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2012 Formula NIPPON

Round3オートポリス

  • オートポリス
  • 公式予選
    決  勝
  • :2012年5月26日(土)
    :2012年5月27日(日)
  • オートポリス:4.674 km
    決勝レース:54 Laps [252.396 km]

Preview

路面一新のオートポリス
さらなるバトル激化の予感に胸躍る

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2011年第2戦

まだ第2戦もてぎの興奮も冷めやらない中、早くも全日本選手権フォーミュラ・ニッポン第3戦オートポリスの開催が近づいてきた。この第3戦は、2012年シリーズの前半戦を総括する重要な一戦だ。また、九州唯一のフォーミュラ・ニッポンとなるだけに近隣ファンにとっても待望の一戦といえよう。初夏を迎える阿蘇山麓で、ホットな戦いが繰り広げられる第3戦オートポリスは、5月26日(土)予選、27日(日)決勝となる。

中嶋一貴のオートポリス連覇はなるか?

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No.1 アンドレ・ロッテラー/No.2 中嶋一貴
 開幕戦でNo.2 中嶋一貴が優勝し、第2戦では2011年チャンピオンのNo.1 アンドレ・ロッテラーが勝利と、昨年のチャンピオン・チームであるPETRONAS TEAM TOM'Sが絶好調だ。このままでは、彼らの連覇をあっさり許してしまいかねない。ライバルたちにとっては、まさに“ストップ・ザ・トムス”を旗印する一戦となるだろう。
 だがオートポリスと言えば、昨年の一貴のフォーミュラ・ニッポン初勝利が記憶に新しいところ。その前年の勝者はロッテラーと、PETRONAS TEAM TOM'Sにとってはゲンの良いサーキット。もちろん、ドライバーズ・タイトルという面ではこの2人は最大のライバルであるだけに、チームメイトによる目に見えないバトルもそろそろ巻き起こってきそう。
 この他にオートポリスを得意とするのが、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)だ。過去4回のオートポリス戦で優勝1回、ポールポジション2回と結果を残している。このところ厳しい状況にある小暮とNAKAJIMA RACINGだが、このオートポリス戦を期にタイトル争いに絡んできて欲しいものだ。そして若手で注目なのはNo.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)。昨年のこの大会でのポールシッターとなり3位につけている。当然、ここでフォーミュラ・ニッポン初勝利を狙ってきているだろう。
 また、オートポリスは中高速コーナーが多く、アグレシブなドライバーが得意としている。No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)やNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO)と言った外国人選手も“お気に入り”のコースだけに、レース展開はもとより、走りのダイナミックさ、過激さも見どころとなりそうだ。

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No.41 塚越広大
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No.32 小暮卓史

新しいコース路面でタイムアップは必至

 オートポリスは昨年からコース路面の張り替えを行っており、今春ついにコースすべてが新舗装となった。グリップも向上しているようで、新路面を走った多くのドライバーが自己記録の更新を果たしているという。となれば予選では、2010年にデュバルが記録したレコードタイム1分30秒582が破られる可能性も極めて高い。そして、決勝レースでも近接した激しいバトルが繰り広げられそうだ。この点もとても楽しみである。
 一方、路面が新しくなったことで、これまでの車両セッティングのデータをかなり修正する必要も生じるであろう。新路面のコースを感じ取るドライバーの能力、そしてそれをマシンに反映するエンジニアや監督の手腕が問われることになる。土曜日午前のフリー走行から目に見えない激しい競争が始まっているはず。また、予選や決勝前にセッティング変更に賭けるドライバーも現れるかもしれない。
 そして、路面の一新は燃費やタイヤの消耗率の変化もある。つまり、ピットインのタイミングもこれまでとは変わってくる可能性があるわけだ。それでなくとも燃費がきつく、タイヤの消耗が激しいと言われるオートポリス。それが軽減されるのか、逆にさらに厳しくなるのか。各チーム首脳すら今は悩みの種。だが、フォーミュラ・ニッポンのファンとしては、そこも興味深い注目点になるはずだ。
 何にせよ、2012年シーズン全7戦の3戦目。ここが、ちょうど前半戦を締めくくる戦いになる。いつもより熱い戦いを、サーキットで、ライブ中継で、録画放送で、ぜひ楽しんでほしい。

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新舗装となったオートポリスを制すのは?


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