SUPER FORMULA Logo

SUPER FORMULA Official Website

JapaneseEnglish

2013 SUPER FORMULA

Round3 Fuji Speedway

  • Fuji Speedway
  • 公式予選
    決  勝
  • : 2013年7月13日(土)
    : 2013年7月14日(日)
  • 富士スピードウェイ : 4.563 km

Preview

戦いは中盤戦!さらにホットに
高速コース富士での一戦はシリーズ制覇の鍵に

image

2012 Round4

スーパーフォーミュラとなって2戦が終了。続く第3戦富士では、シリーズも中盤戦に突入だ。前戦オートポリスは雨にほんろうされ、不本意に終わったドライバー、チームも多かったはず。それだけに、この富士で結果を残せないとチャンピオンシップでのポジションが厳しくなる。つまり、ここがスーパーフォーミュラ初代チャンピオンという栄光への最初の関門だ。各選手としては必勝で臨むことになる。迫力ある高速コース、富士スピードウェイで開催される注目の第3戦は、予選7月13日(土)、決勝は14日(日)だ。

高速コースを得意とするのは?

 第3戦の舞台は約1.5kmという世界屈指のロングストレートを持つ超高速コース、富士スピードウェイ。この富士を得意とするチームといえば、PETRONAS TEAM TOM'SとLenovo TEAM IMPULがまず挙げられる。昨年、一昨年はNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)が連勝。スーパーフォーミュラ(フォーミュラ・ニッポン時代を含む)で富士最多勝なのは、34戦で11勝を挙げているLenovo TEAM IMPULとなる。
 となれば、本命は富士3連勝を狙うロッテラー。そしてチームメイトで昨年の富士ポールポジション、No.1 中嶋一貴のPETRONAS TEAM TOM'Sコンビか。対抗にNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラとNo.20 松田次生のLenovo TEAM IMPULコンビ。だが、特にデ・オリベイラと松田は、この2戦悪くない戦いをしているものの勝利には届いていない。チャンピオンシップを戦い意味でも、ここでは勝利という結果が欲しい。

photo
No.2 アンドレ・ロッテラー/舘信秀監督
photo
No.20 松田次生

正念場の第3戦に挑む者たち

 さて、この2チームのエンジンはトヨタ。富士はトヨタのホームだけに強さを見せるのも道理だ、しかし、エンジンのパワーがモノを言う高速コースだけにホンダも意地を見せたい。今年は、現行のV8エンジンのラストイヤー。先のパドックレポート第2回にあるように、エンジンの戦いも例年以上のものある。
 Honda陣営の筆頭となれば、開幕戦鈴鹿で優勝しているNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)であろう。また、雨の第2戦こそアクシデントに見舞われノーポイントだったNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)も、優勝候補に挙げられる。ただ、小暮の記録としては、富士は未勝利、ポールも1回と得意なコースとは言えないのかも。

 この2人以外では、開幕の鈴鹿で4位、第2戦オートポリスで初表彰台(3位)のNo.16 山本尚貴(Team 無限)も気になる存在だ。潜在能力は十分と言われながら、なかなか結果が残らずスーパーフォーミュラ4年目。今年こそ初優勝の3文字を掴むチャンスだろう。
 他に、富士を得意とするドライバーを挙げればNo.8 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)やNo.38 平手晃平(P.MU/CERUMO・INGING)が挙げられる。
 今季は全7戦。中盤戦の最初となる第3戦までにある程度の結果、ポイントを手にできないとチャンピオンシップから脱落となりかねない。中嶋一貴やNo.10 塚越広大(HP REAL RACING)としては、正念場の一戦となるだろう。

photo
No.40 伊沢拓也
photo
No.8 ロイック・デュバル

若手、新人の活躍も十分ありうる

 そして、大いに期待したいのはNo.7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)だろう。ルーキーながら開幕戦で8位、雨の第2戦でも7位と連続ポイントを挙げ、周囲を大いに驚かせている。富士は走り慣れているコースであり、チームメイトのデュバル、そしてチーム自体も富士をよく知っているだけに、バックアップも十分だ。3連続ポイントどころか、表彰台も十分な射程だと言えよう。過去、伊沢や平手などが富士でパフォーマンスを見せて、ドライバーの地位を確立させている。平川にとっても、スーパーフォーミュラでの最初の富士で大きなインパクトを期待したい。

 また、フォーミュラではないが、今年のSUPER GTで優勝を掴んだのが、No.62 嵯峨宏紀(TOCHIGI Le Beausset Motorsports)、No.15 小林崇志(Team 無限)の2人。他のカテゴリーではあるが、ブレイクスルーのきっかけのきっかけにもなるはず。共に初ポイント獲得を期待したい。

photo
No.7 平川亮
photo
No.15 小林崇志

photo