2013 SUPER FORMULA
Round3 Fuji Speedway
- Fuji Speedway
- 公式予選
決 勝 -
: 2013年7月13日(土)
: 2013年7月14日(日) -
富士スピードウェイ : 4.563 km
Free Practice
一発のアタックを見事に決めロッテラーがトップタイム
2番手は一貴とTOM'Sのワン・ツー。そしてデ・オリベイラ、デュバルと続く
No.2 アンドレ・ロッテラー
第3戦富士スピードウェイの予選日、午前8時50分から1時間のフリー走行が行われた。サーキットの上空は霞のような薄い雲が掛かる。少し蒸し暑さはあるものの、気温も30度を超えず天候は良好で、コースはドライ。
開始10分。まずターゲットになるトップタイムを出したのはNo.31 中嶋大祐(NAKAJIMA RACING)で1分26秒649。すぐにNo.39 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)が1分26秒605でトップを奪い、続けてNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM'S)も1分26秒622を出し2番手に。一貴は更にタイムを上げ1分26秒311で最速になる。さらにNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)、No.10 塚越広大(HP REAL RACING)らも1分26秒台で一貴の後ろに並ぶ。
そして、セッションの折り返しとなる30分経過時点でNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)が1分25秒674を叩き出して、トップに立つ。直後にNo.8 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)が1分25秒801まで刻んで、2番手となる。この時点の3、4番手は小暮と塚越だったが、ともに26秒台だった。
この後、35〜45分経過時点では各車は一度ピットイン。セッション終盤に向けてのセッティング変更、ニュータイヤの準備に入る。このころ、前戦優勝したNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が1分25秒910を記録し、5番手に。ロッテラーはセッション最初にピットを出たが、トラブルがあったのか、以後走行ほとんどしていなかった。
No.1 中嶋一貴
そして、ラスト10分でNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)が1分25秒549を記録し、一気にトップとなる。この直後、各車が続々とピットアウト。各車はニュータイヤで予選を想定したラストアタックに入る。タイヤが温まったラスト3分から凄まじいアタックが戦となり、1分25秒台前半が連発され、トップも小暮、No.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)、一貴と刻々とトップが変わっていく。
その中、ロッテラーが一発アタックを決めて1分24秒986を叩き出して、トップを奪い取る。デュバルは24秒台に入れられず、1分25秒091で2番手。そして、続いてアタックした一貴も1分24秒994としたが、ロッテラーには届かず。チェッカー周には、デ・オリベイラが1分25秒061を出すものの3番手に留まった。
これで、この走行のトップはロッテラー。2位もTOM'Sの一貴で、1分24秒台でのワン・ツーとなった。
No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
フリー走行1回目 トップタイム
セッションの前半は、ギヤボックスにちょっと問題があって走れなかったんだけど、走り出したらクルマのバランス自体は良かった。ただ、すごく暑くてダウンフォースも出ていなくて、コンディションは良くなかったよね。
No.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)
トップタイムではあったけど、ギャップがすごく小さい。みんなのタイムが接近しているから、すぐに5つぐらいはポジションが変わっちゃう状態だ。だから、すべてをまとめるのは、結構難しいよね。グリップする範囲がものすごく限られていて、タイヤも1周しかもたない。1周したらグリップが一気に落ちるんだけど、走り終わってみたらタイヤは新品みたいな感じ。つまり十分にタイヤを使えていない状況なんだ。ただ、滑っているって感じ。
だから、予選に向けてもいいチューニングを見つけるのが重要だと思う。そうしないと、完璧なラップが刻めないよね。それほどセットアップを変える必要はないと思うけど、ちょっとしたアジャストをして、Q3でもトップタイムを出せればいいなって思っているよ。