2011 Formula NIPPON
No.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ
8月7日午前、インリンクもてぎでフォーミュラ・ニッポン第4戦の決勝日フリー走行が行われた。30分間の走行で、昨日ポールポジションを獲得したNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)がトップタイムを叩き出した。
No.16 山本尚貴
昨日は予選終了後から夜にかけ、ところにより強い雨も降った栃木県。だが、この日の午前は、晴れ。夏空の強い日差しが戻ってきた。そんな中、8時35分から30分間のフリー走行が行われた。
昨日は比較的過ごしやすい気温だったが、今日は午前から気温が上昇。決勝レースも暑い気温、高い路面温度が予想されるため、走行開始から各車は積極的に走行し、セッティングのチェック、タイヤの確認を行う。
走行開始から5分ほどでNo.16 山本尚貴(TEAM 無限)が1分38分台、次のラップでは37秒328としてトップに立つ。それに次いだのは、昨日の予選でポールポジションを獲得したNo.1 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(TEAM IMPUL)、そしてNo.41 塚越広大(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)ら。10分経過時点で、昨日のQ3でアタックを失敗して8位に終わったNo.2 平手晃平(TEAM IMPUL)が1分37秒951で2番手に上がってくる。
No.2 平手晃平
セッション半ば時点で、トップは山本、これにデ・オリベイラ、平手とIMPUL勢が続いた。この頃になると、決勝に向けたセッティング調整のために各車がピットインを繰り返す。
No.32 小暮卓史
そしてラスト10分。デ・オリベイラが1分36秒896を記録し、トップを奪う。そして、ラスト5分でホンダのエース、No.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が38秒072で4番手に浮上。さらに茂木町にチームガレージがあるNo.62 嵯峨宏紀(Le Beausset Motorsport)が1分38秒088で5番手に。この後大きな変動はなく、セッションは終了。
No.1 デ・オリベイラは好調を維持し、ただ一人1分36秒を記録。昨日の2セッションに続き、予選日朝もトップで走行を終えた。2番手には地元・栃木出身のNo.16 山本、No.2 平手と前日のQ3で思うようなタイムが出せなかった2人、さらに4番手には予選9位とQ2落ちを喫した小暮と、それぞれ決勝への巻き返しを期待させるポジションに付けた。
No.62 嵯峨宏紀
今季3連勝中のPETRONAS TEAM TOM'Sは、第2戦優勝のNo.37 中嶋一貴が6番手(1分38秒440)、予選2位のNo.36 アンドレ・ロッテラーはなんと11番手(1分38秒904)。少々心配な位置だが、燃料満タンでの走行テストとも予想され、早くも決勝への駆け引きが始まっているのかもしれない。