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Rd.3&4 SUZUKA

  • 公式予選:2009年5月16日(土)
    第3戦決勝:2009年5月16日(土)
    第4戦決勝:2009年5月17日(日)
  • 鈴鹿サーキット:5.807 km
    第3戦:12Laps = 69.684 km
    第4戦:17Laps = 98.719 km

Race

Rd.3 鈴鹿 決勝レポート

 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第3戦の決勝(12周)は、5月16日(土)の午後12時50分過ぎに全18台の車両が参加して始まった。降雨のために全車がウェットタイヤでレースに臨んだ。

PHoto

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レッドシグナル消灯とともに抜群の出足を見せたのは、予選4番手のNo.3 金井亮忠だった。ポールシッターのNo.9 野尻智紀と予選2番手のNo.12 松本武士は揃って出遅れ、最前列のこのふたりは予選3番手のNo.16 蒲生尚弥にも先行を許した。金井は1周目から果敢に逃げを打ち、ギャップを1秒また1秒と積み重ね、5周目終了時点では2番手の蒲生を約4秒も引き離していた。

一方、3番手の野尻は4番手の松本と接近戦を演じながら上位を追いかけるも、その差をなかなか縮められないでいた。レースが6周目に入るあたりから野尻は松本を引き離しつつ、蒲生との差を徐々に詰め始めた。
上位3台の戦いからは大きく離れていたが、No.17 三浦和樹を先頭とする5番手争いも激しかった。ペースの上がらない三浦をNo.2 石井一也、No.4 佐々木大樹、No.1 中山雄一の3台が猛チャージ。しかし、石井は7周目、中山は12周目、それぞれ雨に足をすくわれて5番手争いからは遅れた。結局、この5番手争いは最後まで佐々木を背後に押さえ込んだ三浦に軍配が上った。

再び上位に目を移すと、6周目より2番手の蒲生は首位を行く金井に徐々に詰め寄り始め、8周目終了時点ではその差を約0.7秒、9周終了時点ではその差を約0.3秒にまで縮めていた。しかし、勝負を懸けたヘアピンで蒲生が痛恨のミス。再び金井と蒲生の距離は開いた。また、その蒲生に迫りつつあった野尻だが、三つ巴の戦いに持ち込むには少し周回数が足りなかった。
結局、金井は蒲生の猛追撃から逃げ切り、FCJ参戦2年目にして嬉しい初優勝を飾った。2位には0.440秒差で蒲生、3位にはその蒲生に2.115秒差で野尻。なお、野尻はFCJ参戦3戦目にして初の表彰台獲得。以下、松本、三浦、佐々木と続いた。


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優勝:金井亮忠(東京中日スポーツ賞受賞)
「スタートがうまく決まって首位に立ち、そのまま逃げ切りで優勝できました。目の前に誰もいない状況で走れたのは気持ちよかったですね。水しぶきもあまりかかりませんでしたし。ただし、序盤は後続を引き離すレース展開でしたが、終盤には追いつかれるレース展開となってしまいました。テストでタイヤの空気圧の調整をあまり試すことができなかったうえに、今日は雨脚の変化も影響したのだと思います。明日はもっと楽に勝てるようにがんばります」

2位:蒲生尚弥
「1周目は自分のイメージどおりの走りができました。レース中盤から自分自身の走りもまとまり始め、終盤にかけては金井選手にも追いつくことができました。ただし、勝負どころだと考えていたヘアピンで自分が少しミスしてしまい、追い抜いて勝つことができませんでした。でも、自分の思い描いていた展開で走れたので、今日のレースには満足しています」

3位:野尻智紀
「FCJで雨の中を走るのは初めてだったこともあり、プレッシャーはありませんでしたが、少し不安を感じながらレースに臨みました。スタートでは少し出遅れてしまい、3番手に落ちてしまいました。しかし、雨のレースにも慣れてくると徐々にペースが上がり、ようやく2番手に追いついたところで、自分のミスで離れてしまいました。それがなかったら、もう少し上位の2台と戦えたと思います」


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