2014 SUPER FORMULA
Round4 Twin Ring Motegi
- Twin Ring Motegi
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公式予選 8月23日(土) /
決勝レース 8月24日(日) [52 Laps : 249.652 km]
ツインリンクもてぎ : 4.801 km
Free Practice
決勝日のフリー走行は代走カルダレッリがただ1人の1分34秒台
2番手に中嶋一貴、3番手には山本。ポールのデ・オリベイラは8番手に。
No.36 アンドレア・カルダレッリ
8月24日、全日本選手権スーパーフォーミュラ第4戦ツインリンクもてぎの決勝日を迎えた。午前9時50分から30分間のフリー走行が行われた。サーキット上空は青空が広がり、路面はもちろんドライ。気温は早くも31度、路面温度は42度と夏らしいコンディションとなった。
走行開始と共にマシンが続々とコースに出る。タイヤが温まるとすぐにNo.36 アンドレア・カルダレッリ(PETRONAS TOM'S SF14)が1分34秒289と34秒台に入れる。カルダレッリは次の周には1分34秒229までトップタイムを引き上げた。
これに続いたのは、チームメイトのNo.37 中嶋一貴(PETRONAS TOM'S SF14)で、1分35秒012。さらに昨日、エンジンの冷却にドライアイスを使ったことで予選タイム抹消となってしまったNo.1 山本尚貴(TEAM 無限 SF14)が1分35秒099と僅差で続く。
開始10分以降は、各車が決勝に向けてのコンスタントラップの確認に入ったのか、上位陣では1分35〜36秒での走行が続いた。
ラスト6分でNo.8 ロイック・デュバル(Team KYGNUS SUNOCO SF14)が、1分35秒287を出し、10番手から一気に4番手に浮上。続いて、ここまで15番手タイムだった予選2位のNo.40 野尻智紀(DOCOMO DANDELION M40T SF14)が10番手に浮上。そして、No.41 武藤英紀(DOCOMO DANDELION M41Y SF14)が野尻の前、9番手に割り込んだ。上位でのタイム変動は、結局この程度で、30分のセッションは終了。
No.37 中嶋一貴
このセッションのトップタイムは、ロッテラーの代走として出場するカルダレッリで、ただ1人の1分34秒台を出して獲得。これに一貴、山本、ロイック、No.31 中島大祐(NAKAJIMA RACING SF14)と続いた。
ポールポジションのNo.19 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ(Lenovo TEAM IMPUL SF14)は、1分35秒450で6番手。セッション最後に、ピットインしてタイヤ交換、給油のシミュレーションをしたデ・オリベイラだったが、再スタートでエンジンがストップ。再始動できずにこのままピットの中に入ってしまい、レースに向け不安を残した。
走行後にはデ・オリベイラを除く全車が、スターティンググリッドを利用してスタート練習を行っていた。もてぎは抜きにくいコースと言われ、スタートダッシュでのパッシングが重要となる。さらにSF14は、従来車のフットクラッチから、ハンドクラッチとなったため、各ドライバーはその接続感を確認していた。
No.1 山本尚貴
- レースが楽しみだよ
フリー走行2回目 トップタイム
昨日から今日にかけて、僕らはクルマのセットアップを少し変更したんだ。予選の時には、バランス的に満足のいくクルマに仕上がっていなかったから。僕にとってはこの1戦だけだから、チームに「とにかく何か違うことを試してみようよ」って提案したんだ。
アンドレア・カルダレッリ(No.36 PETRONAS TOM'S SF14)
結果として、その変更は悪くなかったんじゃないかと思う。最初にある程度燃料を積んだ状態で周回したらすごくいい感触で、その後、フルタンクにして連続周回したけど、他の選手と同じようなタイムで走れていたと思うから悪くなかった。まだもう少し詰められる部分があるとは思うけど、いい方向には向かっているよ。(前戦の8号車と)だいぶ乗り味も違うから、自分のドライビングも少し合わせ込まなくちゃいけなかったけどね。でも、東條さんと相談して、セットアップを変更して、クルマがどうなるかっていうことを見たかったし、結果は悪くなかったよ。だから、レースが楽しみだよね。