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2013 SUPER FORMULA

JAF Grand Prix FUJI SPRINT CUP

  • Fuji Speedway
  • 公式予選
    決  勝
  • : 2013年11月23日(土)
    : 2013年11月24日(日)
  • 富士スピードウェイ : 4.563 km

Preview

SF13の見納め、山本 vs ロッテラーの改めての勝負にも注目!!
3つの“THE FINAL”が見逃せない!富士スプリントカップ

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最終戦鈴鹿での新チャンピオン山本尚貴の誕生をもって2013年の全日本選手権スーパーフォーミュラのシリーズ戦は幕を閉じたが、レースシーズンはまだ終わらない。11月23、24日、富士スピードウェイで今季のラストを飾るビッグレース「JAF Grand Prix SUPER GT & SUPER FORMULA FUJI SPRINT CUP 2013」が開催される。
このレースは現行マシン“SF13”のラストレースであり、最終戦は欠場だったロッテラーも参戦し、山本尚貴と改めての勝負となる。見逃せない話題の多い今季を締めくくる一戦であることは間違いない。

ビッグタイトルの懸かるスプリント大会

 この「JAF Grand Prix SUPER GT & SUPER FORMULA FUJI SPRINT CUP 2013(富士スプリントカップ)」は、JAFグランプリの冠を頂くレースである。日本の自動車振興やモータースポーツを司るJAF(日本自動車連盟)がF1の日本グランプリに次ぐ存在として位置づける大会だ。
 また現在のSUPER FORMULAとSUPER GTという国内最高峰のダブルヘッダーは2010年から始まったが、JAFグランプリ富士スプリントカップとしての開催は残念ながら今年が最後。その意味でもこの“THE FINAL”は見逃せないだろう。もちろん、これに勝ったドライバーは歴史に名を残すことになるため、ドライバーやチームも意欲的なレースをしてくれるはずだ。

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V8エンジンが響くラストレース

 今季使用したレースカー“SF13”は、昨年まではFN09と呼ばれたもので、2009年(当時はフォーミュラ・ニッポン)から5シーズンに渡り使用されてきた。トヨタまたはホンダのV型8気筒3400cc自然吸気エンジンを搭載し、米国スイフト社の空力重視のシャシーを使用している。数々の名勝負やレコードタイムを生み出したマシンだが、来季から新型シャシー&エンジンとなるため、真剣勝負の場で見せる空力を活かした高速コーナリングやV8エンジンのサウンドは、この富士スプリントカップが最後となる。この2つめの“THE FINAL”もぜひ目に、耳に焼き付けて欲しい。

今季を締めくくるチャンピオン対決

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No.16 山本尚貴
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No.2 アンドレ・ロッテラー

 シリーズ最終戦・鈴鹿で、No.16 山本尚貴(TEAM 無限)が13ポイント差を逆転し、スーパーフォーミュラの初代チャンピオンとなった。そして、惜しくもタイトルを逃したNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM'S)とNo.8 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)の2人は最終戦を欠場したため、この富士スプリントカップがSUGO大会以来のスーパーフォーミュラ出場となる。山本は「ロッテラー選手と戦うのは楽しみ」と語り、ロッテラーも「鈴鹿を走れなかった分、僕の走りを見て欲しい」と自信を覗かせる。まさに富士スプリントカップは、今シーズンの“THE FINAL”でもあるのだ。
 もちろん、富士スプリントカップでの連覇を狙うNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)や昨年のチャンピオンNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)、最終戦の勢いを持ち込みたいNAKAJIMA RACINGのNo.32 小暮卓史&No.31 中嶋大祐、逆に最終戦の悔しさを晴らしたいNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、富士を得意とする若手のNo.7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)やNo.39 国本雄資(P.MU/CERUMO・INGING)らの活躍も期待される。

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No.40 伊沢拓也
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No.1 中嶋一貴

スプリントだから予選からゴールまでヒートアップ!

 富士スプリントカップは、決勝100kmのスプリントで行われる。給油やタイヤ交換の義務はなく、ピットインせずにゴールまで走りきる。このため、ドライバーは燃費やタイヤの消耗を気にせず思いっきり走れるため、最初から最後まで全開のスリリングなレースになる。
 そして、決勝距離が短いだけにスタート位置が前の方が有利。このため予選からヒートアップが期待される。今大会の予選は25分間、全車走行の通常予選。セッション序盤はセッティングと最初のアタック。そしてラスト10分で一斉にラストアタックし、立て続けに最速タイムが更新されるだろう。静と動のフォーミュラらしい予選も楽しみだ。

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No.32 小暮卓史
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No.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ

 また、往年の名ドライバーが再びレースをするGOOD SMILE LEGEND CUP(レジェンドカップ)も注目だ。今年はGAZOO 86/BRZ Raceとのコラボレーションで同シリーズに参加するトヨタ86を使用し、そのマシンのペアドライバーと組んでのレースになる。このペアには星野一義/一樹親子や中嶋悟/一貴親子などの特別ペアも登場する。

 レース以外にもシーズン最後の特別戦らしくイベントなども豊富に行われる。モータースポーツシーズンを締めくくる意味でも、今週末、11月23、24日は富士スプリントカップで楽しんでもらいたい。


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