SUPER FORMULA Logo

SUPER FORMULA Official Website

JapaneseEnglish

2013 SUPER FORMULA

Round2 Autopolis

  • Autopolis
  • 公式予選
    決  勝
  • : 2013年6月1日(土)
    : 2013年6月2日(日)
  • オートポリス : 4.674 km

Preview

今シーズンの流れを見定めろ!
実力が試される難コースのオートポリス

image

2012 Round3

昨年とは違った勢力図を垣間見せた4月の開幕戦鈴鹿。伊沢拓也が輝き、小暮卓史が復活の兆しを見せた。果たして、それが今季の流れとなるのか? それとも開幕戦で本来の力を発揮できなかった2012年チャンピオン中嶋一貴らが巻き返すのか? 今年のSUPER FORMULAを見定めるためには、チャレンジングなサーキットとして知られるオートポリスで行われる第2戦が見逃せない。注目の一戦は、予選6月1日(土)、決勝は2日(日)だ。

開幕戦に続きレコードラッシュとなるか?

photo
No.40 伊沢拓也
 オートポリスは、大分県と熊本県の県境近く阿蘇山麓の一角にある緑豊かなサーキットだ。山間にあるだけに、アップダウンもきつく、一方でアクセレーションを重視する中高速のコーナーが多い。多くのドライバーたちが勇気とテクニックが必要だという難コースでもある。
 路面は一昨年から昨年に掛けて改修され、一時期ほどタイヤへの厳しさは軽減したようだ。そして、今季のタイヤは昨年のものよりグリップが増えているだけに、コーナリングスピードはかなり高くなると予想される。つまり、ラップタイムの短縮は必至であり、開幕戦鈴鹿と同様にコースレコード更新も期待される。

小暮と伊沢の対決再び? それとも中嶋が食い込むか?

 ただし、タイムが上がれば結局タイヤに厳しくなるはず。そこで重要なのがピットインタイミングだ。開幕戦では300kmレースとあってフロントローに並んだNo.40 伊沢拓也(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)とNo.32 小暮卓史(NAKAJIMA RACING)が燃料搭載量やピットイン周回で違う作戦を採り、見ごたえあるレースを展開している。今回のオートポリスは通常の250kmレースではあるが、タイヤの状況も考え合わせて各チームの選手とエンジニアがどんな作戦に出るか注目したい。
 そしてレースでの戦略と言えば、昨年のチャンピオンであるレース巧者のNo.1 中嶋一貴(PETRONAS TEAM TOM’S)に目を向けたい。開幕戦は今季のタイヤにマシンを合わせきれず、苦戦を強いられた。だが、1戦を終了したことで手応えは有ったはず。タイヤを保たせ、終盤にスパートを掛けられるテクニックがあるチャンピオンだけに、このオートポリスで巻き返しとなることも十分予想される。

photo
No.32 小暮卓史
photo
No.1 中嶋一貴

未知のコースで驚異の新人・平川の実力が試される

 第2戦の優勝候補には、開幕戦でトップ争いを演じた伊沢、小暮、そして先に挙げた中嶋一貴以外にも、昨年のオートポリス戦優勝のNo.10 塚越広大(HP REAL RACING)も加えたい。そして、このコースが好きだというNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL)、その僚友であるNo.20 松田次生も要注意の存在だ。そして、開幕戦は欠場した2011年チャンピオンのNo.2 アンドレ・ロッテラー(PETRONAS TEAM TOM’S)、2009年チャンピオンであるNo.8 ロイック・デュバル(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)も第2戦より復帰。それだけにトップ争いは、非常に熾烈になるだろう。
 そして、デビュー戦でQ3進出の予選8位、決勝もラッキーがあったにせよ8位でポイント獲得を果たしたNo.7 平川亮(KYGNUS SUNOCO Team LeMans)からも目が離せない。ただ、平川はレースでオートポリスを走ったことがない。彼が未知のコースをいかに攻略するのか? 海外の実力ある選手は、未知のコースでも最初から速さを見せる。つまり、もし平川が初のオートポリスでも、Q3進出、ポイント獲得となれば、もはや新人という枠を超越した存在で論じなければならない。
 そしてエンジンウォーズ。開幕戦ではホンダ勢が予選ワン・ツー。決勝はホンダの優勝ながら、上位6台では3対3の互角だった。オートポリスはアップダウンがキツいだけに、エンジンのパワー、そして燃費も重要なファクターとなるはずだ。

 このように、さまざまな側面から今季を占うことができる第2戦オートポリス。ぜひサーキットで、それができない方はJ SPORTSなどで見逃さず観戦してほしい。

photo
No.10 塚越広大
photo
No.7 平川亮

photo