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Rd.9&10 SUZUKA

  • 公式予選:2009年7月11日(土)
    第9戦決勝:2009年7月11日(土)
    第10戦決勝:2009年7月12日(日)
  • 鈴鹿サーキット:5.807 km
    第9戦:12Laps = 68.445 km
    第10戦:17Laps = 95.823 km

Race

Rd.9 鈴鹿 決勝レポート

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 フォーミュラチャレンジ・ジャパン(FCJ)第9戦の決勝(12周)は、ときおり日差しも覗く曇り空の鈴鹿サーキットで、7月11日(土曜日)の午後12時50分すぎに全18台の車両が参加して始まった。

 レッドシグナルが消灯すると、ポールポジションのNo.17 三浦和樹を筆頭に上位は揃って綺麗なスタートを決める。しかしその中でひとり、予選4番手のNo.3 金井亮忠だけはやや加速が鈍った様子で、1周目のS字コーナーでは予選5番手のNo.16 蒲生尚弥に並ばれ、競り合いの末に順位をひとつ落とした。
 一方、首位を行く三浦は予選2番手のNo.9 野尻智紀と予選3番手のNo.4 佐々木大樹を1周目から一気に引き離し、レース序盤から独走状態へ持ち込む構えを見せた。

 レース序盤、2番手から6番手までは1秒以内の僅差という接近戦。それでも周回を重ねるうちに、2番手の野尻と3番手の佐々木が抜け出す気配を見せた。早めに野尻を抜き去って、逃げる三浦を追いかけたい佐々木。三浦を追いかけたいが、まずは佐々木の攻撃に対する防御が先決の野尻。こうして野尻と佐々木が争う間に、首位の三浦は楽々と周回ごとに後続との差を広げていった。
 レースを全体的に眺めると、1周目から大きな順位変動こそなかったが、各所で散発的に競り合うドライバーたちが見られた。5番手争いを繰り広げる金井とNo.5 銘苅翼、10番手争いで抜いたり抜かれたりをレースで終始繰り返していたNo.11 元嶋亮二 No.15 服部竜也。いずれも手に汗握る攻防だった。

 さて、レースも終盤に差し掛かる9周目になると、ペースの落ち始めた2番手の野尻に対して3番手の佐々木がついに牙を剥いた。まず、130Rからシケインにかけて一気に差を詰めた。続く10周目、佐々木は第1コーナーから第2コーナーにかけての突っ込みで、いったんは野尻を抜いて2番手に浮上した。ただし、ここでは野尻も踏ん張ってS字コーナーの入り口で2番手を奪い返した。同じ周のヘアピンでは、再び佐々木が野尻の隙を窺った。さらに11周目に佐々木は、スプーンカーブの立ち上がりで加速重視を心がけ、130Rからシケインで勝負を懸けようという気配を見せた。
 しかし、佐々木の再三の仕掛けにも野尻は必死の防御で応酬。首位の三浦からは大きく離される結果となったが2位の座は最後まで守りとおした。

 優勝は三浦で、前大会から続く3連勝を達成。三浦が鈴鹿サーキットで表彰台に立つのはこれが初めてである。また、ポイントスタンディングでは佐々木に7点差にまで迫った。野尻はFCJ自己最高位となる2位となり、鈴鹿サーキットで開催された第2大会と合わせるとこれで3連続表彰台。3位は佐々木で、ポイントスタンディングでは辛くも首位を保った。


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優勝:三浦和樹(東京中日スポーツ賞受賞)
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2位:野尻智紀
「スタートはまずまず決めることができましたし、ポジションを維持したままレースを始めることになりました。でも、そのあとはなかなかペースが上がらず、トップとは大きく離されてしまいましたし、すごく後ろ向きのレースをしてしまったことは残念です。速さで三浦選手に負けていたことは事実なので、周回数も長い明日のレースではタイヤの空気圧などメカニックと相談しながら決めて、今度こそいいレースができるように心がけたいと思います」

3位:佐々木大樹
「FCJはいつもそうですが、接近戦の状況にあるレース前半が勝負だと考えていました。早く追い越して順位を上げたかったのですが、三浦選手も野尻選手も速くて、それは叶いませんでした。レース後半は野尻選手に接近してバトルもできましたが、レース中にここと決めていた場所、第2コーナーでの最大のチャンスの場面でしっかり抜ききれなかったことが、2位を逃す直接的な原因になりました。三浦選手を大きく逃がしてしまったことも残念でした」


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