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2013 SUPER FORMULA

Round1 Suzuka Circuit

  • Suzuka Circuit
  • 公式予選
    決  勝
  • : 2013年4月13日(土)
    : 2013年4月14日(日)
  • 鈴鹿サーキット : 5.807 km
    決勝レース : 51 Laps [296.157 km]

Preview

新たな時代へ!待望のスーパーフォーミュラ開幕戦、迫る
驚きの高速化を果たし、鈴鹿での激闘は誰が制するのか!?

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2013年 “Round0”

新たにスタートした“スーパーフォーミュラ”。待望の開幕戦が迫ってきた。時は4月13、14日。舞台はチャレンジングな鈴鹿サーキット。歴史に名を残す初代チャンピオンを巡る戦いは、ここから始まる。見どころ満載は間違いなしだ。

難コース鈴鹿でどんなバトルが展開するのか?

photo  国内トップフォーミュラカーのレースとして1996年から始まったフォーミュラ・ニッポンは、2013年より新たに「全日本選手権スーパーフォーミュラ」となった。日本のみならずアジア地域の最高峰フォーミュラレースとして、さらに良質なモータースポーツ・コンテンツを披露していくことだろう。
 さて、そのスーパーフォーミュラ最初の戦いは、4月13、14日に鈴鹿サーキット(三重県鈴鹿市)での2013年開幕戦となる。F1のみならず多くのビッグレースを開催する世界に知られる鈴鹿。世界で、日本で活躍するトップドライバーが“とてもチャレンジングだ”と絶賛するレイアウトを持つ。世界でも珍しい立体交差があり、このため、左右のコーナーが非常にバランス良く存在する。低速コーナーのヘアピンやシケイン、そして技術に裏付けされた勇気も試される130R、マシンとドライバーの腕がハイレベルでなければならないS字から逆バンク。そして300km/h近い高速に達する2本のストレート。聞くだけでもワクワクするサーキットである。この鈴鹿をスーパーフォーミュラに集うトップドライバー19名が、いかに攻略し、どんなバトルを見せてくれるのだろうか?
 また、今大会は「鈴鹿2&4レース」と銘打たれ、日本の4輪最高峰「スーパーフォーミュラ」と2輪最高峰の「JSB1000」が同日開催される。日本のオートバイレースもメーカーのみならずライダーも世界に通じるトップレベルの選手が揃っている。こちらもぜひ楽しみにして欲しい。

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No.1 中嶋一貴
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No.40 伊沢拓也

国内トップフォーミュラ過去最高のスピードに到達

 開幕戦に先立ち、3月に鈴鹿サーキットと富士スピードウェイで公式合同テストが計4日間行われている。ここで話題になったのが、ラップタイムの大幅上昇だ。コースレコードのブレイクはもちろん、参加したほとんどのドライバーがレコードを更新するタイムを叩き出したのだ。ブリヂストンの供給する今シーズン仕様のタイヤが“よりグリップが持ち、バトルの続く方向を求めた”と言うのだが、これがタイムの向上にも繋がったようで、多くのドライバーが「コーナーリング速度が向上している」と語っている。この新タイヤもあって、今年の開幕戦では“より速い”予選が、レースが観られることにあるだろう。
 もう一点、昨年の開幕戦鈴鹿と違うのが、決勝の距離が300kmと50km長くなったこと。今年も7レース中5レースが250kmで行われるが、この鈴鹿だけは長いのだ。当然、燃料補給のためピットインは必須になる。距離が長くなれば、ドライバーの体力面も勝負の鍵になる。新人やキャリアの浅い者には厳しい面もあるが、観る側としてはいろいろなシーンが展開しそうで楽しみである。

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No.32 小暮卓史
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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

鈴鹿で栄冠を勝ちとるドライバーは誰なのか?

 そして、気になるのはスーパーフォーミュラの記念すべき第1戦で誰が勝つのかだろう。3月に行われた鈴鹿公式合同テストでは、ここ数シーズン不本意な成績だったNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が、彼らしいアグレシブな走りでトップタイムを出して“復活”の兆しを見せた。さらにチームメイトのNo.31 中嶋大祐も好調で、NAKJIMA RACINGのワン・ツーもなきにしもあらず。そして、タイトル奪還に燃えるLenovo TEAM IMPULのNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとNo.20 松田次生もテストは手応えあり。新スポンサーも得て初戦を飾りたいだろう。
 そして、昨年惜しくもドライバーズタイトルを逃したNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)は、まさに挑戦の年となる。昨年もポールを獲得した第1戦、今度はゴールも1番、そしてタイトルに向け好発進と行きたいだろう。そして、今季チームを移籍した2012ランキング2位のNo.10 塚越広大。自分を成長させるため選んだ“変化”を、この鈴鹿の“結果”で証明してほしい。また、今季初参戦の2012全日本F3チャンピオン、No.7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が鈴鹿テストで小暮に次ぐ2位タイムを記録。この驚異の新人がいかなる結果を出すのか、注目が集まっている。
 一方、2連覇を果たしたPETRONAS TEAM TOM'Sは鈴鹿テストで冴えなかった。2012チャンピオンのNo.1 中嶋一貴は、タイムで実弟・中嶋大祐の後塵を浴びた。「兄弟バトルが…」と尋ねる記者に『それどころじゃない…』という表情で答えるなど、危機感が高まっていた。だが、そこはTOM'Sと一貴のこと。昨年の最終戦でも第1レースは苦しんでも、最後は栄冠を掴む勝負強さがある。やはり開幕戦の優勝候補、2013タイトル候補に挙げられるであろう。
 今シーズンを、新生スーパーフォーミュラを占う大事な一戦となる開幕戦鈴鹿は、4月13日(土・予選)、14日(日・決勝)。これは間違いなく必見のレースだ。

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No.10 塚越広大
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No.7 平川亮

Race Format

第1戦 鈴鹿サーキット
レース距離300km  (5.807 km × 51 Laps = 296.157 km)
予選方式ノックアウト予選方式
決勝中のタイヤ交換義務なし
決勝中の給油作業義務なし
燃料タンク容量制限 なし (車両側の最大容量 約110L)/満載時のガソリン重量 約83kg
○レース完走に必要な燃料総量 : 約150L + 低速周回3周分* (燃料消費2km/Lと想定)

*低速周回3周=ピット→グリッド/フォーメーションラップ/ゴール→車両保管

○燃料補給におけるガソリン流量 : 毎秒約2.5L
タイヤ ブリヂストン製ワンメイク/ドライ、レインとも年間を通して1スペック
○タイヤ使用制限:
・ドライ(スリック)=プラクティスセッションおよび決勝レース用として4セット

※フリー走行およびウオームアップ走行にかぎり前大会からの持ち越しユーズドタイヤ
 1セットの使用が認められる

・レイン=大会期間中を通して4セット
ピットレーン走行によるロスタイム=30秒弱