するが、上位3名が記録した1分21秒台にはわずかに届かなかった。
この結果、1分21秒675を記録した蒲生が、第13戦に続き今季3度目のポールポジションを獲得。以下、中山(1分21秒752)、佐々木(1分21秒808)、野尻(1分22秒021)、松本(1分22秒029)、大谷涼(1分22秒113)が上位6名。三浦は1分22秒212で10番手に沈んだ。