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　タイヤを温める必要もあるため、コースオープンと共に全車が走行を開始。そして開始6分、最終戦鈴鹿で今季のチャンピオンを決めたNo.16 山本尚貴（TEAM 無限）が1分24秒205を叩き出す。2008年以来破られなかったコースレコード1分24秒290（記録は松田次生、マシンはFN06/トヨタ）を更新してみせる。すると、すぐにNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ（Lenovo TEAM IMPUL）が1分23秒942と、23秒台に入るスーパーラップを決めてみせる。2番手はNo.40 伊沢拓也（DOCOMO TEAM DANDELION RACING）も1分23秒055、No.32 小暮卓史（NAKAJIMA RACING）と代わっていく。
　そしてセッションの半ば、16分過ぎにNo.20 松田次生（Lenovo TEAM IMPUL）が僚友のデ・オリベイラのスーパーラップを上回る1分23秒700でトップに立つ。

No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

　そしてラスト3分でNo.40 伊沢が1分24秒036で3番手に浮上。だが、これをNo.32 小暮卓史が1分24秒010で上回ってみせる。この後、チェッカーまで上位陣の順位変動はなくチェッカー。
　トップは自身のレコードを書き換えたNo.20 松田。2番手にNo.19 デ・オリベイラとこのフリー走行はLenovo TEAM IMPULのワン・ツーとなった。3、4番手はNo.32小暮、No.40 伊沢とHondaユーザーが入った。
　このセッションでは多くがユーズドタイヤを使用し、後半にニュータイヤを投入しなかったので、タイムの更新が鈍ったとも見られる。予選では、ニュータイヤによる猛烈なアタック合戦、そしてレコードタイムの更なる更新が予想される。

No.32 小暮卓史

フリー走行 トップタイム
No.20 松田次生（Lenovo TEAM IMPUL）

　走り始めから、フィーリングも悪くなかったですし、路面が良くなるにつれてタイムも上がって行った感じですね。走り始めの路面はまだ埃っぽかったです。SUPER GTの予選セッションも短かったですし、いつものフォーミュラでの路面の上がり方とは違いました。でも、走っているうちに良くなって1分23秒台に入ったという感じです。使ったタイヤは、多分みんな同じだと思うんですけど、最終戦・鈴鹿のQ1とかQ2で1アタック品じゃないですか。僕のもQ1で1アタックした物です。夏場はどうしてもダウンフォースが少ない分、リヤのオーバーステア傾向が強いんですけど、今日は気温も低いですし、アンダー傾向が出ていました。そこから修正して行ったんですけど、最初からハズしていないという感じですね。今回は久々の計時予選なので、クリアラップを取ることと、タイヤの温め方が重要。そこを上手くできれば、PPは獲れると思います。今回は2セット、ニュータイヤがありますけど、予選の時間も25分しかないので、GTと同じでタイミングを待って、ニュータイヤでバン、バンと行く形になると思います。ユーズドでの確認はなしで。今回は、何が何でもポールポジションを獲りに行きますよ。