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2011 Formula NIPPON

Round3FUJI SPEEDWAY

  • 練習走行
    公式予選・決勝
  • :2011年7月16日(土)
    :2011年7月17日(日)
  • 富士スピードウェイ:4.563 km
    決勝レース:44 Laps [200.772 km]

Preview

予選、決勝を1日で開催!
緊迫の一発勝負!密度の濃いワンデーレース

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2010年 第3戦

新鋭選手の活躍が目立つ2011年の全日本選手権フォーミュラ・ニッポン。シリーズ前半戦のキーポイントとなるのは、7月16、17日に開催される第3戦富士スピードウェイであろう。しかもこの一戦は日曜に予選・決勝を行う、いわゆるワンデーレースだ。走り込みの少ない新鋭勢には試練に、ベテラン勢には巻き返しの好機と言えよう。それだけにチャンピオンシップの鍵を握る重要な戦いとなりそうだ。

世界に知られる超ハイスピードコース

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No.37 中嶋一貴
 第3戦の行われる富士スピードウェイは、メインストレートが約1.5kmもあり、このロングストレートと中高速コーナーがキーになる世界屈指の“超”ハイスピードコースだ。まず、圧巻はロングストレート中央過ぎで記録される最高速。フォーミュラ・ニッポンのマシンでは300km/hを超える。そして、その最高速からフルブレーキングして飛び込んでいく1コーナーがまず抑えておきたい観戦ポイントだ。単独走行でも迫力だが、ストレートでのスリップストリーム(高速走行で相手の背後に入り込んでからの追い抜く戦法)やオーバーテイクシステム(一定時間エンジンの回転数を増す仕組み)を使っての高速バトル、そして1コーナーでのブレーキング競争は正に興奮の一瞬と言える。
 高速セクションだけでなく、ダンロップコーナーからパナソニック(最終)コーナーまでのテクニカルセクションも見応えがある。高速セクションを優位にするため、富士では低ドラッグ(抵抗を減らす)方向のマシンセッティングを行うが、これが行きすぎるとテクニカルセクションで踏ん張りが利かなくなる。この性格が反対な2つのセクションを考慮した上で、どんなセッティングをするのか? また、低ドラッグ仕様で踏ん張れないマシンをドライバーがいかに操るのか? こんなところも富士観戦のポイントになっている。

集中力、決断力が問われるワンデー開催

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No.32 小暮卓史
 通常のレースでは、土曜に予選、日曜に決勝と分けて行われるが、この大会では土曜(16日)は練習走行のみで、日曜午前に予選を行い、午後に決勝レースを実施する。通常日程なら予選で失敗しても、立て直す時間が一晩あるわけだが、ワンデーレースではそうは行かない。セッティングの失敗はもちろん、ましてやクラッシュは許されない。各ドライバー、チームは集中力を高めて臨むだろう。
 また、予選後に天候が変わったり、予選でセッティングに失敗してしまうと、決勝ではノーチェックのセッティングで走ることになってしまう。ワンデーレースは、決断力、さらには状況に合わせた応用力も問われる非常に難しいレースと言えよう。一方で、ファンにとっては選手の力量を読み取りやすい、また1日で2度オイシイ、いつもと違うフォーミュラ・ニッポンになるはずだ。

オリベイラ、小暮の巻き返しか、それとも…

 このようにワンデーレースは、どちらかと言えば経験豊富なベテランに有利だ。今季はまだ本領を発揮できていないジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(No.1 TEAM IMPUL)や小暮卓史(No.32 NAKAJIMA RACING)にとっては、絶好のチャンスとなるはず。また、富士を得意とする平手晃平(No.2 TEAM IMPUL/昨年の富士勝者)や石浦宏明(No.8 Team KYGNUS SUNOCO)、大嶋和也(No.7 Team LeMans)は、ここで勝利を掴んでタイトル争いにも名乗りを挙げたいだろう。
 トヨタのホームコースである富士は、前戦優勝の中嶋一貴(No.37 PETRONAS TEAM TOM'S)にとっても経験十分のコースだ。3戦連続の表彰台となれば、一躍タイトル争いの本命となるだろう。もちろん、開幕戦を制した僚友アンドレ・ロッテラーもこの一戦からシリーズに復帰(前戦欠場)。一貴の活躍には、大いに刺激を受けているはず。チームメイト同士の緊張感ある戦いは、まさにフォーミュラレースの“華”だけに、ここにも注目したい。

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No.2 平手晃平
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No.7 大嶋和也

 なお、予選/決勝は17日(日)だが、15日(金)の午後には合同テストが、そして16日(土)は公式練習走行(午前、午後)が行われる。そしてピットウォーク・キッズピットウォークはいつも通り土曜日にも行われる。
 フォーミュラ・ニッポンのマシンや各選手の走りをじっくり見たい、また選手や監督に接近したいと思う方は、15日、16日というチャンスをぜひ活かして欲しい。

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