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2015 SUPER FORMULA

Round7 SUZUKA CIRCUIT 14th JAF GRAND PRIX SUZUKA

  • SUZUKA CIRCUIT
  • 公式予選 11月7日(土) / 決勝レース 11月8日(日)
    鈴鹿サーキット : 5.807 km

Race

Result Review Champion

Driver’s Champion : 石浦宏明(No.38 P.MU/CERUMO · INGING SF14)
Team Champion : PETRONAS TEAM TOM’S

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Driver’s Champion

石浦宏明(No.38 P.MU/CERUMO · INGING SF14)

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岡山で勝ったあとはすごくリラックスできるようになった
 とりあえず、ほっとしています。眠れないほどではなかったですが、やはりプレッシャーはありました。結構緊張もしていましたし。ただチームの雰囲気が明るいので、予選前でもふざけたり、おもしろい話をしたり、アタックに送り出してくれました。そういうのに助けられましたね。今週末、自分の実力を出し切れなかったらイヤだなと思ったのですが、自分としては力を出すことができたのかなと思います。ひとまず無事に終われてほっとしています。
 今週末、フリー走行で僕と(タイトルを争う中嶋)一貴選手がずっと下位に沈んでいて、ちょっとこれはマズいかなという思いはあり、不安にも思いました。ただQ1で自分が思っていた以上に、タイムを出すことができたんです。Q2、Q3ではあまりタイムが出ませんでしたが、Q1で自分的にはいい走りができて2番手を獲れたときに、このタイミングでこの走りができたということは、(いい流れが)自分に来てるのかなという感じがしました。レース中も勝手に前が開けたりとか、不安な要素がなくなったりしましたね。シーズンを通して恵まれた感じもありましたね。
 シーズンを振り返り、思い出すのは(第2戦岡山)初優勝ですね。それまで勝ってなかったし、2位は何度もありましたが、周りからは勝てないと言われていたし、それが自分へのプレッシャーにもなっていましたから。岡山で勝ったあとはすごくリラックスできるようになったし、自分のパフォーマンスも出せるようになりましたし、なによりも気持ちで負けないようになりましたね。それが一番大きいと思います。
 ずっとレースを始めた頃から(中嶋)一貴選手や(小林)可夢偉選手とやってきて、なかなか自分が目立つ番が来ませんでした。なんとか彼らと戦いたいという気持ちもありましたし、今年は可夢偉選手も参戦することになり、すごくうれしかったんです。外国人ドライバーを含め、高いレベルでの戦いがまたできるようになってうれしかったんです。
 このメンバーの中でいい結果を残せば、苦労してきた部分も恩返しになる…、そういう苦労したことも“見ていて欲しいな”と思ってました。それまで助けてくれた人たちがたくさんいるので、ほんとに一年一年がステップアップしてくる最中で、人に恵まれました。いろんな経験をさせてもらえてここに繋がっていったと思います。
 あっという間のシーズンでした。初優勝後は『ポイントリーダーだよ』『(ポイントリーダーが付ける)赤い(オーバーテイク)ボタンだよ』なんてふざけて言うくらい、チームとしても最終戦までこうやってリードできるとは思ってなかったんですよ。2勝目したあとくらいから、なんとなく雰囲気も変わり、シーズン終盤に向けて僕だけでなくチームとしてプレッシャーを感じてるような様子も見てとれたし。ただ、僕はSUPER GTでも同じメンバーでレースをしているので、同じ流れでやっていけるのでそれが良かったというか、シーズンを長く感じずに済んだかと思います。やりやすかったのも事実ですね。

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Team Champion

PETRONAS TEAM TOM'S

一貴はよくがんばってくれたと思う
舘 信秀 監督
 この会見で隣に座っているのが“中嶋一貴のはずだった”というのが正直な気持ちです(笑)。チームタイトルを3年連続で獲れて、とても良かったと思います。中嶋は今回、最終戦に向けては出だしから今いちだったので、心配はしていました。最終的にRace2で2位に入ったことは大いに評価できることと思います。一度(中嶋)一貴は(第2戦をケガで)休んでいるので、よくがんばってくれたなと思います。一方で、新チャンピオンが誕生するというのは(スーパーフォーミュラ全体において)大事な事だと思うので、良かったですね。
 今季はアンドレ(ロッテラー)も一貴も優勝はしましたし、チームタイトルは獲れたのですが、ドライバーズタイトルが獲れなかったのは、石浦が強かったからでしょう。彼がここまで来れたのは、人間性の良さでしょうね(笑)。
 来季ですか? ふたり(一貴とロッテラー)が乗りたいと言ってくれれば乗せますよ! まぁふたりとも(スーパーフォーミュラを)止めるつもりもないようだしね(笑)。来季は「36」と「37」のトムスナンバーで挑戦者となり、がんばります!

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