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SERIES STATEMENT

2014年全日本選手権スーパーフォーミュラシリーズの開催にあたり

 今シーズンのスーパーフォーミュラは、11エントラント、19名のドライバーが全日本選手権タイトルを懸けて戦いを繰りひろげます。今年は新たに、Formula 1経験のあるドライバーが2名加わり、よりハイレベルな戦いとなることが期待されます。

 この戦いを勝ち抜き、年間チャンピオンを獲得したドライバーには、株式会社日本レースプロモーションより、年間ドライバーズチャンピオンカップと賞金が授与されます。加えて自由民主党モータースポーツ振興議員連盟より自由民主党モータースポーツ振興議員連盟杯が贈られ、観光庁より観光庁長官杯が交付されます。
 また年間チャンピオンチームには、経済産業省より経済産業大臣杯と株式会社日本レースプロモーションより賞金が授与されます。

 2014年のレース開催カレンダーは全7大会で行われます。例年の通り、4月の「鈴鹿2&4」が開幕戦となり、続く第2戦は5月、第3戦は7月に、富士スピードウェイにて連戦で行います。また第4戦のもてぎ大会は日程を8月の下旬に移し、「もてぎ2&4」として開催し、続く9月には第5戦オートポリス、第6戦SUGOと、九州地方から東北地方へと転戦致します。
 そして最終戦11月の鈴鹿大会は、一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)様から主催者様への要請により、過去に様々な名勝負を生みだした「JAF グランプリ」の称号が与えられ「第13回JAF鈴鹿グランプリ」として開催される運びとなりました。

 これらのレースの模様は、株式会社ジェイ・スポーツのご協力により全国に生中継されるほか、BSフジによる大会毎の特別番組、フジテレビのCSネクストとCSONEによるF1生中継番組内の「スーパーフォーミュラTV」を通じて、全国のモータースポーツファンにお届けいたします。

 予選・レースの形式につきましては、予選はすべてノックアウト方式、決勝レースは距離を220〜250kmと置いて、基本フォーマットと致します。ただし、最終戦鈴鹿と5月の第2戦富士のレースには2レース制を導入し、ファンの満足度のいっそうの向上を目指します。

 今シーズンの最大のニュースは、昨年来開発を続けて参りました新型レース車両「SF14」の投入です。この新型車両はフォーミュラカー本来の速さと環境への配慮を両立させたもので、シャシーはイタリアのダラーラ社と共同開発。「クイック&ライト」を基本コンセプトとしています。
 エンジンは、ホンダ、トヨタが開発し、供給致します。2リッター、直列4気筒、ダウンサイジングで軽量化を図り、同時にダイレクトインジェクション、ターボ過給、及び燃料リストリクターの採用により、リーンアプローチを追求した結果、優れた燃焼効率による燃費向上と、高いパフォーマンスを両立させたものとなっております。
 既に合同テストを鈴鹿、富士で行い、アジア最速のフォーミュラカーに相応しいパフォーマンスを発揮しております。

 このスーパーフォーミュラレースを、世界的ハイレベルなカテゴリーの一つとして、日本の全てのモータースポーツファンの皆様に、是非ご覧いただきたいと願っております。

 また日本レースプロモーションは、アジア最高のフォーミュラカーレースを目指し、今年も継続してアジアに目を向けて参ります。
 まずは、原点に立ち返り、アジア地域でのスーパーフォーミュラレースの認知度UPを図っていく所存です。その一つとして、東南アジア地域でのライブ中継放送をスタートさせ、同時にオンデマンドによる映像配信も準備を進めております。またインド出身のナレイン・カーティケヤン選手のエントリーにより、インド国内でのスーパーフォーミュラへの関心が高まることが予想され、インド国内のスポーツ専門チャンネルにおいても、ライブ中継放送実現の交渉を続けております。

 最後に協賛企業をご紹介させていただきます。
 シリーズパートナーとして、これまでと変わらず本田技研工業株式会社様とトヨタ自動車株式会社様。またシリーズサポーターとして、こちらも引き続き株式会社ブリヂストン様。さらにプロモーションパートナーとして従来よりご支援いただいております株式会社ジェイ・スポーツ様、人気酒造株式会社様に加えまして、今季より新たに日立オートモティブシステムズ株式会社様とスカパーJSAT株式会社様よりご協賛賜る運びとなりましたことをご報告させていただきます。

 以上の通り本年度のスーパーフォーミュラは文字通り一段とパワーアップし、モータースポーツファンの皆様により高度な戦いをご覧いただく所存です。
 今後ともスーパーフォーミュラにご支援ご協力を賜りますよう、お願い申し上げます。


株式会社日本レースプロモーション
代表取締役社長  白井 裕
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