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Rd.5&6 MOTEGI

  • 公式予選:2009年5月30日(土)
    第5戦決勝:2009年5月30日(土)
    第6戦決勝:2009年5月31日(日)
  • ツインリンクもてぎ:4.801km
    第5戦:12Laps = 57.612 km
    第6戦:18Laps = 86.418 km

Race

Rd.6 もてぎ 決勝レポート

フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第6戦の決勝(18周)は、曇り空のツインリンクもてぎを舞台に、5月31日(日曜日)の午前9時15分すぎに全18台の車両が参加して始まった。路面はウェットながら、朝方まで断続的に降っていた雨はすでに止んでいた。

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レッドシグナルが消灯して、全車一斉にスタートという瞬間、予選2番手のNo.16 蒲生尚弥がエンジンをストールさせてグリッド上に立ち往生。すぐさま始動を試みて再発進したものの、後方集団に飲み込まれてしまった。蒲生はその後、速いペースで何台もの前走者を追い越すが、一方で勢い余ってコースアウトを何回も喫してしまい、最終的には10位に終わった。また、1周目にはやはりスタートで出遅れたNo.9 野尻智紀が、V字コーナーで蒲生と並走しているときに態勢を崩してコースアウト。そのままリタイアとなった。

ポールシッターのNo.4 佐々木大樹は、そのままトップを維持して周回を重ねていた。また、予選3番手のNo.3 金井亮忠は2番手へ、予選4番手のNo.17 三浦和樹は3番手へ、蒲生の後退にも助けられてそれぞれ順位を上げた。さらにその後方では、予選8番手のNo.5 銘苅翼が4番手へ、予選10番手のNo.10 朱戴維が5番手へとジャンプアップ。しかし、朱のペースはなかなか上がらず、後ろにはNo.12 松本武士、No.8 大谷飛雄、No.18 大谷涼、No.1 中山雄一が数珠繋ぎとなった。朱は粘り強い走りで後続を押さえ込んでいたものの、5周目には松本に攻略され、8周目には90°コーナーでオーバーランを喫して、最終的には入賞を逸する8位に留まった。

上位陣に目を向けると、約1秒のアドバンテージを持ってトップを走っていた佐々木に対し、2番手の金井が8周目からジリジリとその差を縮め始めた。0.1秒、0.1秒とタイムを削り取って、13周目終了時点ではその差を約0.4秒にまで詰めた。しかし、25歳の青年の追撃を受けても17歳の少年はまったく動じなかった。最後は約0.3秒差にまで詰められたが、佐々木が逃げ切って今季3勝目、シリーズポイントリーダーの座も堅守した。2位は金井で今季3回目の表彰台を獲得、3位は三浦で第5戦に続き表彰台を獲得した。以下、4位は松本、5位は銘苅、6位は大谷飛雄となった。


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優勝:佐々木大樹
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2位:金井亮忠
「今回も鈴鹿の大会のように、スタートでトップに立とうと考えていました。しかし、佐々木選手のスタートもよくて2番手までしか上がれませんでした。その後は攻めの走りもできて、佐々木選手に迫ることもできました。レース終盤には、ブレーキで自分のほうが勝っている箇所があり、また路面も乾いている部分も広くなってきたので、いつもと違うラインを採って攻めました。しかし、思った以上に滑ってしまうこともあって、抜ききるまでには至りませんでした。最終的には抜けなかったとはいえ、最後まで攻め続ける楽しいレースができました。次回の大会では優勝を目指します」

3位:三浦和樹(東京中日スポーツ賞受賞)
「今日のレースには、スタートをしっかりと決めようと考えて臨みました。スタートそのものは悪くはありませんでしたが、決して抜群だったとも言えず、それでも3番手に上がれました。路面が乾いてくるとタイムが上がってきましたが、トップの2台から遅れてしまったのは悔しさでいっぱいです。でも、限界までは攻めることができました。昨日、自分の課題として挙げていた精神面については、最後まで攻めの姿勢を保つという点ですごく成長できたと思います。次回の大会でも、トップ争いのこのイメージを忘れずに、このいい流れのままレースに臨みたいと思います」


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